35 アニメ化を考えたときにどうなのか?


 自分の作品がアニメ化されたり実写化されるっていう夢を、皆さん抱いてるんじゃないかと思います。


 それに関連してのお話なんですが、第17話で好きな漫画として挙げた『ワールドトリガー』、やはり心配な状況になってきました。


 第17話では詳しくは書かなかったのですが、連載の内容が、もうコミックス3巻分以上停滞しているんです(実際に発売されているコミックスでいうと、2巻とちょっと分)。


 作者がまた病気で描けなくなった、ということではありません。まあ、今でも時々休載することはありますが。


 ずーっと『遠征選抜試験編』をやっているんです。これはどういうことかといいますと、近界(ネイバーフッド:いわゆる異世界)へ大規模遠征するメンバーを決めるために、チーム編成をバラバラにシャッフルして選抜試験を行っている、ということです。


 遠征選抜試験は本来、A級チームとB級の上位2チームで行われるはずでした。それが、


①今後のボーダー(防衛機関)の主力となるB級中位以上のチームの隊員の適性と能力を測るため

②遠征メンバーを大幅に増員するので、B級3位以下のチームからも個人で何人か遠征隊員を選ぶため


という理由で、選抜の規模を拡大して行われることになったのです。


 ②の理由はわからないでもないですが、①の理由については、はっきりいって「今そんなことをやっている場合か?」という気がします。


 今回、B級チームからシャッフルして作った(人数調整のためにA級チームから4人参加していますが)11チーム✕5人が試験に参加することになりました。全部で55人ですよ?


 その中に三雲隊(玉狛第2)の4人がシャッフルされてしまうんだったら、せっかく勝ち取ったB級2位の地位って何だったんですか?


 やるんだったら、B級3位以下のチームだけでやればいいじゃないですか。


 しかも、今やっている試験が「第1試験」で、これを1週間やった後、「第2試験」からA級チームの隊員も加わる長時間戦闘訓練になるというんです。「第2試験」がシャッフルされたままのチームで行われるのかどうかは、まだわかりません。


 で、今第1試験の確か4日目位なんですが、連載中のジャンプスクエアで少なくとも15ヶ月やってるんですよ。まだしばらく終わりそうになくて、あまりにも長すぎます。


 しかもやっている試験の内容が、全くもって意味がわからない。「筆記試験」と「戦闘シミュレーション演習」なんですが、後者はパソコン上で行われる「将棋」みたいな感じなんです。


 勿論「駒」はデフォルメされた「隊員」なんですが、実戦とは比較にならない、所詮は「ゲーム」です。


 「筆記試験」と併せて、頭を使うことに重点を置いているような展開なんです。


 アニメの『ワールドトリガー』を観てきた人はわかると思いますが、シーズン3までと違って格段に「動き」がない。アニメでパソコンゲームをずっとやってるのって、絵にならないでしょう。これでは視聴率は取れません。


 私がアニメのプロデューサーだったら、この第1試験の部分はばっさりカットしたい。そのくらいアニメ化に向いてないことを延々とやっているんです。


 第17話で「第4シーズンのアニメ化にも影響を与えそうで、心配」と言ったのは、そういうことなんです。


 正直これは、コミックスの売り上げにも影響してくると思いますよ。好きな漫画だけに、非常に残念です。


 皆さんもアニメ化等を考えたら、本筋に関係ないところで停滞しないようにした方が良いですよ。


 って、何様が言うてんねん?




●本日の猫

 猫を飼っている皆さん、キャットフードが非常に高くなっていますよね。「ちゅ〇る」に限らず、多くの商品が値上がりしています。500円だったものが800円になっているとか、びっくりするくらい上がっている。


 それで安いものにグレードダウンしようとしたんですが、舌が肥えてしまった猫は、それでは食べてくれません。


 私が子猫の頃から育てた「なめこ」もそうで、「ちゅ〇る」の固形版スティックを朝夕2本ずつあげてたら、あげないとずっと文句を言うんですよ。勿論カリカリフードも別に食べてるんですけど、メインはやっぱり高級品という認識なんですね。


 これから猫を飼う人は、カリカリフードだけにしておいた方が良いですよ・・・。

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