64 監視カメラ社会


 前回、あまりないような交通事故の話を書きましたら、コメントで興味深いご意見をいただきました。ありがとうございました。


 1つは、交通事故の場合、いわゆる被害者側のドライバーにも過失割合が生じるということでした。


 駐停車していてぶつかられたのならともかく、走行中の事故であるのなら、事前に停車できなかった場合には、気の毒だけれど自分の方にも前方不注意などの過失責任が問われるだろうと。


 なるほど日本ではそうですね。お互い任意保険に入っているでしょうから、あとは保険会社同士の交渉になるのでしょうね。


 と考えたとき、待てよ、今回の事故は車同士ではないのだから、そもそも保険を掛けているだろうかと思い当たりました。もし加害者側の会社が保険を掛けていなければ、どうなるのか。


 被害者側の過失分は自己負担になるのでしょうか?まあ状況からして、加害者側の会社が100%損害保障しなければ会社の信用に関わりますから、そんなことにはならないだろうとは思うのですが。


 でも管理責任者とか、その日門扉を開けた者が責任を問われて処分されるかも知れませんね。それもなんだかなあと思いますが。放置しておいたのは会社の責任だと思いますので。


 もう1つは、危険を知りつつ対策をとっていなかったことは、ニュースで全国放送されてもおかしくないという意見でした


 確かに今は当て逃げとかひき逃げなどの場合、当事者や後続車・対向車のドライブレコーダーの映像がニュースサイトに投稿される可能性があります。


 ただ今回は後続車も対向車もいなかったようですし、当時者のドライブレコーダー映像があったとしても、損害賠償交渉が決裂でもしない限り、投稿されることはないでしょう。


 これが都会の人混みが多い場所でしたら、スマホで現場を撮影して投稿する人もいるかも知れませんが、田舎で多分目撃者もいませんので、これもないでしょう。


 どこかの監視カメラに事故の瞬間が映っていたら、警察は事故処理の参考にするかも知れませんが、この田舎でそうそう監視カメラがあるはずもありません。


 そう考えると、ドラマ「警視庁捜査一課長」で現場周辺のあらゆる監視カメラ映像をチェックさせられるのって、大変だなと思っていましたが、そういう利点がない田舎の警察の方が実際にはもっと大変なのでしょう。


 監視カメラで監視されまくる社会に警戒心を抱くのは、何か良からぬことを考えている人で、監視カメラで監視されていることに安心感を覚えるのが正義の人だ、みたいなことを何かで読んだような気がします。


 わからなくもない話ですが、何も悪いことをしていないのに怪しまれる浅見光彦みたいな人もいますからね(笑)。


 私は時々ちょっと離れた市街地まで買い物に行くのですが、ホームセンターで時計を探してキョロキョロすることがあります。腕時計をしていないのとスマホを取り出すのが面倒なせいですが、あれが店内監視カメラに映っていたら、あからさまに怪しい人物に見えるでしょう。


 今後は行動に気をつけたいと思います・・・。



●本日の猫

 「なめこ(オス)」が電熱ストーブの前で仰向けに寝そべっていました。


 去勢済みのオスは太りやすいといわれ、確かにちょっと太っていると思っていたのですが、上から見たら相当太って見えます。


 近況ノートに写真を貼り付けておきます。


    ↓

https://kakuyomu.jp/users/windrain/news/16817330653348967748

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る