15 好きな漫画③「SOUL CATCHER(S)」
「SOUL CATCHER(S)(ソウルキャッチャーズ)」は、2013年に週刊少年ジャンプで連載が開始された神海英雄(しんかいひでお)先生の作品です。
ジャンプ連載後、途中でジャンプNEXT、ジャンプ+に舞台を移して掲載された珍しいケースで、最終的には2016年に完結しました。
コミックス全11巻が発売されています(電子書籍でも発売されています)。
ジャンプからジャンプNEXTに移籍したのは、これは私の推測ですが、あの悪名高い「アンケート」で票が伸びなくなったからだと思います(実際、掲載位置が一番最後になったりもしました)。
普通なら連載打ち切りになるところを、コミックスの売れ行きが非常に良かったために、こういう形で生き延びたのではないでしょうか。
「アンケート」結果が悪かったのだとしたら、理由は、高校の吹奏楽部を舞台にした話なので、小学生にはちょっとなじめなかったからではないかと思います。
私は連載第1話から強く惹き込まれました。凄い連載が始まった、と。
第1話の印象度では、私の中では間違いなく歴代第1位です。
とはいえ、ストーリーをうまく説明するのは非常に難しい漫画です。ストーリーが難しいのではなくて、讃えきれないんです。私の中では、最初から最後まで絶賛するしかないんです。
それをあえて説明してみましょう。
主人公の神峰翔太(かみね しょうた)は、自分の「異能」に悩まされていました。人の心が「見える」のです。「読める」のではなくて、ヴィジュアルとして「見える」。
見ようとしなくても見えてしまうことに、絶望感さえ感じていました。
彼はある日、吹奏楽部のサックス奏者、刻阪響(ときさか ひびき)と出会います。
刻阪は、その演奏で人の心を掴むことができる天才奏者でしたが、ある悩みを抱えていました。
その刻阪が、神峰の助言を受けながら演奏することで、奇跡が起こったのです。
その頃、吹奏楽部は様々な問題を抱え、実力はありながらも全国大会に出場できないでいました。
刻阪は神峰の「異能」と助言力で吹奏楽部を救って欲しいと、神峰を吹奏楽部に誘います。
そしてそれに応えた神峰が、指揮者となって、吹奏楽部の仲間・先輩たちとともに全国大会を目指して戦っていく物語です。
あ~ダメだ。これじゃうまく伝えられていない。
とにかく第1話の展開が熱いんですよ。そしてそのまままっすぐに突き進んでゆくストーリーの疾走感がたまりません。
連載移籍を挟みながら、よくこのボルテージを維持して最後まで描ききったものだと感嘆するしかありません。
私が小説を書く上で、間違いなく一番影響を受けた作品です(小説は、実質まだ1作しか書いてないんですが)。
・本日の猫
以前は室内に猫トイレを置いていたのですが、さすがに来客があったときにどう思われるか心配になり、今は廊下に出しています。
廊下は寒いので、チロルはトイレの際によくくしゃみをします。
膝の上に乗ってきたときにチェックすると、くしゃみしたときの鼻水が固まって、鼻穴を塞いでいたりします。それもなぜか、右側の鼻穴だけに。
それを剥がして取り除いてやるのですが、嫌そうにしながらも、無抵抗でいてくれます。そんな時は、可愛いやつだと思えます。
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※「SOUL CATCHER(S)」のコミックスの表紙画像を、近況ノートに貼り付けておきます。
https://kakuyomu.jp/users/windrain/news/16817330650158516364
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