65(しつこいようですが)私が遭遇した交通事故


 前回か前々回に書き足そうと思って書けなかったエピソードがあります。ちょっと書くスペースがなかったので見送ったのですが、この機会に書いておこうと思います。


 どのくらい昔のことだったのか、はっきりしません。20年位前だったような気がします。それは私が被害に遭った交通事故でした。


 日曜日の夜に実家からアパートに帰る途中、片側2車線の国道での出来事です。前方左側に停車していたタクシーが、急に発進して、私が走行していた右側車線に割り込んで来たんです。


 しかも右側ウインカーを上げながら急に停止してしまいました。私は急ブレーキを掛けてなんとか停止しました。タクシーは右折しようとして、対向車が来たので止まったようです。


 危険な運転をするタクシーだなと憤慨したのですが、左側車線に移ろうと思っても、後続車が続々と来ていたので動けません。


 私がバックミラーを見ていると、後続の車は次々と左側車線に変更して通り過ぎていきます。最後の車が来たなと思って見ていると、その車は車線変更も減速もせず、まっすぐ突っ込んできます。


 ヤバい、ぶつかると思った私は、左側にハンドルを切って逃れようとしましたが、間に合わずに追突されてしまいました。


 私と加害者はそれぞれ車を左側のスペースに停め、話し合いましたが、話の内容は良く覚えていません。


 運が良かったのは、ちょうど道路を隔てた向かい側の少し行ったところに交番があったので、そこまで歩いて行って状況を説明しました。


 私が先に「追突事故です」とか切り出したんですが、警察官は最初、私の方が加害者だと間違えて対応しました。まさに「兄のことを知られる前の浅見光彦状態」になるところでした。


 そもそもの事故原因となったタクシーは、私が追突された瞬間に右折して行ったので、証人になりません。それでも加害者が素直に自分の非を認めたようで(よそ見運転をしていたようです)、事故調書作成のための聴取にはさほど時間も取られませんでした。


 私はとっさに左車線に逃れようとする動きを取ったことは、話しませんでした。結果として全く間に合わず、停車していたのと変わりなかったからです。


 損害は両者の加入している保険で保障されましたが、過失割合が10対0だったのかどうかはわかりません。


 私の車は何とか動きましたので(相手の車はどうだったのかわかりません)、その日はそのまま帰りましたが、もし私がぶつかる瞬間にバックミラーで見ていなかったら、むち打ち症になっていたかも知れません。


 それにしてもあのタクシー、後方確認を全くしないで発進して、すぐに右折のために急停車というのがいまだに信じられません。どこのタクシーなのか覚えられなかったのが、つくづく残念でした。



 さて話は変わりますが、この件を思い出して「あれ?」と思ったのが、あの事故が起こったのは夜の9時頃だったと思うんですけど、よく交番が開いてたな、と。


 待てよ、ドラマ『深夜食堂』でも近くの交番が深夜でも開いていたな、と思いまして、調べてみたら「警察官が24時間交代で勤務している」とあるじゃありませんか。


 とすると、うちの町内の交番はどうなっているんだ?いつ通りかかってもほとんど開いてることがないぞ?


 調べてみたら、町内にあるのは「交番」ではなく「駐在所」でした。駐在所は基本的にはそこに住み込みになるようですが、ほかに住居を借りて住む場合もあるようです。


 駐在所の方が交番より便利だと思っていたのは、私の錯覚だったようです。でも本当にいつ通っても開いていることが少ないんだけどなあ。


 電話だけ転送設定にして、ほとんどいないんじゃないの?と疑いたくもなります。こんな田舎で事件も事故も少ないのに。



●本日の猫

 昨日は雨模様だったので、通い猫は朝になっても出て行きませんでした。午後になって私が買い物に出かける際に一旦出ましたが、日が暮れるとまた泊まりに来ました。


 今朝は雪も雨も降っていませんでしたが、やはり出ようとしません。気温も4度位あるので、通路で気持ちよさそうに寝ています。


 ハチワレですが、鼻の左横に黒いお団子模様があるので、名前は「ハナ」にしました。


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