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  • 真実と真事実 その5への応援コメント

    ごきげんよう、ドーワさん、これだけ勘所が理解できていて冷静だと本当に助かりますね。
    戦意が高揚して昂っているミレイユさん達の頭脳働きを、カバーしてくれている様です。
    そしてユミルお姉様の口には出さない切り札が何か、こちらも期待が高まりますね。
    ドラゴン百頭、詐称大神達が小神とほぼ同レベルとわかったからには、安心感も違いますね。
    でもドーワさん、封印された真の大神達に関して、口に出さなかった事ってなんだろう?
    まさか真の大神、封印で眠っているどころか、既に弑されてるなんてことはないかしら?
    そうなると、詐称大神をやっつけた途端に世界崩壊なんて事もあり得るのかしら?

    作者からの返信

    ごきげんよう! いつもながら感想、そして丁寧に読み解いて下さって、本当にありがとうございます!
    詐称の神々が警戒して、姿だけじゃなく知性まで奪った存在ですので、頼りがいがある、と思っていただけたなら作者的にホッと胸を撫で下ろすところです(笑)
    小神が果たして参戦してくるのか、という部分は蓋を開けるまでは分かりませんが、下手な横やりで好き勝手やらせる事にはならない。その保障があると、安心度合いが違いますね。
    そしてドーワさん、何か勘付く部分……不穏に思う要因に、それなり以上の確信を持っているようですよ。
    そしてまたしても、おだ様の指摘にドキッ……!
    でも、もうすぐ……(すぐじゃないかも)分かる事なので、それまで楽しみにして下されば……!(笑)

  • 真実と新事実 その4への応援コメント

    ごきげんよう、詐称の神々達は、本当に油断していたのでしょうね。森軍の侵攻が綺麗な陽動になった上に、遺物の件も、ドラゴン復活の件も結局完治できていなかったのですから、本当に上手く裏を書くことができました。
    油断というよりは、仲間内の裏切り者捜索に気を取られすぎていたのでしょうね、その意味ではルヴァイルさんとインギェムの二人も陽動の役目をきっちり果たした、と言うことですね、偉いぞ、ルヴァイルさん!
    そうか、因果が逆なんですね。
    詐称の神々が箱庭の維持に汲々としているのはいいとして、なぜ真の大神達が箱庭を作ったのか? 私達がイメージする世界の破滅、惑星崩壊的な破滅から一部だけでも残せる様にと箱庭で保護したのか。人工で期限があるとわかっているから、真の大神の後継を作りたかったのか。
    その真の後継がミレイユさんだったとは、なんとも皮肉な、詐称の神々にとっては想定外で慌てたことでしょうね。

    作者からの返信

    ごきげんよう! いつもながら感想、そして丁寧に読み解いて下さって、本当にありがとうございます!
    はい、偶然に頼った部分も多いですが、森軍の陽動が上手くいき、そして獅子身中の虫を炙り出す事に気を取られ過ぎて、足元に疎かになったお陰で上手くやる事ができました。
    ルヴァイル達が怪しいからこそ、それ自体が陽動にもなりました。それがあっての成功といえます。

    そうなのです、まずは真の大神が作り出した箱庭を、ここまで何とか維持しようと四苦八苦していたのが、これまでの詐称の神々です。
    そして滅びを前に得られた猶予を使って、後継たる存在を作ろうとしたのですが……。失敗続きで成果が出ません。
    そこで大神は方針を転換、発想の転換をする事にしました。
    そしてその転換は、全く別の可能性を生む事になったのです。
    詐称の神々は大神の望む存在としては失敗ですが、別の望みを叶える事には成功しています。大神は目的を叶えたのです。

  • 真実と新事実 その3への応援コメント

    ごきげんよう、天空から見下ろした世界の狭さ、歪さ、まさに箱庭と言う人工の世界。
    その維持にさえ汲々として焦りを隠せない詐称大神達の小ささが一目瞭然となる光景だったでしょう、そりゃあドラゴンから飛行能力と知能を奪うはずです。
    果てしない世界が妄想で、世界が狭いと言う言葉が比喩ではなく現実である、そこで「飼われている」人間や動物達がこれを知ったら。
    それを考えると自己保身に走るのも当然かも知れません。
    人工の世界ですから、耐久性から見ても使用限界が何れ訪れるのも当たり前で、世界の破滅とは箱庭の破滅、その外に何があるのか、とても気になります。

    作者からの返信

    ごきげんよう! いつもながら感想、そして丁寧に読み解いて下さって、本当にありがとうございます!
    以前から、おだ様にはデイアートは箱庭の世界じゃないか、という推測をされてましたが、今回はその解答となる明確な描写が出ました。
    世界の有様、その惨状を知るにつけ、人間たちも信仰を投げ捨て、反旗を翻す事にもなりかねません。その信仰を捨てる行為が、人間にとっても足元を揺るがす行為になるので、秘匿する事は絶対でした。
    飼われていると人間が知ったら、暴動の前に世界が文字通り揺らいで崩れるし、八方塞りの状態でもあって……。
    どこから照らしても、自己保身に走るしかなかったんですねぇ……。
    箱庭の外の世界……!
    相変わらず鋭い事を仰る! 流石SFを本分としてる方の考察は鋭い!
    でも、言われるまで何も考えていませんでした……(目逸らし)

  • 真実と新事実 その2への応援コメント

    ごきげんよう、ううん、ドーワさんとミレイユさん、まるでなんでなんでと聞きたがりのアキラくんとミレイユさんの関係が、役割と配役を変えたみたいになってましたね。
    ここでは狂言回しの役が、アキラくんからミレイユさんにバトンタッチしたわけだ。
    すなわち、土台となる積み重なった知識と経験のレベルが、ドーワさんとミレイユさんでは段違いなんでしょうね。
    何もかも上手く進んだとしても、結局は大神、デイアートという世界に迫る週末へのカウントダウンは止まらない、と言うことか。
    結局、またまた時間が一番のネックなんですね。
    そしてユミルお姉様の嬉しそうなこと! 悪い笑顔なのに、途轍もなく美しい笑顔なんでしょうね。
    全てが片付き、日本への支援も成功したとしても、ミレイユさん、次は終わりかけのデイアートをなんとかしてください、なんて頼まれそうな気配。
    それを引き受けるかどうかも、ミレイユさんの寿命の問題との追いかけっこと言う皮肉。

    作者からの返信

    ごきげんよう! いつもながら感想、そして丁寧に読み解いて下さって、本当にありがとうございます!
    そうですね。ここに来て、狂言回しの役回り、バトンタッチと言ったところで……(笑)
    とはいえ、土台の知識がまるで違う……相手は大神を直接知ってる相手で、多くの物事をその目で見て来たお人(?)ですからね……。
    あれこれ聞きたい事が、次から次へと溢れて止まらない模様です。

    はい、そうして最初の想定……見積もりが甘かったと、再認識させられる事になりました。裏の事情まで詳しく知らなかったルヴァイルは、大神さえ復活させれば大丈夫、と思っていたようなのですが……そう簡単には行かないのかも。
    そうなのです、どこまでいっても時間がネックになっております。
    ユミルは実に嬉しそうな顔をしてますし、それはもう美々しい笑みを浮かべている事でしょう。
    神様となってくれる算段が、これでまた一つ積みあがったという事ですからね。
    そして、ユミルが神様へと願う、その本当の目的にもまた一歩近付いた事になるのです。

  • 真実と新事実 その1への応援コメント

    ごきげんよう、ああ、なるほど、簒奪の神々とドラゴンの関係はそんな殺伐とした関係だったんですか。力量的に上位に作られたドラゴンもまた贄となる運命だったけれど、その運命を受け入れるのか抗うのかの差。
    ミレイユさんは失敗作で生みの親でもある簒奪神を通り越しての成功作、だから過去、ドラゴンにも勝てたんですね。
    そりゃ簒奪神達も黙ってはいられませんね。
    それを知らせずに贄にしようとすることでしょう。
    それにしても同じ大神に作られた簒奪神とドラゴンの意識の差は、やはり生みの親から失敗の烙印を、押されたかどうか? から生ずるのでしょうか?
    それとも生まれ出た成り立ちの違い?
    簒奪神達は、おそらく人間から小神へと進んだから、苦労して手にした権能や不老不死を手放すのが惜しくなった?
    ドラゴンは小神に打ち勝つべしとゼロから単一目的だけを与えて創造された、その違い?

