53.ドカベン プロ野球編 全52巻/水島新司
……えー、無論これはまとめ買いしました。
ドカベンのシリーズは正直いきなり何かに取り憑かれた様に読みたくなったんで、無印・大甲子園・プロ野球編・スーパースターズ編・ドリームトーナメント編全部と、関連作品としての平成野球狂の詩・新・野球狂の詩、一球さん、球道くんといった作品をともかく安く!
入手してがががががががっと読んだんですね。
なおこのプロ野球編が一番安くなっておりました。全巻で相場5000~6000円。なのですが、その半額くらいで状態悪いけど読めるぜ、という奴を入手したんでねwwwwwww
時系列から言うと、
もともとのドカベン(高校編~里中が一端抜けるまで)
→大甲子園(里中復帰~水島高校球児+関連キャラのオールスター状態)の続き。
明訓五人衆+山田を倒したい同年代ライバルが12球団に散らばって9年間、FA宣言できる時までの話。
で、9年といっても。
オープン戦
→前半の試合多少
→オールスター戦
→経過説明
→日本シリーズ
→ドラフト
→オフの明訓五人衆での練習
の繰り返しなんだけどね。
その間に実際の目玉となる人々が出てきたり、架空のキャラが出てきたり、なんだけど。
正直言って、新たなキャラは今一つ。
特に早くから出てきて、西武に後から入ってきた犬飼知三郎(←お気に入り)とも一緒に投手仲間になる蔵のキャラは…… どうにも最後まで今一つだったなー。性格があかんかった。山田じゃなかったら操縦し切れなかったという感じだけど。
ただ後半で出てきたオリジキャラもそうだけど、キャラの裏づけがされてないのね。だからキャラぶれが起きたり、「あれ、何でこういう行動とってんの?」となることに。袖ヶ浦なんて正体謎なままだし。まあ3巻でちらっと雲竜が出てきてるくらいだから別人だろうけど。似てても。
明訓の連中は最初のドカベンで全部キャラの過去とか状況とか出てるから(微笑だけいまひとつわからない/それが彼のキャラの薄さにつながるんだけど)まずおっけー。
土井垣さんは元々「先輩」で「犬飼長兄のライバル」って位置づけなんでまあ。
ちなみに
山田→西武
岩鬼→ダイエー
殿馬→オリックス
里中→ロッテ
微笑→巨人
土井垣→日本ハム(これは大甲子園時点から。犬飼兄も)
元々のライバル
影丸→中日
不知火→日本ハム
土門→横浜
坂田→近鉄
中→ヤクルト
犬神→広島
犬飼(長男)→ダイエー
犬飼(次男)→阪神
あとで入ったのが
中西球道→ロッテ
犬飼(三男)→西武
まあホークス好きな作者だから岩鬼がそこに入ってるんだろーな。あぶさんもそうだったし。
山田は当時の状況、東尾さん監督~伊原さん~伊東さん時代ってことがあったろーなー。松坂が入った頃だったし。個人的にはデニーさん作中に出まくりだったのは嬉しいけど、出なくなるときにはぱたっと出さなくなるんだよな。2002年移籍ってことだから。……同じ歳だったのね……
要するにワタシ自身も珍しくプロ野球結構見ていた時なんだ(笑)。
オリックスにまだ当初はイチローが居て、殿馬と絡めたり。
だけどなー、基本マンガな人々だから、記録出しすぎwwwwwwww
あとこの時点の岩鬼の家庭の事情が出なかったのが残念。寮に住んでたりするから仕方ないけど。
つか水島作品って2000年代に入っても長屋で屋根板を上から木材だの石だので押さえる70年代以前からの「まじ長屋」をずーっとやっているからリアリティもへったくれもないな。
まあそれ言ってしまうと、大阪の坂田の家の周辺のやばさは「描いて大丈夫かいおい」というレベルだからなあ…… 通天閣見える辺りであの環境っていうと、今考えると怖すぎる。
あとはやっぱり土佐丸は別格なんだねえ、と。彼等は準決勝→翌年からライバル
しかしドカベン高校生の時の甲子園の決勝はいわき東で、炭鉱が廃坑になるから学校も終わりという状況っていう時代だったんだよなあ…… 彼等は出せないわな。
(と思ったらスーパースターズで出てきましたけどね)
……あと9年の長さは、サッちゃんだよな……
山田太郎と10歳くらい違うのかな? ともかく途中で髪切ったときが成長スタートで、あとどんどん「女の子」になってくんだよな。
ただ性格はやっぱり水島マンガの女子は「男子でもいい(水原勇気のように)」キャラでない限り何処か軽くなるんだよなあ…… 夏子さんの外見の感想とか……
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