72 方言的イントネーション


 『秘密のケンミンショー極』って番組を時々観るんですけど、日本って小さい・狭いって思ってても、その地域独特の文化やら習慣がありますよね。


 そもそも日本が小さいっていうのも地図上のマジックで、日本を地図の中心にするとまわりがデカくなってしまうだけで、他の国の地図を見ると、日本って結構大きいらしいですね。


 阿部寛さんをケンシロウ、竹内力さんをラオウにキャスティングして実写版『北斗の拳』を作ったらどうかと思ったら、阿部寛さんの方が身長が高かったみたいな感じですかね?


 それはともかく、今回取り上げてみたいのは、名前のイントネーションについてです。


 私が住んでいる地方のことは、今まで具体的な記述をしてこなかったのですが、このエッセイを読んでくださっている方たちには、おそらく東北地方だろうなとは想像がついていると思います。


 これから記することが、もしかしたらヒントになるかも知れません。


 名字で「藤沢」さんっていますよね。標準語的なイントネーションは皆さんおわかりだと思いますが、文字で発音の高低を表すと「低・普通・普通・普通」ということになります。


 これを私の地方では「低・普通・・低」、つまり藤沢の「さ」にアクセントをつけて、音程もそこを高く発音します。


 「大野」さんはどうでしょう。共通語的には、最初の「お」にアクセントが来て音程は「・普通・低」と推移するんじゃないでしょうか。


 これを私の地方では「普通・普通・普通」という同じ音程で発音し、どこにもアクセントをつけません。


 「松山千春」さんの名前の「千春」は、標準語的には「低・普通・普通」の高さで、軽く「春」にアクセントがつく感じですかね。


 私の地方では「低・・もっと低」の高さで、千春の「は」にアクセントをつけて音程もそこを高く発音します。


 実は私の本名もこのパターンで、ひらがなでいえば三文字で真ん中にアクセントが来ます。でも、初対面の人に名乗るときには、つい都会風に「低・普通・普通」の高さで名乗ってしまいます。


 その時は、自分でも「なんか違うな」と思ってるんですが。見栄なんですかね?


 ちょっと文章で表すのは難しいですね。わかりにくくてすみません。


 おわびにもう一つヒントを出しましょう。私の地方では、若者はともかく、年寄りは納豆に砂糖を混ぜて食べたりする人がいます。




●本日の猫

 チロルは発情期のせいで、過去最凶と言っていいほどの暴れっぷりです。私が読むのも書くのも邪魔をします。


 正直、まだこんなに元気があったんだ、というほど意外でした。もう2、3日は続くと思われ、我慢の日々が続いています。


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