    作者からの返信

    ごきげんよう! いつもながら感想、そして丁寧に読み解いて下さって、本当にありがとうございます!
    ミレイユが色々規格外で、あらゆる試練を潜り抜けて来たのは、そういう事だったんです。
    性能だけなら上手いこと作れたみたいですが、魂という調整し切れない部分が足を引っ張り……。そうして、こういう事態にまで発展しちゃったんですね……。

    簒奪の神々とドラゴンは、やっぱりその創造過程に大きな差がありますから……。
    人間という魂を持った存在から昇神したという過程があり、そして不老の神という特権を手放したくない事から生まれた差でもあります。
    大神からすると魂を拉致同然で引っ張って来て、新たな神を創る事にこそ意味があったので、ドラゴンの様な全くのゼロから創るわけにはいかない理由もありました。
    それがまた、足元を掬われる原因となってしまったのですね……。

  • 竜の谷 その8への応援コメント

    ごきげんよう、いいとも、のった。
    なんとも気持ちの良い、真っ直ぐなドーワの姉御です。惚れました。ユミルお姉様、結希乃さん、ルヴァイルさんの次に(多いな!)。
    ミレイユさん、それなりの覚悟で腹を括ってやってきただけのことはあって、あっさり過ぎて気を外されたのかも知れませんね。
    神々の腹黒さは彼女達が地に堕とされて思考停止の休眠状態に追い込まれた事もあって痛いほど理解されているでしょうが、ミレイユさんの覚悟と想いを、綺麗に見抜ける、それだけで彼女の人間性(?)がわかる気がします。私チョロい!
    裏を返せば神々に一泡吹かせたい、こいつらならやってくれるはずと言う下心も当然あるでしょうが、それはミレイユさんも同じことですものね。
    ドーワさん達、頼りになる味方に、どうぞお願いします!

    作者からの返信

    ごきげんよう! いつもながら感想、そして丁寧に読み解いて下さって、本当にありがとうございます!
    気風の良い姉御、頼りがいのある女家長、そんなイメージで作ったドーワなので、悩む事なく即断即決。
    ミレイユからすると拍子抜け、緊張と覚悟、説得に掛かる苦労は何処いった、といった感じですが……。
    まぁ、友好的で話が早い分には文句もないでしょう(笑)
    ドーワには当然、神々への深い恨みがある事ですので、敵対しようとする相手なら手を結ぶのに何の躊躇もないんですね。
    それに実際、ドーワの観察眼は正しいものです。
    頼りになる味方になるかどうかは……さて、どうなるものでしょう!?

  • 竜の谷 その7への応援コメント

    ごきげんよう、どうやら最古のドラゴンさん達からはミレイユさん一行がお客様と見なされている様ですね。
    獲物としてのお客様とも取れる文脈ですが、ここは素直にお客様として話し合いをする用意が向こうにもあるとみたいですね。
    何せ悠久の時を過ごしてきた世界最強の力と知恵を蓄えた存在ですから(得体の知れない信頼感)。
    ミレイユさんの自信もおそらくは未来視に近い確信から来たものでしょうけど、まずは成功イメージを脳裏に浮かべつつ交渉に望んで欲しいですね。

    作者からの返信

    ごきげんよう! いつもながら感想、そして丁寧に読み解いて下さって、本当にありがとうございます!
    一応、客としての言葉は選んでいますが、果たしてどういう意図を持っての発言だったのか、不安がよぎりますよね。
    ただ、話し合いの場を設けるつもりでいるなら、これに乗らない手はない訳で……。
    実際、長い年月を生きて来たのは確かで、そして知恵を蓄えた存在なら油断ならない相手です。
    弱腰で行っては舐められちゃいますから、成功の確信を持って挑んで欲しいものですが……一筋縄でもいかない相手でしょうしね……。

  • 竜の谷 その6への応援コメント

    ごきげんよう、遂にドラゴン騎士団と遭遇ですね! 蛇さんみたいでもなく、ちゃんとファンタジー世界のドラゴンさんだ! しかもお話できます! 遺物、凄い!
    でも最古さんではなくてヤングドラゴンでしたか(カンフー映画みたい)。
    アキラくんが相変わらず試験を受けさせられましたが、凄いぞ! 腕でドラゴンの物理攻撃を防いだ! 刻印の運用方法も板についている様で、ミレイユさんには嬉しい誤算、師匠のアヴェリンさんは鼻高々ですね。
    ユミルお姉様が、若い男の子相手と変わらずドラゴンに接するのが、本当に素敵です!

    作者からの返信

    ごきげんよう! いつもながら感想、そして丁寧に読み解いて下さって、本当にありがとうございます!
    はい、ようやく……長く険しい道の果て、ドラゴンとの遭遇です。
    ファンタジー世界にお約束の形をした、ちゃんとしたドラゴンですよ奥様!(笑)
    でも本命ドラゴンは、まだこの先……。

    アキラの本領を見ていない状況ですので、丁度良い機会とまたも試験を受けさせられた訳ですが……!
    彼も中々、出来る男になったようです。
    剣としての役目より、盾として使うべき、というアヴェリンの見立ても正しかったようですね。鼻高々!

    ユミルは基本的に余裕ってものを崩しませんものね(笑)
    若い個体に見えるからと、僕ちゃん扱いしてたのは、多分アキラも引いてたんじゃないかと思うんですけど(笑)

  • 楽しい遊び場 その5への応援コメント

    絵面がとてつもなくシュールで面白すぎるwwww

    作者からの返信

    コメントありがとうございます!
    明らかに馬鹿やってる回なので、笑いどころで笑って頂けて嬉しいです!
    こういうギャグ回は、後半ではすっかり顔を見せなくなりますもの……。

  • 竜の谷 その5への応援コメント

    ごきげんよう、アキラくんお騒がせ、クラスに1人はいるお調子者のやんちゃさんになっちゃってますが、それでも愛されてますよね、特にユミルお姉様。
    ミレイユさんに褒められたくてちょっと拗ねてるお姉様。彼女、時折少女みたいに可愛らしくなるところがたまんないのです。
    暗闇の中、命懸けのアスレチック。
    ミレイユさん達は大丈夫でしょうけれど、昔のアキラくんだったらとっくに心が折れていたでしょうご、彼も成長したと言うことでしょうね。

    作者からの返信

    ごきげんよう! いつもながら感想、そして丁寧に読み解いて下さって、本当にありがとうございます!
    確かに、何やらアキラはお騒がせキャラとして、ここのところ活躍(?)してますよね。何もかもが順調、といかない状況を作るには、何かとアキラをズッコケにする方がやり易かったと言いますか……!
    ユミルも基本的には大人な対応や思慮深さを見せるのですが、ミレイユの前では少女らしい拗ね方を見せるのです。素直に口に出来ないのも、またユミルらしさって感じですねぇ……(笑)

    暗闇の中のアスレチックは、ミレイユ達が傍にいるからこそ、出来る芸当でしょうね。デイアートに来る前の状態なら、泣いて許しを請うていたかも……!?
    異世界に身を置いた事で、身体的な逞しさだけでなく、心的逞しさもまた、磨かれたようです。

  • 竜の谷 その4への応援コメント

    ごきげんよう、まさに神々の座、藍色の空、果てしなく続く険しい稜線、人に踏まれるのを拒絶しているかの様な神秘の秘境。
    かつて、神を除くと地上最強にして最古の知能を持つドラゴンの郷に相応しいですね。
    知能を取り戻し、長い眠りから覚めたかの様な感覚を持っただろうドラゴン達、この険しい山脈の中で何を思うのだろうかと想像すると、本当に詐称した神々の罪深さがいっそう浮き彫りになりますね。
    ユミルお姉様、今度はミレイユさんの危機を救って、前回から大活躍の連続、ひょっとしてこの章は私へのご褒美回なんでしょうか海雀さま!?(そんなことはない)
    でもミレイユさん、ルヴァイルさんの愛を疑ってあげないで下さいませ。彼女の切ない想いを理解して受け止めてあげて、とまではいいません。でも、彼女は真摯にミレイユさんに向かっている、その事実だけは、どうか。
    すっかりルヴァイル信者になってしまった。どうぞ、ユミルお姉様にはご内密に。

    作者からの返信

    ごきげんよう! いつもながら感想、そして丁寧に読み解いて下さって、本当にありがとうございます!
    まさに神秘、まさに秘境と呼ぶに相応しい場所ですが、閉じ込められたも同然のドラゴンからすると、牢獄には違いないですね。
    とはいえ、かつて蛇の姿をしていた時でも、山を下りていくドラゴンもいて、そして最古の竜も敢えて甘んじていた部分があるのですが……。

    そういえば最近、やたらとユミルの出番や活躍が多いですね。
    出番の多さは、その揺り返しの兆し……。今度は空気のようになるのやも?(笑)
    いやいや冗談です! 勿論そう、おだ様サービス回でございますとも!(笑)

