風のように雨のように

１１「浅見光彦」愛

　とうとう出してしまいました。@windrain といえば、浅見光彦。

　でもすみません、原作の話じゃないんです。２時間（あるいは３時間）ドラマのお話。

　浅見光彦のドラマは、１９８７年から１９９０年まで日テレ系で水谷豊さんを主演に計８作が放送されました。

　その後ＴＢＳ系で１９９４年から２０１９年まで、辰巳琢郎さん、沢村一樹さん、速水もこみちさん、平岡祐太さんを主演に計４０作が放送されました。

　それと並行して、フジテレビ系でも１９９５年から２０１８年まで、榎木孝明さん、中村俊介さん主演で計５３作が放送されています。

　また、これらとは別に、ＴＢＳ系では２００９年１０月から１２月にかけて、沢村一樹さん主演で「浅見光彦～最終章～」を連続ドラマとして放送しています。このドラマがなぜ「最終章」と名付けられたのか、よくわかりません。

　というのも、沢村さんは不定期放送の浅見光彦２時間ドラマシリーズに１５作主演した後、この連続ドラマに出演し、この後も浅見光彦として２時間ドラマシリーズに３作主演しているんです。何が「最終章」なのか、謎です。

　このほかに日テレ系で高嶋政伸さんが、テレビ朝日系で篠田三郎さんが、最近ではテレビ東京系で岩田剛典さんがそれぞれ１回主演していますが、ここでは省略します。

（※以上はウィキペディア参照）

　今でも定期的に再放送されているのは、フジテレビ系の中村俊介さんのシリーズで、ＢＳフジで毎週金曜日の昼１２時から放送されています。

　フジテレビ系ではこのように毎週１作を放送しているだけなんですが、ＴＢＳ系ではＣＳで割と頻繁に再放送してくれます。なので、もう何回観たのかわからないくらい観ています。

　変わったエピソードとしてよく知られているのは、フジテレビ系で光彦を演じた榎木さんが、中村さんにバトンタッチした後に、光彦の兄・陽一郎役にシフトしたことです。

　また、ＴＢＳ系では辰巳さんの主演の時に、「蜃気楼」という作品で沢村一樹さんが犯人役で出演し、その２年後に辰巳さんの後任の主役になりました。

　「後鳥羽伝説殺人事件」という作品では、沢村さんの主演の時に佐藤Ｂ作さんがベテラン刑事役だったんですが、平岡さん主演の時にリメイクされた際にも、同じ役で出ていました。

　辰巳さん・沢村さんの主演の時に、光彦の兄・陽一郎役で出演していた村井国夫さんが、平岡さん主演の「漂泊の楽人」の際に犯人役で出ていたのには驚きました。

　脚本で原作に手を加えるのはよくあることですが、水谷さん主演の「後鳥羽伝説殺人事件（ドラマでは「備後路殺人事件」に改題）」の際に、光彦の妹がいなかったことになっていたのには衝撃を受けました。

　また、何らかの理由があって再放送されない作品が、次のとおりあり、残念ながら未視聴です。

・天城峠殺人事件（辰巳さん・平岡さん主演版）※なぜか水谷さん版は放送されました。

・菊池伝説殺人事件（沢村さん版）

・天河伝説殺人事件（速水さん版）※辰巳さん版は放送されました。

・黄金の石橋（榎木さん版）

　中村さん版は、現在再放送視聴中ですので、今後再放送されない作品が出るかは、まだわかりません。

　どの作品でも、私が一番楽しみにしているシーンは、光彦が警察庁刑事局長の弟と知って、地元の警察の態度がコロッと変わるシーンです。

　ところが、フジテレビ系作品はそこの表現がちょっと弱いんで、残念です。光彦を取調中の刑事が、廊下に呼び出されてほかの刑事から光彦の素性を知らされる、というようなパターンが多いです。

　そこへいくとＴＢＳ系では、ほぼ毎回、刑事が兄に直接電話して冷や汗をかき、「いや～浅見さんもお人が悪い。それならそうとおっしゃってくだされば」と揉み手で近寄っていくシーンが観られるので、楽しいです。

　もっとも、光彦役が一番似合っていると感じるのは、フジテレビ系の中村俊介さんなんですけどね。中村さんの被っている帽子と同じ物が欲しいなあ、と思います。

　漫画版の浅見光彦シリーズも、結構電子書籍で買っています。いろんな人が書いているんですが、「あさみさとる」さんという方が描いた光彦が、一番しっくりきます。（近況ノートに貼り付けておきます）

・本日の猫

　やってしまいました。

　ソフトフードをあげるときに、レジ袋を持っていってゴミを入れているのですが、ハチコと子どもたちの部屋にそれを忘れてきてしまいました。

　後で部屋に行ってみると、ソフトフードの殻が部屋中に散乱し、食いちぎられていました。破片を食べたかどうかはわかりません。

　私の不注意で、大変なことをしてしまいました。体を壊さなければいいのですが・・・。