(緊急投稿)ありがとうサッカー日本代表


 私が観たら負ける・・・そのプレッシャーの中で、スペイン戦の時のように、すっかり頭の中から抜け去る「無我の境地」に、今回は達することができませんでした。


 日本時間の昨日の早朝、全米アメフトプロリーグの試合で、私の応援している2チームの戦績は、延長戦の末に引き分けと負けでした(ちなみにもう1チームの試合は今朝行われます)。


 嫌な予感しかしませんでした。引き分けなんて、アメフトでは滅多に起こらないんです。


 嫌なイメージを引きずったまま、私は昨夜午後11時半に就寝しました。午前1時過ぎに目が覚めたときも、「まだ試合中のはずだな」と気にかけてしまいました。


 そして今朝4時過ぎに目が覚め、試合結果をネットで確認してみると・・・延長戦の末決着がつかず、PK戦で敗退・・・。


 疫病神の私が悪いイメージを引きずったために、観なかったのに勝てませんでした。申し訳ございませんでした。


 ですが、ベスト8だけが「新しい景色」じゃない。監督も言ってましたが、「新時代を見せてくれた」まさにその通りだったと思います。


 強豪相手に勝つなんて、トッププレイヤー抜きの練習試合でも難しい。それでも10回戦って1回勝てるぐらいのものだろう、と思っていたのが、ワールドカップの舞台、それも死の組といわれた中で勝って1位通過してみせてくれたんですから。


 ダイジェストでしか見ていませんが、クロアチア戦でも惜しいチャンスは何回かあったようですね。前回大会では、ベルギーから2点取った後に3点取られて敗退したんですから、前回準優勝のクロアチアと互角に渡り合ったのは、大健闘だと思います。


 私ら世代にとっては、PK戦なんてじゃんけんやコイントスと同じで、決して負けではないんですが、ネットの声をみると「近代サッカーではPK戦も重要な戦略」という意見もありました。


 なるほど、もしかしたら日本代表は、格上相手に入念に戦術・戦略を練ってきたようですが、PK戦の練習はあまりしてこなかったのかもしれません。ただ、それはそれで中途半端な決着を嫌うサムライのようで、潔いとも思います。


 サッカーファンの皆様には申し訳ありませんが、これはスポーツとしてのサッカーが抱える重要な問題です。やはり「点が入りにくい」ことが最大の問題点のように見受けられます。


 一つのアイデアですが、延長戦は「オフサイド」の反則なしで行ってはどうでしょうか?まあ、「そんなのはサッカーじゃない」といわれるのは目に見えてますが、それでもPK戦よりはましになる気がするんですけどね。


 プレッシャーと緊張感にがんじがらめになって、大舞台では勝てないのが私ら世代の特徴でした。それに比べて、今回の代表は物怖じせず、非常にポジティブで、隔世の感があります。


 田中碧選手が前の試合後のインタビューで言ってました。代表選手に対する誹謗中傷に対して、「どうして一緒に戦ってくれないのか」と。


 私が前の緊急投稿で述べたとおり、ヨーロッパで戦う彼等は、スポーツが代理戦争である歴史を理解しています。


 サポーターも一緒に戦ったはずです。「批判と誹謗は違う」などと屁理屈を言う前に、代表選手たちをねぎらってあげましょう。


 ありがとう、日本代表!

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