    ミレイユはルヴァイルから愛を向けられてるなんて全く予想していませんし、青天の霹靂みたいなものでしょうね。
    真摯に接しているかどうかは……、疑い半分……の半分くらいはありますけども。そこはどうしても、接触した時間の短さから、簡単には信じられない部分が出てますね。
    しかしこれで、ルヴァイルとユミルの熾烈な奪い合いが発生してしまう事に……!? 
    一体どうしたら、どうしたらいいですか、おだ様!?(笑)


  • 編集済

    希求 その7への応援コメント

    出たわねwたまにヒロインが調合する系の謎ポーションw

    作者からの返信

    コメントありがとうございます!
    そう、よくあるタイプの何やかんや上手いことやって作る、あのポーションですよ!
    拙作では殆どアキラ専用アイテムと化している模様です……。

  • 竜の谷 その3への応援コメント

    ごきげんよう、遂に来ましたね、ドラゴンの郷。こう書いちゃうと、お土産物のドラゴンまんじゅうとか売ってそうですが。
    なるほど、若いドラゴンは生まれた時から飛べなかったから、飛ぶのも恐る恐るで練習がいるんだ、ちょっと可愛い。でもいきなり賢くなったって感覚って、どんな感じなんだろう?
    最古のドラゴンは、練習なんか不要でしょうね。自転車は何年ご無沙汰でも身体が覚えていますし。戻った知能は、これまでは眠っていた様な感覚かも知れませんね。
    とにかく、ここからの交渉が肝要で、そして一番難しい筈。
    緊張してきました。

    作者からの返信

    ごきげんよう! いつもながら感想、そして丁寧に読み解いて下さって、本当にありがとうございます!
    ドラゴン饅頭、確かに良い商売になりそうですね。
    来る人間、大体全ては丸呑みにされちゃう運命でしょうけど(笑)
    ドラゴンからすると、それこそいきなり手足が生えて来たようなもので、動かす為にはどうするか、練習なしには怖くて出来ないでしょうねぇ……。
    ただ、本来の姿ではあるので、順応は早そうですけど。
    最古のドラゴンには、確かに練習はいらないでしょうね! 自転車と同じ感覚を持ち込まれると、流石にドラゴンも苦笑いではないでしょうか!(笑)
    さて、交渉したいミレイユ達に、最古の竜はどう出て来るのでしょうか。
    でも……、対面までにはもうちょっと険しい道を通らないといけないようで
    ……。

  • 竜の谷 その2への応援コメント

    ごきげんよう、なるほど、魔力量が多いとこのデメリットですか。支援する魔力量より受け側の方が強いと弾いてしまうんですね。
    確かに、特に治癒とかだと悪夢には違いないですよね。頑丈過ぎて注射の針が折れちゃうみたいな。
    アヴェリンさんと、ユミルお姉様の間は相変わらず。アヴェリンさんも自分の価値観の押し付けはいけませんよ?
    って言うか、私の前でユミルお姉様には指一本触れさせない! 
    2本なら、いいです(弱い!)

    作者からの返信

    ごきげんよう! いつもながら感想、そして丁寧に読み解いて下さって、本当にありがとうございます!
    そう、まさしく注射の針が折れるような感じです!
    一定以上の魔力がないと抵抗されるのは、敵だろうと味方だろうと変わらない問題で、だから力量の等しい仲間と組まないといけないというメリットデメリットにも繋がります。
    何だかんだとアヴェリンとユミルは、ちょっと馬鹿をやるといつもどおりの様相を見せますね。
    いい加減、ユミルの扱いは分かっていると思うんですが、ミレイユへの侮辱めいた台詞だけは看過できないようです。

    ユミルの為に啖呵切ったものの、二本の前に呆気なく撃沈するおだ様!(笑)
    アヴェリンに脇腹つんつんされて悶絶する様を思い浮かべてしまった……(笑)

  • 竜の谷 その1への応援コメント

    ごきげんよう、ミレイユさんのモノローグにもあったように、本当に、思えば遠くへ来たものだ、状態でしょうね。
    背負わされるものの重さに耐えかねて選んだ日本への帰還が、実は神々の思惑に沿ったもので、それに反抗しようと足掻けば足搔くほど背負うものが増え、その重みが増していく、しかも今はそおれから逃げ出そうとは思わずに、それらを全部纏めて救い出すのだという決意が溢れている今の状態、皮肉と言えば皮肉だけれど、けれどミレイユさんの存在意義はそこにこそあったのではないかという、腹の括り方、本当にすさまじい生き様だと思います。
    ルヴァイルさんの寄越した連絡役、彼女の切ない恋心が鳥になったようですね。

    作者からの返信

    ごきげんよう! いつもながら感想、そして丁寧に読み解いて下さって、本当にありがとうございます!
    本当に……、本当に遠くまで来ましたねぇ……。
    重荷が嫌で逃げ出したのに、今では何倍では利かない重荷を背負って、腹くくっているんですからね。
    まさしく、皮肉というしかなく……。そして、ここに覚悟と決意を持って立ち向かう事が、彼女の存在意義でもあります。
    残りの寿命が一年切っている、という瀬戸際の……そして背水の覚悟でもありますね。でも、彼女は窮地には立ち向かうように出来ているんだ……!

    うふふ、そうですね。
    ルヴァイルからの淡い期待そのものが、形になっているかのようにも見えます。
    ミレイユには全く何も伝わらず、単なる鳥としか映ってませんが(笑)

  • 遺跡へ向かって その11への応援コメント

    ごきげんよう、緊張感、緊迫感が嫌が応にも増す物凄い描写でした。
    スチームパンクSFとファンタジーの見事な融合ですね、この物語の醍醐味でもありますよね。
    蒸気機関と歯車に神器が投入されて引き起こされるのは、ファンタジー世界の雄であるドラゴンの再生と復活、凄い展開ですよね。
    さあ、これでミレイユさんの思惑通り、ドラゴンとの交渉可能な状況に持ち込めたならば。
    本当の勝負は、ここからなんですよね。
    手に汗握る展開、とはまさにこのことですね。

    誤字だと思うのですが、
    >どこか落ち着なおい気持ちにさせられた。
     → どこか落ち着かない気持ちに
    だと思うのですが。

    作者からの返信

    ごきげんよう! いつもながら感想、そして丁寧に読み解いて下さって、本当にありがとうございます!
    緊張、緊迫、それを文字から受け取って頂けて、作者として本当に嬉しい気持ちです! 凄い展開と言って頂けると、頭を捻って、頭を抱えて考えた労苦が報われます!

    ここだけ異質なスチームパンクSFですが、明らかに世界が違うと感じ取って貰う為に、こういう設定にしました。
    裏切りの八神にも手を出せない理由付けの一つとして、単に凄い魔法道具じゃ足りないなぁ、と……。
    それで意味不明な機構を持った、迂闊に触ると破壊して使用不可になりそうなもの、としてこういった形になりました。

    さて、ここからが本番の、ドラゴン交渉……なのですが!
    ドラゴンに出会うまでの道のりも険しく、一筋縄ではいかない模様です。
    ファンタジー世界に来て、ようやくファンタジーらしい冒険活劇やってます。
    今までは森の中を移動とか、精々そんなものしかありませんでしたからねぇ……。

    そしてまたまた誤字!
    いつもご指摘ありがとうございます!
    最早おだ様に足を向けて眠れません!(笑)


  • 編集済

    遺跡へ向かって その10への応援コメント

    ごきげんよう、ユミルお姉さま、蒸気噴出の発見からメンテナンス坑の発見と、確かに捜索術に秀でていらっしゃいますね、さすが私のお姉さま(誰のだ)。
    やはり観察眼を日頃から磨いていらっしゃるのでしょうね、学者さんとしては注意力が全方向に向けているのは大切な資質だと思います。
    アヴェリンさん、アキラくんへの期待値のハードルがどんどん上がってる。
    それだけこの三か月の放置期間での彼の成長が嬉しかったのでしょうね。
    そうか、ドワーフさんって人間よりも体格が小さいイメージがありますものね、ハリウッドのアクション映画みたいに通風孔を匍匐前進していくしかないのか。
    ユミルお姉さまの腰への労りはあながち冗談ではないのかも……、おっと誰か来たようです。

    誤字だと思うのですが、
    >遺跡の方からユミルが声を上がった。
     → ユミルが声を上げた、もしくは、ユミルの声が上がった。
    だと思うのですが。

    作者からの返信

    ごきげんよう! いつもながら感想、そして丁寧に読み解いて下さって、本当にありがとうございます!
    追跡したり隠密したりと、普段から得意としている部分ではありますからね。
    ルチアが探知術とかで先手に回る事は多いのですが、今回見たいに魔術頼りに出来ない時には、やっぱり普段の観察力がモノを言うようです(笑)

    ですね! アヴェリンはアキラへのハードル上げちゃってます。
    何だ出来るではないか、という自分の想定より上を行ったのが嬉しかったようです。じゃあ、このぐらい出来るようになれ、という様な師心が出てしまってます(笑)

    やっぱりドワーフと言えば子供の体格、でも髭もじゃ、というイメージです。
    彼らにとっては普通に立って歩けても、彼女らの様な慎重となると、ミッションをインポッシブルするように移動するしかないのでしょう(笑)
    ……おや、ユミルさん? こんな時間からお出かけ? そんな良い笑顔で? はい、行ってらっしゃいませ……!

