97 実は・・・


 納豆に 砂糖をかけて マヨネーズ まぶして混ぜて 味わからない



 これは5月5日の近況ノートに載せた短歌なんですが・・・文字どおりなんだけど、皆さん最後の「味わからない」の意味がわからないだろうなあ、と思っていました。


 白状します。


 私の嗅覚は、ほぼ失われています。


 いや、ミステリーで犯人を当てる嗅覚じゃなくて、本来の意味の嗅覚です。匂いがわからないのです。


 それで、嗅覚に密接な関係がある味覚も弱いんです。


 つまり、「納豆に砂糖をかけた上にマヨネーズをかけてかき混ぜ、食べても味がよくわからなかったよ」ということを読んだわけです。


 いつからこうなのかというと、コロナ禍になる2年位前からです。嗅覚は徐々に薄れてゆき、今ではオナラをしても、猫のトイレ掃除をしても、全く臭いません。


 鼻が詰まっているわけではありません。ネットでも調べてみましたが、コロナ関連の情報ばかりで、それ以外の理由は「高齢化のため」しか見つかりません。


 味覚の方は、辛いのや酸っぱいのはわかりますし、甘いのもなんとかわかりますが、細かい味がよくわからないんです。


 以前、コンビニラーメンのことを書いたときに、「味覚に自信がない」と言ったのはそういう意味なんです。


 それで、例えばお寿司屋さんへ行っても、目をつぶって食べたら何のネタなのかわからないんです。


 「美味しい」というのも段々わからなくなっているような気がします。ですから今、私には「美味しいものを食べる」という喜びがありません。


 でもものは考えようで、高いお金を払ってグルメになる必要がなくなったと考えれば、無駄遣いをしなくて済みます。猫費用がかかるだけに・・・。




●本日の猫


 たぶんですが、私のことが大好きな猫は、チロルとなめことミミとハチコ、それに通い猫のハナです。


 この子たちは全員、全力でスリスリしてくるか、ベロベロ舐め回します。


 でも通い猫のハナだけは、スリスリしてくるのに触ろうとするといまだに猫パンチしてきます・・・。



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