2 アメフトにハマると、サッカーがつまらなくなる

 前回と文体が違いますけど、その時の気分なんで、まあ大目にみてください。


 いよいよサッカーのワールドカップが近づいてきました。


 なんて言ってみましたが・・・。


 4年前にはあんなに熱中していたのに。


 対ベルギー戦の最後に決められた、高速カウンターからの怒濤の一斉攻撃。負けたのに、日本が目指すべき道を示してもらったように感じました。


 それなのに、相も変わらず中盤でちんたらパス回ししている間に、守備を固められてしまうことが多い。監督にも戦術があるようには見えないし。


 守備の柱となる選手が、前回大会の時とカブっているのも不安材料。もの凄い運動量を必要とされるポジションなのに、そのお年で大丈夫なんですか?と心配になってしまう。


 偉そうなことを言ってしまいましたが、もしかしたらというか、たぶん今回の大会は観ないんじゃないかな。実際、キリンカップとかアジアカップも観なかったし。

 あっ、地上波でやらなくなってきたんだっけ?



 今、アメフトの全米プロリーグの真っ最中なんですよ。スカパーとかDAZNでないと観られないのですが。


 話が飛びますが、夏季オリンピックがなぜ暑い時期にやるのかというと、秋には全米のプロスポーツが盛んで、視聴率が取れないからなんですよ。視聴率が取れないと、放映権を高く売りつけられないから、夏にやろうとするんですよね。


 全然アスリート・ファーストじゃないんですよ。むしろ、奴隷扱いじゃないですか。この間の東京オリンピックなんて、よく死人が出なかったもんだと思いますよ。


 IOC(国際オリンピック委員会)の委員には、開催地を決めるんだったら、まず8月に現地に行ってみなさいよ、と言いたいですね。


 話が飛びすぎましたが、夏季オリンピックを秋に開催できない最大の要因が、アメフトが9月からシーズンに入るからなんです。たぶん。


 サッカーのワールドカップ中には、幸い野球はシーズンが終わっていますが、アメフトは2月のスーパーボウルを目指して、盛り上がっている最中なんですよ。


 で、どっちを観るかということになったら、私はアメフトになっちゃうんですよね。


 勿論、試合開始時刻が違うから、サッカーも観ようと思えば観れるんですよ。


 ところが困ったことに、アメフトにハマると、マジでサッカーがつまらなく思えてくるんです。


 まず、サッカーってなかなか点が入りませんよね。スコアレス・ドロー(無得点引き分け)なんてのも多いし、いつ得点が入るかわからないので、ハーフタイム以外はトイレにも行けません。


 トイレに行ってる間に点が入ってたりすると、試合が終わるまで得点シーンのリプレイも流れない、なんてイライラすることも、ままあります。


 そこへいくと、アメフトはスコアレス・ドローなんてまず観たことがありませんし、ワンプレイの時間がほぼ10秒以内と短く、次のプレイの打ち合わせをしている間にリプレイ映像を流してくれます。

 攻守交代の合間や、4つのクオーター(各15分)の合間にも、点の入ったドライブ(攻撃)のリプレイを全部流してくれたりしますから、得点シーンを見逃しても全く問題ないんです。


 それと、サッカーは選手交代してしまうと、交代した選手はもう出場できませんが、アメフトは退場を宣告されない限り、何度でも出場できます。


 というよりも、攻撃の選手と守備の選手、それにスペシャル・チーム(キック・プレイを行うチーム)それぞれ11人ずつ出場しますし、疲れるので同じ選手が出っぱなしということもありませんし、激しいスポーツなので試合中に怪我人も出ますから、バックアップ(控え)の選手もいますし、いったい1チーム全部で何人いるんだ、というくらいいるんです。


 ただ、知らない人が観ると、何をやっているのかわからないと言うんですよね。


 サッカーだと、ルール上でわかりづらいのはせいぜいオフサイドくらいですが、アメフトは野球並みにルールが細かいんです。

 4年以上観ているわたしでも、まだわからない部分があったりしますからね。


 野球といい、アメリカ人ってどうして複雑なスポーツが好きなんでしょうね?


 でも、そのルールが複雑な野球だって、日本人は多くの人が理解して楽しんでいるじゃありませんか。要は「慣れ」なんですよ。


 基本的な部分は単純なんです。


・4回の攻撃中に10ヤード進めば、攻撃権が継続する。

・相手の陣地の一番奥までボールを運べば、6点入り、ボーナス・キックでボールがゴールポストの間を通過すれば、1点追加される。

・相手の陣地の一番奥までボールを運べそうにないときは、フィールド・ゴールといって、ボールを蹴ってゴールポストの間を通過すれば3点が入る。


 大体こんなもんです。このほかに2点が入るケースもありますが、ちょっとややこしいので説明は省きます。


 「アイシールド21」という漫画(アニメ化もされました)を読めば、だいたいわかります。


 ああそれなのに、日本じゃ「スーパーボウル」という、野球でいえば日本シリーズを1試合に集約したような祭典を、ほとんど「ハーフタイムショー」しか報じてくれないんだもんなあ・・・。


 アメフト観ている人に、会ったことがありません。マイノリティは辛いよ・・・。




・本日の猫


 チロルは、寒くなってきたので猫用ホットカーペットで寝ていますが、目が覚めるたびに私を探して膝に乗ってきます。

 でも少しすると、「やっぱりホットカーペットがいい」と、戻っていきます・・・。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る