79.ながたんと青と-いちかの料理帖- 1~4巻/磯谷友紀

 電子で1冊無料、ってのはやっぱりこれはかなり読む奴には効くんだよなーくそー。


 この作者の絵はどっかで見たことがあると思ったら、メロディで「王女の条件」描いてたひとなんだなー、と。

 1巻読んで「……安く続きをっ」と思って検索したら出てきて納得。


 ちなみにやっぱり1巻読んで面白そうだった日高ショーコの明治初期百貨店話と迷ったんだけど、何度か読み返すか? と訊ねられた時にこっちだなー、という感じでとったざんす。


 んでこの話は戦後ちょい、講和条約結んだあたりですな。

 35歳くらいの料理人ヒロインと20歳くらいの大学生三男坊が何だかんだで結婚して、京都の店を建て直していくという感じの。

 年の差ラブと時代の変化と京都とごはんものの四段構え。

 その上小学生の養子が……! 旦那の方をお父さんと呼んでるけど、まだヒロインをお母さんと呼んでいない、というかどういう背景があるのかがこれからなんだよなあ……


 んで4巻末でよーやくやりましたよ!

 でもまだこの人達、気持ちがもだもだもだもだしてますがな!

 まだ戦友感だなー。旦那有能だけど若いしなー。

 しかしまあ何というかヒロインがそう老けて見えないというのは少女マンガ文法……


 仕方ないとは思うしこれからこの時代は出してくるひと居るとは思うけど、昭和30年辺りだと30代というのはまあ何というか既にそーとーおばさん感があったんだよ……

 民法変わる前は15歳で女子結婚できたから、下手するとその歳は孫が居てもおかしくない時代なんだよな。

 実際このヒロインは最初の旦那を戦争で亡くしてる訳だし。その時点で子供できていたら、……なあ。


 とはいえ、案外当時は年の差とか女の方が年上云々ってのは、結局は「情報の波」がある人々の中でしか関係無いんだよな。男子そーとー減っていたし。

 まあ下手にそこでつっつかない方がいいか。とまあここまで書いてしまったけど。

 でもまあフネさんが終戦時に40代そこそこで、カツオワカメが小学生と幼稚園前だ、ということを考えれば35歳でも子供はいけるいける。


 しかしどういう着地点を目指しているのか? さてさて。

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