スーパー◇ボット外伝「」- 並行神話断章 -
ながやん
戦慄のレヴァンテイン
はじめに
『戦慄のレヴァンテイン』という可能性
自分の尊敬するデザイナーに、
「ロボじゃない物をモチーフに、ロボを描く。これをやれる人が本物」
氏はその例として、あのRX-78ガンダムを手掛けた巨匠の
永野護先生と大河原邦男先生、両者には不思議な共通点がある。
それは「ロボを見て描いたロボ」というデザインが極めて少ないことだ。
昨今、ロボットというガジェットは物語の中で消費され尽くして、強烈なデザインデフレを巻き起こしている。ロボット物で育った世代が、ロボット物ファンのために生み出したデザインや物語が
今、ロボット物はロボット物のエッセンスから生まれ続けている。
だから、見たことのあるようなロボのデザインがとても増えた。
縮小再生産される世界の中で、ロボット物はガラパゴス化してるのかもしれない。
そんな中で今、
そして、スタイリッシュな
ロボット物が多くの先達で培った、お約束や王道、テンプレ展開……そういったものと同居するオリジナリティが、きちんと仕事をしている。これは間違いなく、既存のロボット物コンテンツから抽出されたものではない。作者が普段から見て感じたこと、触れてきたもの、その全てを総動員した中から生み出された物語だと感じた。
今、カクヨムロボット小説に興味がある全ての方への、入門の一作としてこれほどオススメできる作品はないだろう。戦慄のレヴァンテイン、通称『戦レヴ』
は、ロボットファンは勿論、そうでない方にもすんなりと入っていける作品……そしてその先には、多種多様なロボット小説が控えている。
戦レヴは、戦レヴこそがカクヨムロボット小説の最前線。
自分はそう思うし、そう思わせる物語はまだ走り続けている。
翻って、拙作『スーパー◇ボット大戦
その一方で、自分も戦レヴの世界観を書いてみたいという気持ちが芽生えた。
で、自分が書かせて頂いてるよたかシリーズ……夜鷹、いわゆるナイトホークは『売春婦』の隠語でもある。夜な夜な敷いて横になるむしろを手に、夜をひさいで生きるしかなかった女性を、昔は夜鷹に
そのことと直接的な関係はないが、主人公の
彼女のようなキャラクターを通じて、現代が抱える問題、世界の歪みを戦レヴの世界へと描いてみた。勿論、
・戦慄のレヴァンテイン(村雲唯円)
https://kakuyomu.jp/works/4852201425154922473
・戦慄のレヴァンテイン/からすは名を持たぬ(村雲唯円)
https://kakuyomu.jp/works/1177354054881887796
・戦慄のレヴァンテイン/ほととぎすは眠らない(月下ゆずりは)
https://kakuyomu.jp/works/1177354054881722454
・戦慄のレヴァンテイン/解き放たれた渡鴉の物語(月下ゆずりは)
https://kakuyomu.jp/works/1177354054882020197
・月と水面の物語(柏沢蒼海)
https://kakuyomu.jp/works/1177354054883647170
・メリ×スレ(芳川見浪)
https://kakuyomu.jp/works/1177354054883060647
敬称略&順不同
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