90 好きな漫画⑫「PLUTO(プルートゥ)」


 今度こそ更新を休もうと思っていたのに、どえらい情報が入ってきました。


 浦沢直樹先生の漫画『PLUTO(プルートゥ)』が、Netflix でアニメ化されるというじゃありませんか!


 まあ、2月に制作発表されているのに今気がついたんですが・・・。


 浦沢直樹先生といえば、代表作は『20世紀少年(「21世紀少年」を含む)』と『PLUTO(プルートゥ)』です(個人の見解です)。


 しかし、『20世紀少年』は、人に勧めるには長すぎるんです。『21世紀少年』を含めて全24巻ですから。


 実写映画化したときも、3部作になりましたからね。子ども時代から中高年になるまでの半世紀以上を描いた、大河ドラマのようなSFミステリーですから。


 『PLUTO(プルートゥ)』の方は、巨匠・手塚治虫先生が描いた『鉄腕アトム』の中の1エピソード、『地上最大のロボット』をリメイクした作品です。

 2003年から2009年まで「ビッグコミックオリジナル」に連載され、現在電子書籍で全8巻が発売されています。


 手塚先生の描かれた原作漫画の方は、『鉄腕アトム』の中でも最も人気のあったエピソードだったそうです。

 世界最高峰のロボット7体と、それを打ち負かすために作られたロボット「プルートゥ」との戦いを中心にしながら、人間がいかに愚かであるかを描いた作品でした。


 浦沢先生のリメイク版は、原作にかなり肉付けしており、もっと複雑になっています。


 最も大きな変更点は、ドイツのロボット刑事「ゲジヒト」が中盤まで主人公のポジションにいることです。アトムはゲジヒトが死んでから、主役のポジションになります。


 ロボットといっても、このゲジヒトは一見して中年男性にしか見えません。ですが、かっこいいんですよ。アニメの予告編では、いきなり出てきて戦闘シーンを見せてくれます。


 4分間の予告編の最後の方では、アトムとウランも出てきますが、これも人間にしか見えません。


 以下、だいぶネタバレになります。





 世界最高峰の7体のロボットは、プルートゥと戦って次々と敗れていきます。その中でも、「ノース2号」と「エプシロン」の最期は衝撃的でした。

 特に「エプシロン」は、太陽光をエネルギーにしており、日中ならばプルートゥですらかなわない世界最強のロボットと思われていただけに、敗北の衝撃は大きかったです。


 そしてアトムでさえも、一度は敗れてしまいます。復活してからの再戦がヤマ場になるかと思いきや・・・「地上最大のロボット」とは、プルートゥのことではなかったのです!


 そして最後は「地球の危機」と戦う話になるんです。


 でも全編通して、ロボットも傷つき悲しむのに対して、いかに人間が愚かな生き物であるかが問われる作品になっています。


 これがアニメ化される・・・。予告編の出来も素晴らしいし、何話の配信になるのかわかりませんが、とても楽しみです。


 私のネット環境で、Netflix で観ることができるのかが不安ですが・・・。



●本日の猫


 昨日、ハチコと5匹の子たち用のキャットフードを買い忘れまして、「なめこ(オス)」用のキャットフードをあげました。


 もの凄く食いつきが良かったんですが、こっちの方が高いので、今までのを食べてくれなくなったら困るなあ・・・。



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