    いつもいつも誤字報告ありがとうございます!
    それにしても、何度か書き直している内に、自分でも訳分からなくなったかのような誤字してますね!
    修正させていただきました!

  • 招待 その2への応援コメント

    コメント失礼します。
    マナを取り入れるために、これからどんな特訓をするのか、次回以降もわくわくしながら読み進めることにします。私も魔法使いになりたい!!

    作者からの返信

    コメントありがとうございます!
    ここからアキラの修行が本格的に始まります。
    そうですよね、私も魔法使いになりたい!(笑)

  • 別世界の住人 その6への応援コメント

    かわええのぉかわええのぉ(*´ω`*)(老婆顔)

    作者からの返信

    コメントありがとうございます!
    甘味にすっかり心を奪われたようで……。強盗を片手で完封できても、スイーツには勝てなかったよ……(遠い目)

  • 別世界の住人 その5への応援コメント

    もう、なんというか..ドンマイ..w

    作者からの返信

    コメントありがとうございます!
    まぁ、えぇ、はい……。似合いの末路と言いますか……。
    とにかく、ドンマイ!(良い笑顔)

  • 別世界の住人 その4への応援コメント

    あ、強盗くん残念だったね(((

    作者からの返信

    コメントありがとうございます!
    全く、運の悪い事で……。
    悪い事は出来ませんよね!

  • 遺跡へ向かって その9への応援コメント

    ごきげんよう、落葉の陣って、箱庭の中で天辺から落下するときに広げた安全マットみたいなヤツですよね、ここであの話の伏線が回収されるとは素敵です海雀さま!
    そうか、山に登って入り口から入り、地下ダンジョンみたいに下っていくと最下層の遺物に突き当たる構造なんですね、今回はその最下層から漏れ出る蒸気を見つけたからショートカットできるのか。
    アキラくん、お手柄です、ツイてるときってこんな感じですよね。
    天はミレユさん達に味方したのかもしれません。
    森軍も麓で合図をしたから、このタイミングだと王都攻撃と遺物との接触はほぼ同時なのかしら、そしたら上手い偽装工作の完成ですね!

    作者からの返信

    ごきげんよう! いつもながら感想、そして丁寧に読み解いて下さって、本当にありがとうございます!
    そうです、その安全マットです!(笑)
    覚えて頂けていて光栄でございます!

    そうなんです、中々嫌らしい作りといいますか、それなら入口は下に造れよ、と言いたい気持ちもあるのですが、侵入され辛い作りになっているのも重要なので、こういう構図になっております。

    でも、結果としてアキラのお手柄となりました。
    運というやつも、一度大きく傾くと、その揺り返しが起こるものなのかもしれません。
    森軍とのタイミングも良い感じで合いそうなタイミングですし、上手くいけば偽装工作の完成です。
    ミレイユはまたも神々の裏を搔いて、ドラゴンとの接触が出来るようになりますよ!

  • 遺跡へ向かって その8への応援コメント

    ごきげにょう、トロールさん達もある程度の知能は持っている様子ですね、おサルさん程度? 岩や石を投げて遠距離攻撃でないとヤバい、それくらいの感覚はあるのか。巨人が三人(三匹?)目を白黒させているのがなんだか可愛い。きっと挿絵があれば可愛くないんでしょうけれど。
    それにしても簡単には遺物へ到達できないものなんですね。
    これって、遺跡ができた時から、彼等はこの遺跡と遺物を守ってきた、ということなんでしょうか? それとも神々が警戒装置として彼等をここに住まわせて、騒ぎがあったら誰かが接近したと知るため? 1回目にミレイユさん達が来た時もいたんでしょうけれど、その時と今では意味が違いますよね。

    作者からの返信

    ごきげんよう! いつもながら感想、そして丁寧に読み解いて下さって、本当にありがとうございます!
    そうですね、やっぱりお猿さん程度の知識はあって、実力差がある事も理解しているようです。だから近付かず対処、外へ追い立てようと石投げ攻撃で済ませようとしていました。
    巨人も実際、災難なものですよ。突然、寝床に闖入者が現れ、仲間を一人殴り飛ばされたんですからね(笑)
    そりゃ怒るでしょ、という……。

    そうですねぇ、遺跡への道は険しく、そもそも一般人(例え高い実力者でも)が勝手に遺物を使用できないよう、わざと険しい場所に置かれています。
    そこにいる魔物は勝手に住み着いただけで、別に守り人の様な役割で置かれていた訳ではありません。
    でも、そこで高度な魔術を使った反応が検知されたら、まっさきに「目」が向く事になるでしょう。
    そういう意味では、自然なトラップとして作用している、と言えます。
    かつて一回目、ミレイユが通った道から既に逸れていますし、到着は更に困難を極めそうです。

  • 遺跡へ向かって その7への応援コメント

    ごきげんよう、なるほど、不壊ともうひとつは魔力の簒奪ですか。
    相手の魔力を削ぐだけじゃなく、奪ってしまえるんですね。
    確かに初期のアキラくんだとその効能には意味はなかったでしょうけど、アヴェリンさんのシゴキ、学園での鍛錬、そしてデイアートに来てからの冒険者としての日々に加えて刻印を施したことで、それが有効利用できるようになったんですね。
    アヴェリンさん、さすがですね、ただの脳筋じゃなかったんだ(失礼すぎる!)。
    アキラくんが熱望していた以上に、アヴェリンさんを攻撃手に専念させることができるくらいの守り手になれたというのは、アキラくんにとっては栄誉であり、大きな自信になったでしょうね。

    作者からの返信

    ごきげんよう! いつもながら感想、そして丁寧に読み解いて下さって、本当にありがとうございます!
    はい、そうなのです。アキラがしごきに耐え、学園で磨き、そしてデイアートで冒険者として鍛えて来た、というステップアップがあってこそ、実った力です。
    そうやって、ようやくアヴェリンにも認められる事になりました。
    そう、アヴェリンはただの脳筋じゃなかったんですよ!(笑)
    いやはや、それにしても認められるまで長かったですね……! いや、書いてる自分でも時間掛け過ぎでは、と思ってます!
    それはともかく、アキラも一つ自分に任せられる役割を貰って、嬉しくも自信も付いたでしょう。まさに、そのとおりですね!

  • 遺跡へ向かって その6への応援コメント

    ごきげんよう、アキラくん、やりますね、カッコいい! 七生さんが見ていたら、黄色い悲鳴と共に失神していたかも知れませんね。
    やっぱりスメラータさんやイルヴィさんが惚れるだけのことはありますね、成長著しいです。
    でも冒険者としてのスキルを積んだことが、やはり戦士の道から逸れていくきっかけになったのかも知れませんね。元々の資質自体が戦士向きじゃなくて、冒険者に向いていたのかも。
    でもこれでミレイユさんのお役に立てると、証明できましたね!

    作者からの返信

    ごきげんよう! いつもながら感想、そして丁寧に読み解いて下さって、本当にありがとうございます!
    アキラも強くなったなぁ、と感慨深く感じるものがあります。
    初めてトロールと戦った時は、乙女の様な悲鳴を上げて、地面に転がっていたものなんですが……(笑)
    七生がその時の光景を見ていたら、一体どういう反応だったでしょうね?

