風のように雨のように

４１ 最強の剣士は誰だ？

　まず最初にお断りしておきましょう。

　最強の探偵は、浅見光彦といいたいところですが、『闇の探偵・沢木憂士（さわきゆうし）』です。

　すみません、コマーシャルでした。

　最強の剣士は誰か。架空の人物も含みます。っていうか、架空の剣士だらけになりそうなんですけど。

　まず、日本の江戸時代に限定しましょう。

　幕末も除外しましょう。新撰組とか人斬り抜刀斎（るろうに剣心）が入ってくると、ややこしくなるので。

　忠臣蔵の関係者も除外しましょう。それだけで４７人以上いるので。

　いきなり飛び道具みたいになりますが、『暴れん坊将軍』徳川吉宗。強いですよ、３０年間無敗ですから。サンバも踊れます。

　『子連れ狼』拝一刀（おがみいっとう）も強いけど、それを破った柳生烈堂（やぎゅうれつどう）の方が強いことになるのかな。でもこの理屈だと、烈堂を殺した一刀の幼子（おさなご）・大五郎の方が強いことになる。んなアホな。

　円月殺法の使い手『眠狂四郎（ねむりきょうしろう）』も強いですね。田村正和さん、惜しい人を亡くしました。

　『桃太郎侍（ももたろうざむらい）』はどうでしょう？５年に渡って江戸の人口を約１万人も斬り減らした侍で、殺傷規模がデカすぎますが、あんまり強い相手がいた記憶はありません。

　『長七郎江戸日記』の松平長七郎（まつだいらちょうしちろう）も強いですよ。二刀流ですからね。くるりと回転しながら二刀を同時に鞘に戻すのが、かっこ良かったです。

　でもあれ、本当にできるものなんでしょうか？間違って腕を切りそうです。

　『影の軍団』の服部半蔵（はっとりはんぞう）も、伊賀忍者ですけどかなり強いです。千葉真一さんが第一部の数話限定で見せた、二本の刀の柄（つか）を逆方向に重ねて両手で持ち、振り回して戦う「二剣一刀流（※）」は無茶苦茶かっこ良かった。（※この流儀に名前がなかったので、私が勝手に命名しました）

　なんであの殺陣を途中でやめたのかな？持ちにくかったのかな？振り回すのが危なすぎたのかな？

　『必殺シリーズ』の中村主水（なかむらもんど）。まあ暗殺屋だし、あんまり観てないからなあ。

　で、『剣客商売』。ごめんなさい、実はこれが言いたかったんですよね。

　秋山小兵衛（あきやまこへい）と秋山大治郎の父子は、どちらも無外流（むがいりゅう）の達人。どっちが強いのかといえば、父の方かも。初登場時５９歳なのに。

　ドラマでは何人かが主役の小兵衛を演じていますが、やはり藤田まことさん版が印象深いです。

　ところが、大治郎役が最初は渡部篤郎さんだったのに、第４シリーズから山口馬木也さんに変更されています。また、重要なキャラである佐々木三冬（ささきみふゆ）役も、大路恵美（おおじめぐみ）さんから寺島しのぶさんに変更されました。

　私はスカパー！の時代劇専門チャンネルで第１シリーズから順番に観ましたので、渡部・大路ペアの方がしっくりくるのですが、ネットの声では山口・寺島ペアの方が似合っているという声が多いようです。

　でも大路さんの三冬はやっぱり可愛かったですよ。（← 評価基準がそればっかりだな）

　というわけで、最強の剣士は『剣客商売』の秋山小兵衛に、独断と偏見で決定します。皆さんのご意見もお聞かせください。

●本日の猫

　信じられないくらい雪が積もらないんで、除雪作業もなく助かっています。今日なんか、最高気温が１度なんですが、晴れているんで猫の集会所の温度が上がり、今年初めてストーブを消しました。

　猫たちが日当たりする窓側のカーテンを全破壊したために、直射日光が降り注ぎ、暖かくなっているのです。ほかの部屋は日が当たらないので寒いのに・・・。

　ちょっと暖かくなりすぎた部屋で、猫たちは全員寝ていました。