8 好きな映画① 平成ガメラ三部作


 「シン・ゴジラ」、「シン・ウルトラマン」ときて、「ガメラ・リバース」の制作が発表されました。


 Netflix 配信ってのが不安だけど。


 昔は「特撮映画」といえば、人がいわゆる着ぐるみを着て、怪獣を演じていました。

 平成ガメラ三部作は、特撮にCGを大胆に取り入れていくようになった、いわば過渡期の作品です。


 ちなみに、ガメラ映画は昭和時代にも全部で8作制作・公開されています。第1作こそ昭和ゴジラの第1作を意識した作品でしたが、次第に子ども向けの作品になっていったので、今見るとちょっと視聴に耐えられるものではないかもしれません。


 平成ガメラ三部作の第1作は、1995年公開の「ガメラ 大怪獣空中決戦」。

 昭和ガメラの第3作に登場した「ギャオス」という怪獣が、リニューアルされて登場したんですが、この造形がもの凄くリアルでかっこいい。


 第2作は、1996年公開の「ガメラ2  レギオン襲来」。

 これはシリーズ中、一番オススメの作品です。なにしろ、この年の「日本SF大賞」を、映画で初めて受賞しているんです。


 宇宙から飛来した怪獣レギオンを相手に、最終防衛ライン寸前まで後退を余儀なくされた自衛隊。そこへガメラが現れて応戦するも、苦戦する。


 「我々の火力は無限ではない」とガメラの援護を渋っていた師団長だが、「ガメラはレギオンの進行を阻止しようとしているように見受けられます」と報告する隊員の声に、ついに決断する。


「レギオンの頭部に火力を集中し、ガメラを援護せよ!」


 自衛隊との共闘が始まったこの瞬間、私は涙があふれ出しました。本当に熱い、怪獣映画史上最大の戦いでした。


 第3作は、1999年公開の「ガメラ3  邪神覚醒(「邪神」の部分には、怪獣名である「イリス」の名が振られています)」。

 さっき、第2作がオススメといいましたが、実は私が一番好きなのはこの作品なんですよね。


 この作品は、前作と違って伝奇的なイメージだったこともあってか賛否両論で、私から見ても欠点がいろいろとあります。随所に説明不足な点が多いんです。


 最大の問題点は、怪獣決戦の場面でガメラが何をしたのかよくわからない点です。

 「バニシング・フィスト」という技を繰り出したんですが、それがどういうものなのか、なんの説明もないんです。


 それでも「最高に好きだ」といわざるを得ない魅力が、この映画にはあります。


 以下、Yahoo! JAPAN の映画レビューに投稿した、私のレビューから引用します。


「このように、随所に説明不足の感は否めないのだが、それでも星1つ落とそうという気にはなれない。

 ガメラは地球の守護神でありながら、人間との繋がりを断ち切れない哀しい性を背負いつつ、イリスのみならず、傷ついた体で宿敵ギャオス群の討伐にも向かわなければならないのだ。

 そんなガメラが「野生の証明」のラストの高倉健にダブって見える。「漢(おとこ)」である。」




・本日の猫


 「ご飯ちょうだい」というときの猫の表情や鳴き声は、様々です。


・じっと私を見つめて目で訴えるやつ(←チロル)。

・「ニャーニャー」と叫びまくるやつ(←なめこ)

・「ふにゃ、ふにゃ」と、情けない声で鳴くやつ。(←シロ)

・箪笥の上に上って何度も私の頭をポンポン叩いて催促するやつ(←ドンマイ)。

・「プルルルル」と鳴くやつ(←ミミ(第3話に登場した、保健所から引き取った猫))。・・・知り合いにこれ話したら、「電話か!」と突っ込まれました。

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