    そうですね、冒険者としての活動を通して、チームの盾役として動いていた事もあると思います。
    より強い戦士を目指す事は、その時点から逸れていたような気がします。
    でもとにかく、単なる足手纏いにならない事は証明できました。
    これから相手するドラゴンやら神々を考えると、果たしてどうだろう、と思えるところはあるのですが……。

  • 遺跡へ向かって その5への応援コメント

    ごきげんよう、アキラくん、やっちゃいましたか、ユミルお姉様の「おバカ」が可愛らしくて身悶えしてしまいました! アキラくん、後でアヴェリンさんだけじゃなくユミルお姉様からも怒られるんですね、なんて豪華なご褒美なんだ。
    そうか、アキラくん、戦士ではないのか。確かに興味深い評価ですね。けっして悪口ではないのでしょうが、やっぱりアキラくんの育ちの問題なんでしょうね。
    現代日本で生まれ育って、戦士の身構えはやっぱりなかなか身につきませんよね。
    冒険者にしても魔物魔獣退治のプロであっても、兵士とは資質が違うでしょうね。
    アキラくん、頑張れ!
    この時のために、同行を許されたんですものね。

    作者からの返信

    ごきげんよう! いつもながら感想、そして丁寧に読み解いて下さって、本当にありがとうございます!
    まぁ、アキラはいつかやってくれると思ってましたよ!(良い笑顔)
    ユミルが罵倒する時、いつか言わせようと思っていた台詞をようやく使えて、作者的にも嬉しい展開です。

    そうですね、アキラは戦士に向かない、というのは決して悪口ではないです。
    むしろ前衛としては優れていて、でも攻撃役より守護役が向いている、という話なのでした。その見解は、次々話でミレイユ達が話し合います。
    仰るとおり、豊かで恵まれた日本社会で育って、その上で戦士の心構えというものは難しいですね。
    スポーツでより腕を磨く事と、命の奪い合いは全くの別物ですし。
    さて、アキラの頑張りに期待しましょう!

  • 遺跡へ向かって その4への応援コメント

    ごきげんよう、本当に、文字通り道無き道、を行かなばなりませんね。
    現代日本の山々は殆どが観光登山ができる様な登山道が整備されていて、それでも辛いと言うのに。
    でもアキラくん、弱音吐き過ぎですよ、そんなじゃスメラータさんに愛想を尽かされちゃいます。残るは七生さんだけ。
    でもミレイユさんの念動力、ザイル代わりにもなるなんて便利。
    でも使い過ぎるとアヴェリンさんに怒られそう。

    作者からの返信

    ごきげんよう! いつもながら感想、そして丁寧に読み解いて下さって、本当にありがとうございます!
    はい、文字通りの道なき道を行っております(笑)
    整備されていない道、そして本来なら選ばない道を歩かされて、アキラも参ってしまったようですね。
    冒険者として暮らしていたここ数ヶ月、その際に培った冒険者としての常識が、ミレイユ達の非常識に付いて行けていないだけ、とも言えるのですが……。
    でも、スメラータやらに愛想を尽かされても、七生だけは受け止めてくれるという謎の信頼感はどこから……!?(笑)
    ミレイユは良く便利使いとして念動力使いますが、癖になっている所為もあるんですよね。確かに、みだりに使用していると、アヴェリンからご忠告くるのやも……!

  • 努力と魔力 その6への応援コメント

    しばらく間を空けてしまいましたが、やはり面白いですね(^-^)

    アキラが不憫すぎて、「魔力もらえるなら良かったじゃん」と軽く考えていました。
    普通の人間がどこまで強くなれるのか、心が折れないか心配になります。

    この場をお借りしまして、短編に星をいただきありがとうございました!

    作者からの返信

    わぁ、感想ありがとうございます!
    陽咲乃様の作品も、よく読ませて頂いております!
    アキラもこの時点で、大層な志を口にしておりますが、それが最終的にどうなるかは……是非、ご覧になって頂きたいと思います。

  • 遺跡へ向かって その3への応援コメント

    ごきげんよう、あらあら、アキラくんご愁傷様、って彼にしてみればこれはご褒美の類いかも?
    いくら説明不足で不安が先立ってしまう、とは言えアキラくんの能天気さはミレイユさん達の焦りとか今後の展開想定からすれば、少しばかりウザかったかもしれませんね。
    このミレイユさんらしからぬ雑な扱いから、この先の苦労を感じ取ってくれたら良いのですが。
    そうか、森軍しんげき開始の合図はこの時点で発せられたのか。私はドラゴンとの交渉成立で出されたのかと思っていましたが、欺瞞の動きの効果の高さを考えると、ドラゴンによる神々の座への奇襲時点よりも遺物利用を目眩しできた方が効果的かも知れませんね。

    作者からの返信

    ごきげんよう! いつもながら感想、そして丁寧に読み解いて下さって、本当にありがとうございます!
    ミレイユに高い高いして貰ってるんだから、それはもうご褒美に決まってます!(暴論)
    そうですね……。アキラに多くを語っておらず、そして危機の度合い全てを教えてない状態が悪いと、言うとそれまでなのですが……。
    でも、アキラに対しては、全貌を安易に教える事の危うさ、というのもありますからね……。いや、彼の忠誠だったり誠意だったりは、もう十分信頼されているんですけど。
    欺瞞について、どこで札を切るのが一番良いのか、それは悩ましいところだったと思うんですけど、遺物が使えない状況が最も困ってしまうと考えたようです。
    それが吉と出るかは……もうご存じでしたね(笑)

  • 遺跡へ向かって その2への応援コメント

    ごきげんよう、アキラくん、スメラータさんやイルヴィさんとの別れより馬との別れの方が辛そうってどう言う事!? 冷たい男ね、フン!
    なんて言われちゃいますよ?
    まあ確かに動物の愛情って真っ直ぐですから、愛情を向けられる方の感情も揺れてしまうでしょうが。
    足跡、痕跡を消して、いよいよ、遺物へ。
    そうか、前回日本へ帰還した時も使ったから二度目なんですね。気は逸るでしょうが、どうぞ気を付けて。
    どこまでも時間に追いかけられるのが辛いですね。時間だけはどうしようもないですから、いっそうのこと。

    作者からの返信

    ごきげんよう! いつもながら感想、そして丁寧に読み解いて下さって、本当にありがとうございます!
    そう言われると、本当だ! アキラったら馬との方が、別れを惜しむってどういう事でしょうか!(笑)
    一度懐いた動物というものは、可愛くて仕方ありませんからね。
    それに、どうもアキラは女性に対して苦手意識がありますから……。基本的に女性は自分より強い存在、という偏見というか経験から、及び腰になってしまうんですねぇ……。

    はい、一度はこの遺跡で日本へ帰還してますからね。
    ただ二百年も前となると、色々変わっている事も予想されて……一筋縄では行きそうにないですね。
    本当に、時間だけはどうしようもない所ですからね……。常に追われる立場のミレイユは、特に思うところがあるでしょう……。

  • 遺跡へ向かって その1への応援コメント

    ごきげんよう、ミレイユさん、辛そうで、読者まで苦しくなってきそうです。余命一年、ある日突然の急死ではなく、ラストへ向かって徐々に身体が弱り、苦痛も大きくなるなんて、本当に残酷な仕掛けだと思います。
    そこへ持ってきて、この奇襲急襲の為の強行軍ですものね、いっそう体力への負担は大きい事でしょう。ルチアさんが伝えなくても、ユミルお姉様やアヴェリンさんはきっと気付いていて、内心ではとても心配されていると思います。アキラくんは気付いてないのでしょうが、それも時間の問題の様な感じですよね。
    遺跡はそんな険しい山の頂上ですか。なんだかイメージ的に地下迷宮の奥にある様な気がしていました。山裾は森が深くて山頂は雪をかぶっている、キリマンジャロみたいな感じなんでしょうね。

    作者からの返信

    ごきげんよう! いつもながら感想、そして丁寧に読み解いて下さって、本当にありがとうございます!
    まったくです、神々も本当に残酷な仕掛けを残しました。痛ければ、辛ければ、気持ちも萎えていくものですからね。
    強く敵意を持つようなら、それもまた一つのセーフティとして機能するとでも思ったようです。
    その上での強行軍、更に戦闘でもして魔力を消費すると、更に寿命が減るというオマケ付きです。
    ユミルやアヴェリンは、やっぱりその辛さを感じていますね。我慢しているミレイユに、我慢できずに声を掛ける事もチラホラと……。
    アキラは当然気付いておらず、何より強い存在というイメージが強すぎて、そういう風には見れない、という部分が大きいようです。

    遺跡は山の中腹あたり、頂上までは登りません。
    更に洞窟内を通過して、山中へ赴く必要もあります。中々大変な所に隠されているのです。
    そう、イメージとしてはまさにそれ! キリマンジャロみたいな感じです(笑)

  • 目眩まし その8への応援コメント

    ごきげんよう、結局、大神を封して大神を詐称していた神々は、自分たちの力で管理できる範囲だけを隔離して世界と称し、その手の届く隅々までの狭い空間を人々や動物、魔物魔獣に信じ込ませてきたと言う事なのでしょうね。
    そして自らも自分達が作った動物園の中に閉じ籠ってしまった、小心者の一団なのかもしれません。
    囲った空間の外に広がっているかもしれない世界、それに心を煌めかせ、魂の赴くままに人類達が雄飛されたら、自分達の手は届かなくなるから。
    だからこそ、維持管理のため、必要なエネルギーを外の世界から連れてくる必要があるのかしらとも思えます。
    そして閉じ込められた生物達も、その狭さが本能的に理解できるから、魔術以外の科学技術や好奇心を押さえ込まれているのかも。
    少しでも好奇心が湧けば、狭い世界を打ち壊そうとするだろうから。

