3 猫が車のボンネットの中に
2017年9月14日のことでした。
保健所にいる知り合いから電話があったんです。
「子猫いるんだけど、飼わない?」
その頃、うちにはもう間に合っているくらい猫がいたんですが、せっかくなので見に行きました。
白地で、頭と背中に茶色が混じった、ちょっと変わった模様の子猫でした。体長は尻尾を除いて10センチちょっとだったと思います。
なんでも、ガソリンスタンドの人が連れてきたんだそうです。
お客さんの車のボンネットを開けてみたところ、中に入っていたそうで。
そろそろ朝晩寒くなってきた頃でした。
おそらく親猫とはぐれた子猫が、駐車したばかりの車の下に潜り込み、エンジン下が暖かかったので、隙間からエンジンルームに上っていったのだろう、とのことでした。
走り出してすぐ、給油のためにガソリンスタンドに寄り、ウォッシャー液量の点検のためにボンネットを開けたことで発見し、事なきを得ましたが、そのまま走り続けていたら大惨事になるところでした。
普通は保健所が引き取った猫は、動物愛護センターに搬送されるのですが、私に声をかけたところをみると、なにやら訳ありだったようです。
あくまでも推測ですが、保健所が猫を引き取るに当たっては、「引き取り手数料」というものを徴収することになります。
ところが今回の場合、ガソリンスタンドの人は、顧客の代わりに善意で子猫を連れてきてくれた訳です。手数料を取るわけにはいきません。
なので、例外的措置として、引き取ってすぐに飼い手が見つかったことにしたかったのではないでしょうか。これだと表向き、犬猫収容小屋も使わないし、経費がかからなかったからという言い訳もできますし。
私はその意を汲んで(?)、子猫を飼うことにしました。
寒くなってきましたから、皆さんも車をお持ちの方は、可能な限り走行前にボンネットを開けて、中を確認してから走行してください。
子猫が入っていませんように・・・。
・本日の猫
私が子猫から育てて母猫になったハチコが、今日、ご飯を食べた後に猫用こたつに入って吐いてしまいました・・・。そこではやめてよ・・・。
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近況ノートに、引き取った猫の写真をアップしておきます。(引き取ってから10ヶ月後の写真です)
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https://kakuyomu.jp/users/windrain/news/16817330649704886124
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