65.メトロポリス/テア・フォン・ハルボウ
あれですよ。昔のSF映画。手塚治虫も、様々なアンドロイドものが影響受けたあの映画の、監督の当時の奥さんで、脚本書いたハルボウさんが書いた小説。
戦前っちゅーか、ほとんど昭和のはじめ。
……何か前に持ってたまた別のカバーの奴ので読みにくくてくるくるしていたんだけど、久々に読もうと思ったら二つ訳があるではないですか。
旧訳がハヤカワ。
ヒロインのマリアさん及び彼女をコピーしたアンドロイドの台詞が丁寧なのが特徴。
で、「 」が地の文の間になっていることが多くて、スピーディな感じや、単語の選び方がハードな感じがある。
んで新訳。中公。
イカレたアンドロイドの台詞がもろその調子になっているとこはいいなあと思うのよね。
ただし註がページごとに載ってる(特に初めのほう)のが邪魔かなあ……
で、台詞は改行してあるので普通に読みやすい。
マオヘーのあたりはこっちのほうが読みやすかったかなー。
どっちにしてもこの小説版にあって(最低118分版の)映画版に無いのが、ヨザファートさんの活躍とか、フレデルセンの母とのシーンとか、ゲオルギイがマオヘーで皆に悪影響与えたとか、フレーダーの名前のある友人ヤンww君のこととか、そういうとこかなー。
本当のおおもとが300分とか言われてるから(確か)そういうとこも入ってるのかしらん。
今のとこ150分版が完全版とは言われてるけど……
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