    作者からの返信

    ごきげんよう! いつもながら感想、そして丁寧に読み解いて下さって、本当にありがとうございます!
    そうなのです、そういう事なのです。
    自分達が管理できる範囲だけ残し、あるいは切り取り、どうにか出来る部分だけ隔離していました。
    その事実と、当時の変化をその時を生きていた人がどう感じたかは分かりませんが、記録を残したり、外へ飛び出す事を禁じる為に、技術の発展すら阻害してきました。
    それこそ、欺瞞ばかりの世界を隠しきれなくなるからです。
    そして分不相応な事をしている訳ですから、維持に掛かる力はジリ貧……足りなくなるのも必然です。そこで外から持ってくるしかない、という結論に至ったのです。
    そうですね、空の向こうへ、海の向こうへ、そうした探求心全てを奪い去る事は無理でしょうね。でも生物としての本能が、その狭さを覚えてしまう限り、押さえこまれてしまうのかもしれません。
    そしてミレイユは、その壁を打ち壊し、新たに創造する一助となるのか……。神々との抗争の果てに何があるのか……、見届けて頂けたらと思います!

  • 実践 その4への応援コメント

    アキラさんの心からの「いやぁアアアア!!!」に笑っちゃいました!!いや、分かりますけども!!

    作者からの返信

    感想ありがとうございます!
    恥も外聞もなく、乙女の様な悲鳴を上げて倒れるアキラ……。
    非常におマヌケな姿ですが、笑って頂けたならアキラも本望というものでしょう!(笑)
    これからも、アキラはイジメの様なスパルタ教育を受けていく事になりますよ。お楽しみに!(鬼)

  • 目眩まし その7への応援コメント

    ごきげんよう、空を覆う壁、星々はその壁に付いた傷。ユミルお姉様が傷がつくシーンの目撃者だと言うのも驚きましたが、それ以上にやっぱりお姉様は可愛くて素敵です(そこか)。
    って、やはり動物園みたいに、それこそ箱庭みたいにデイアートと呼ばれる世界は隔離されていたのでしょうね。それこそ、真の大神ではない詐称大神が維持できるだけのサイズとして。
    ミレイユさんがアキラくんの様な、誰もが首を傾げる(現代人なら首を傾げるような不思議で矛盾する自然現象)世界に然程疑問を持たなかったのは、ゲームと言うサイバー世界の中に隔離された限界が見える世界にきた、と考え、そしてそのバーチャル世界に馴染んでいたからかも知れませんね。
    もしも詐称大神が世界を維持できなかったら。
    壁や大瀑布も無くなって、原始の地球の様な惑星が広がっているのかもしれないな、そう考えると、SF好きとしてはわた違うワクワク感が湧き出してきます。

    作者からの返信

    ごきげんよう! いつもながら感想、そして丁寧に読み解いて下さって、本当にありがとうございます!
    真実の一端を、ここで知る事になった、というシーンですね。ユミルは大神が小神を数人掛かりで倒す、という事実を知ってますからね。
    その時に見た事なのです。
    そして箱庭みたいにデイアート世界を隔離していた、というのもズバリでした。お見事です!
    ただ、大神と同じ規模で維持できないのは当然として、維持する必要に迫られた原因はちょっと違います。
    その辺りも次章で判明するんじゃないでしょうか。

    そう、ミレイユが疑問を抱かなかったのは、正にそういう事ですね。
    ミレイユは当初ゲーム世界に来たと思っていたし、その世界に馴染む事に、そういった部分も常識に置き換わって、気にならなくなっていました。

    そうですね。元の姿は、きっと地球の様な惑星だった事でしょう。
    何かが違ったら、もしかするとその世界が今もあったかもしれせんね。
    歪な姿にならなければ、きっとミレイユもこんな事にはなってなかったでしょうけど(笑)

  • 目眩まし その6への応援コメント

    ごきげんよう、アキラくんとアヴェリンさんの師弟関係、ユミルお姉様は最初から感じていた様ですけれど、やっぱり歪ではありますよね。
    双方、と言うより主にアヴェリンさんのアキラくんの見方が、一般的な体技や武技の師匠、と言うより、ミレイユさんに対する心の向け方での嚮導者、と言う感じがします。武技の師匠としては言葉足らずでスパルタの度が過ぎているけど、それはアリかな、みたいな。
    そしてアキラくん側では文化の違いと教育の違い、ミレイユさんへの思いの違いがあってすれ違う、それがいっそう他者からは歪みに見えるのかも、なんて思っていました。
    って、でもアキラくん、よくぞ私が気になっていたことを聞いてくれました!
    ご褒美に私が膝枕してあげますよ!

    あ、いりませんかそーですか。

    作者からの返信

    ごきげんよう! いつもながら感想、そして丁寧に読み解いて下さって、本当にありがとうございます!
    そうですねぇ、二人の師弟関係はアヴェリンが気遣いできない性格の所為もあって、歪な感じですよね。
    武技の師匠としては、出来る事を教えているんだから、出来ない方が悪いという論調なので、自然とスパルタになってましたね。
    そこにミレイユへの思いの丈と違いが、上手くすれ違うせいで、よほど歪みが大きく見えてしまうのでしょう。

    おだ様に膝枕して貰えるなんて、アキラの奴め! 泣いて喜びお願いしなさい!
    ただ、それをイルヴィとスメラータが目撃すると、漏れなくアップを始める事になりますが(笑)

  • 目眩まし その5への応援コメント

    ごきげんよう、アキラくんにしてみれば、この反応になっても止む無し、でしょうね。
    だからこその「交渉」の腹積りなんですし、できるだけ印象わをよくしておきたい、と言う為の先に遺物へ、なんですけれど。
    アキラくん、冒険者になってお馬さんも乗れる様になったと思っていたんですが、そうでもなかったのですね。
    イルヴィさんやスメラータさんにあれだけ愛情を投げかけられて、日本では七生さんが待っていて、その上、アヴェリンさんと身体を密着させていると言う、なんとうらやまけしからん!
    相手がドラゴンと聞いて情けない声を出すんじゃありません、プンプン!
    でもこのメンバーにアキラくんが加わると、アキラくんが狂言回しになってくれるので、ある意味いいですよね。
    アキラくんはアヴェリンさんに怒られる機会が増えるのでしょうけど。

    作者からの返信

    ごきげんよう! いつもながら感想、そして丁寧に読み解いて下さって、本当にありがとうございます!
    はい、だからこその「交渉」で、戦闘ありきで考えていないし、可能な限り回避しようとは考えています。
    馬はきっと乗る機会くらいあったと思うんですよ。
    でも、ちょっとしたお遊びで乗るのと、本格的に乗り回すのとでは別物、という部分で、つまり「乗れない」って事になってます。

    イルヴィ達はともかく、このお四方に囲まれてても全く羨ましくないと思うのは何故なんでしょう。
    少しでも不遜や不敬っぽい行動したら、即座に血の海に沈められるからですかね?(笑)
    でもとにかく、このメンバーの中にアキラがいると、狂言回しとしての役割を与えられるのは確かですね。
    下手な事を聞いても、ある種許されるっていう雰囲気もあるので、その所為もあるんですけど。ただ、いつでもアヴェリンからの苛烈さは変わらない、というオマケ付きではありますが(笑)

  • 目眩まし その4への応援コメント

    ごきげんよう、なるほど、神々の会議中に事が起きたのは計画の内ではなくて、そうならば良いがと言う希望が偶然叶ったと言う事だったんですね。通信連絡手段がない状態で、かつ全てがこちらの希望的な計画ですから、多少のズレは覚悟していたでしょうから、デルン王国攻めだけは合図と共にですけど、全てがベストに近いタイミングに持って行けたと言う事ですね。
    ドラゴンとの交渉に遺物を使って元の姿に戻してやる、これを交渉条件にするつもりだろうと思っていましたが、確かに、ドラゴン側から見れば気持ちの良い交渉とは思えないでしょう、その意味では先に遺物へ向かうのは好判断でしょうね。ユミルお姉様やルチアさんの指摘するリスクは、どんな交渉形態でもある程度以上は発生する訳ですから。
    そうか、馬の利用もスピード優先だけでなくあしどりの隠蔽にも使えるのか。
    策に溺れる事なく策を重ねて有効活用する、ワクワクドキドキしますね!

    作者からの返信

    ごきげんよう! いつもながら感想、そして丁寧に読み解いて下さって、本当にありがとうございます!
    実際のところは出来過ぎなタイミングなだけ、っていうオチでしたけど、連絡手段がないとなれば、そこはもう運任せになるしかないどうな、って思ったので、こういう形になりました。

    ドラゴンからしても、過去に神々からされた要求を、形を変えてもう一度される訳ですので、やっぱり気分が良い筈ない……という判断です。
    どちらが主導権を握るか、というのは重要な部分なのですが、要求の前に敵意を持たれたら意味ないですものね。

    そうなのです。加えて馬は現世と違って魔獣の分類ですからね。
    魔術なんかも併用してやれば、まぁ長く走って頂けるのです。
    色々な意味で速さが命! ですからね。ミレイユ達の本気度も高いのです。

  • 目眩まし その3への応援コメント

    ごきげんよう、相変わらず考えなしのアキラくん、かえって安心です。アヴェリンさんの言う通り言葉に不自由がなくなった分、想いが口から溢れちゃうですよね。って、ここは解説役だから海雀さまに操られたんです! ってアヴェリンさんに言い訳しないと、殴られちゃいますよ? あ、久しぶりだから殴られたい?
    ルチアパパとフレンさんでしたか。
    フレアさんが信仰に近い尊敬、戦力配分も考えずに見送りたい、それを非難はできませんよね。
    ルチアパパもミレイユさんには完全に信仰心だと思いますが、今回に限っては、娘の無事を祈っての見送りだと思いたいです。
    数々の別れが描かれていて、決戦間近の雰囲気が静かに盛り上がりつつありますね。

    作者からの返信

    ごきげんよう! いつもながら感想、そして丁寧に読み解いて下さって、本当にありがとうございます!
    平常運転アキラ、彼の役回りとは、そういうものなのです……(遠い目)
    物語を動かすには、そういう便利キャラが必要というもので……でも、何だかんだアキラも雑な扱いされて喜んでる筈なので、良いんじゃないですかね(目逸らし)

    引き渡し役はもっと下位の一般兵などを想定していた筈ですが、これにはミレイユも苦笑い。
    ルチアパパは確かにミレイユに対する誠実さや行き過ぎた忠誠心から出た行いですが、間違いなくルチアの事も見送る為に来ています。
    そうですね、別れも済ませたとなれば、いよいよ決戦間近といったところ。
    神々の前にもドラゴンが控えていますし、さて、どうなります事やら……!

  • 目眩まし その2への応援コメント

    ごきげんよう、国と言うものに対する感情や温度、思いが、地球とは違うのですよね。国の上位機関として神々がいる、民としては税を取り立てて管理してくる国家よりも頼らないけど信仰をしてさえいれば守ってくれるかもしれない神々に気持ちは向くでしょうね。
    アキラくんは感情の出所と方向が、既にこのデイアートの民に同化していますよね。逆に言えば日本でも一般市民だった彼にはそちらの方が寄り添いやすいのかも知れませんね。
    以前ハーレムを満喫していたアキラくんが疑問に感じた、夜空の瞬かない星々。
    あれも神々の監視衛生なのでしょうか?

    作者からの返信

    ごきげんよう! いつもながら感想、そして丁寧に読み解いて下さって、本当にありがとうございます!
    絶対君主の上に立つ存在が、現実にいるとなれば、やっぱり思いを向ける方向にも違いが出るでしょうね。
    行政といったものは国の管轄で、法の多くは国が勝手に定めますけど、曲げられない法……神の定めた法、というのもあって、これに従う限りは大丈夫、という安心感もあるものなのです。

    アキラが基本的に庶民目線なのは、やっぱり日本から庶民として生きて来たからこその視点でしょうね。
    戦争になれば、迷惑なだけなのはやっぱり庶民ですもの。
    そして瞬かない星々に、監視衛星……! それ先に思い付いていれば採用(パクリ)したのに!(笑)
    失敗しました、その手があったか!


  • 編集済

    目眩まし その1への応援コメント

    ごきげんよう、アキラくん、普段以上に質問と当て推量ばかりですけれど、きっと数ヶ月ぶりに皆さんと再会できたこと、同行を許されたこと、そして命懸けの戦いにこれから臨もうとする興奮と不安でいっぱいだからなんでしょうね。遠足に行く子供みたいですよ? 悲しくて辛い涙の別れを済ませたスメラータさんやイルヴィさんが見たら、鼻白らむかも?
    でも、徹底的に痕跡を消し、隠蔽を図る努力を重ねてますね。もう、爪の先ほどのミスも許されないと言う真剣さと慎重さ、だけどスピードが命、難しい舵取りが必要な場面ですが、この四人なら安心して見ていられますよね。
    でもこうして考えると、ガスパロさんの存在は本当に貴重で、街に初めてきた時に彼と縁を結べて僥倖でしたね。
    せっかく同行を許されたのだから、アキラくんもこれに早く慣れないといけませんね。

    作者からの返信

    ごきげんよう! いつもながら感想、そして丁寧に読み解いて下さって、本当にありがとうございます!
    そうですね、興奮冷めやらぬ、と言うんでしょうか。
    アキラは今、何か別に考え事をしていないと落ち着かないんでしょう。とはいえ、あの二人が見ると鼻白む光景には違いないかも。
    別れたばかり、悲しい気持ちが沸き起こるのを防ぎたくて、考えなくて済むように、という考えもあるのですが……とはいえ、はしゃいでいるようにしか見えませんね!
    はい、現在隠蔽工作の真っ最中、そして容易な再発見をさせない為に尽力しています。でも、この四人なら早々馬鹿な真似はしないだろうな、という安心感はまさにそのとおり。
    読み手側も、奇襲成功の場面は見ている訳ですし。
    でも確かに、今回ガスパロさんという協力者を得られていて、本当に僥倖でした。居なければ絶対に手に入らなかった、というと、相当難しいし足跡辿られていたかもしれませんからね。
    アキラも、もうすぐ慣れると思いたいですけど、いつまでも変わらないだろうな、という変な安心感も同時にあります(笑)

  • 再会と別れ その8への応援コメント

    ごきげんよう、そうか、ミレイユさんは体内の魔力量が膨大で、時折外へ逃さなければ爆発しちゃうってお話でしたものね。刻印を貼ればそちらが魔力を意識せずとも吸収してくれるので少しは楽になる、というのが刻印のメリットのひとつだったんですね。海雀さま、どうでしょう残念な私の推理は!?
    ガスパロさん、これも既にミレイユ信仰に染まってきてる気がしますね。
    こんな風に無意識のうちに信者が増えているのだろうなぁ。

    作者からの返信

    ごきげんよう! いつもながら感想、そして丁寧に読み解いて下さって、本当にありがとうございます!
    はい、おだ様、その解釈で合っています!
    そして、その放出される魔力を検知して居場所を確認されているので、隠蔽効果も同時に計るという狙いもあるのです。

    ガスパロは元から生粋の魔術士、本物に対する憧れが強かったですからね。
    それが無ければ、単に尊敬できる人、で落ち着いた可能性もありますが……。
    でも、ミレイユが味方や理解者を増やす時って、何かしら誤解が根本にあったりしますので……つまり平常運転という事かもしれません(笑)

  • 再会と別れ その7への応援コメント

    ごきげんよう、あら、ミレイユさんが刻印を所望、ですか。これは予想外の展開。
    ただミレイユさんの思考方法だと、メリットデメリットを勘案した上で、効率的で利便性が高くてデメリットを相殺できるのなら簡単には否定しないとは判っていましたが、「求血」という刻印がどんなものなのか? 字面だけで想像すると、ちょっと不気味そうな効果がありそうですけれど、ミレイユさんがマスターしいない魔術の一つなんですよね? そのうえで必要だというのは、ひょっとしてミレイユさんの体調面に関係があるのかしら?
    ユミルお姉さまが別の用事で席を外しているのもそっちの関係なのかな?

    誤字だと思うのですが、
    >「殿だなと、
     → 「殿だなどと ではないでしょうか?
    それと、
    >ガスパロの傍らにったる目録へと
     → これはちょっと想像がつきません。
    もうひとつ、
    >また得心した用に頷いて、
     → 得心した様に頷いて、 だと思います。

    作者からの返信

    ごきげんよう! いつもながら感想、そして丁寧に読み解いて下さって、本当にありがとうございます!
    ミレイユにとってそれが有用だったら、メリットデメリットを勘案して採用しようとしますね。
    そして、この刻印ですが、実は前回ギルドに訪れた時、ユミルが面白そうなのがあった、とミレイユに教えていて、それを宿すつもりでいます。
    詳しい内容としては、敵は一切傷を受けないが、受けないのではなくプールされてるだけで、許容量越えて破裂させると二倍ダメージ、というものです。

    ただ、その刻印の効果が欲しいだけではなく、他にも理由があるのですが……。体調面という部分については、非常に惜しいっ。
    少し楽になる、という目論見もあるのですけど、狙いはもうちょっとだけ別のところにあるのです。

    そしてそして!
    こんなにも多くの誤字報告、全くおだ様には頭が上がりません!
    最早、添削指導を頂いているかの如くのご指摘、本当にありがとうございます!(土下座)
    それにしても、どうしたんでしょうね、この回……。酷い誤字だし、数も多い……! 自分でも、これ何を書こうとしてたんだ、と首を傾げる始末!
    ただ、ただ、おだ様には感謝を!
    早速修正させて頂きました!


  • 編集済

    再会と別れ その6への応援コメント

    ごきげんよう、ミレイユさんにとってはアキラくんが命を惜しむ、じゃないな、命を簡単に捨てるつもりがないような人間関係をイルヴィさんやスメラータさんが築いてくれていたことこそが最大の感謝の対象でしょうね。
    仲間を失わせない、そのうえで目的を達成する、それこそが彼女の理想のエンディングでしょうから。
    ただ、そこに自分自身の寿命に関してどう思っているのかがわからないのが不安の種でもあるのですが。
    アキラくん自身はどこまで本気に、事を成したら再び冒険者へと戻ってイルヴィさんやスメラータさんとパーティを組もうと思っているのかしら?
    日本へ戻ろうとは考えないのかしら?
    もう七生さんの膝枕の柔らかさや魅力的な笑顔を、忘れちゃった?

    誤字だとおもうのですが、
    > もしかしたら、アキらが知らないだけで、
     → アキラが知らないだけで、
    だと思うのですが。
    間違っていたらごめんなさい!

    作者からの返信

    ごきげんよう! いつもながら感想、そして丁寧に読み解いて下さって、本当にありがとうございます!
    そうですね、ミレイユはやっぱりまだ若い命なのに、そう簡単に命を賭けるなんて言って欲しくないって気持ちがありますし、生き残って欲しいとも思ってますからね。
    その気持ちを強く持つ手助けをしてくれた二人に、間違いなく感謝してます。
    全員が生き残った上で、というのは勿論目標なんですが、誰もが命を張る事を前提としてます。
    なので、ミレイユ自身も命を張る事を躊躇っていません。
    誰もがミレイユの為に命を張るのなら、ミレイユも皆の為に命を張ろうと考えてますので、それが不安の種に見えますね。

    そして、誤字報告ありがとうございます!
    なんとまぁ、普段なら起こらないような、器用な変換ミスをしたものです。
    ご指摘ありがとうございます、修正させていただきました!

    アキラからしても、えっ!? て驚愕した顔で振り向いてそうですが(笑)
    アキラの奴め、いつの間に七生とそんな情事を……!
    全くけしからん!
    ただ現状、どっち付かずの感情ではあるんですよねぇ……。日本に帰りたい気持ちはありつつ、冒険者も続けたいし、ミレイユの傍で仕えていたい、というような……。
    進路に迷う高校生そのものなのです。

    編集済
  • 再会と別れ その5への応援コメント

    ごきげんよう、ああ、イルヴィさん、いいおんなだ、大人で、優しくて、海より深い情愛と他人を思いやる広い心と過去を積み重ねてきた、本当に素敵な、いいおんな。
    そしてスメラータさんも、イルヴィさんとはタイプは違うけれど、やっぱりいいおんなだ。自分の想いに正直に、縋って縋って縋りまくって、どうしても駄目だったなら胸に渦巻く絶望と悲しみを縋った相手に見せまいと、これ以上の重荷になりはしないと、けっして涙を見せずに、きっといつまでもいつまでも彼の顔を、言葉を脳裏に焼き付けたいだろうに、それを振り切って背中を向けた彼女のいじらしさと切なさ、哀しみが胸を突きます。
    ふたりともおんなであると同時に、戦士でもある、彼女たちらしい本当に美しくも悲しい別れ。
    この別れこそが、きっと、彼女たち二人に、もっともっと素敵な明日をプレゼントしてくれる、未来ある別れでありますようにと、願わずにはいられません。

    ミレイユさん、ますます寿命が削られている様子ですね。
    この自覚できる余命のカウントが、鮮やかすぎる速攻奇襲を成功させたのでしょうが、それでも一抹の不安を覚えてしまいます。

    作者からの返信

    ごきげんよう! いつもながら感想、そして丁寧に読み解いて下さって、本当にありがとうございます!
    おだ様にそうまで言って頂けると、二人も喜んでくれるでしょう。
    イルヴィにしろスメラータにしろ、一人の女性であると同時に、優れた戦士、そして冒険者でもあるんですよね。
    特にイルヴィは戦士の矜持を強く持つので、アキラの決意には賛同する側です。
    だから送り出す事に躊躇いはないけど、情愛を持つ相手には、つい涙を見せてしまう……。
    二人にとって、情愛を向ける相手の決意は尊重してやりたいし、重荷になりたくない、という共通した想いがあります。
    スメラータは引き止めたい気持ちが強く出ましたけど、最後には笑顔で送り出す事を決めました。
    彼女達とは一旦ここでお別れですが、きっと再会できると信じて、アキラも旅立つ決意をしました。

    ミレイユ、明らかに体調不良を感じる場面が増えてきました。
    ルヴァイルからズバリ言い渡されたせいで、自覚すると共に痛みにも敏感になったのかもしれませんが……。
    そうなんです、速攻作戦は奇襲の為でもありますが、この余命で急かされた所為でもあります。
    果たして、ミレイユは間に合うのでしょうか……!

  • 招待 その1への応援コメント

    コメント失礼します。
    いよいよ箱庭に招待されましたね。
    不思議な空間でアキラ君がどう過ごしていくのか、楽しみです。
    そして、魔法が使えるようになって、未知の力をどう使うかも興味津々です。

    作者からの返信

    コメントありがとうございます!
    アキラとミレイユ達の歩み寄り(?)が、少し狭まった感じですね。
    未知との遭遇から始まり、少しずつ理解も深まるにつれて、今までの常識と信じていたものすら暴かれていくことでしょう。
    アキラの成長と、ミレイユの怠惰な活躍をお楽しみください(笑)

  • 再会と別れ その4への応援コメント

    ごきげんよう、スメラータさんの嘘に涙を零してしまいました。
    理屈では、頭では納得できていても、心が、想いが納得できない。
    それはもう、恋、ですよね。
    ただ、アキラくんとスメラータさんでは、生きている土台が違う、違いすぎている。
    スメラータさんは、チームじゃなくなってもいいから、それでもアキラくんには生きていてほしい、命がけの戦いにだけは巻き込んでほしくない、そんな想いでもう、心がいっぱいなのでしょう。
    ただ、アキラくんへの熱く溢れる想いが、自分とアキラくんの感情だけで決められるものではない、普通の恋心とは違う、自分の熱い思いはなにも動かさないという絶望を突き付けられた、それが大人で懐の深いイルヴィさんとの受け止め方の違いに現れてしまった。
    素直で優しくて純情で真っ直ぐなスメラータさんだからこそ、いっそう絶望に飲み込まれてしまう。
    それでも彼女は、この別れが決まっていた残酷な出会いも、出会わなければよかった、とは絶対に思わないのだろうな。
    恋愛脳の私には効くエピソードです。
    哀しくて、切なさに、身が捩れます。

    作者からの返信

    ごきげんよう! いつもながら感想、そして丁寧に読み解いて下さって、本当にありがとうございます!
    スメラータの心に寄り添って頂き、涙までしてくれて、作者としてこんなに嬉しい事はありません。彼女は全く果報者です!
    そうなんです、スメラータはしっかりアキラに恋してます。
    武術や魔術の師弟関係、そして言語の教師と生徒、共に討伐依頼を受けるチーム関係、そういったところから気持ちを育み、無くてはならない存在まで大きくなっていました。
    スメラータはイルヴィの様に心の内を伝えていませんが、今の関係を維持したいという後ろ向きな気持ちでいたせいでした。
    イルヴィの求婚に見向きもしないから、焦らなくても大丈夫、とか思ってた節もあります。

    でも仰るとおり、アキラとスメラータは生きてる土台が違うんですよね。
    勿論、冒険者は危険な魔物と戦うけれど、勝てないと分かる敵に挑む事はまず無いんです。今回のマンティコアは相当例外的でしたけど、普通は挑んだりしない。
    でもアキラは今回、死ぬ前提で赴くっていうんですからね。
    惚れた相手には、そんなの行ってほしくないに決まってますもの。でも、自分が思いの丈をぶつけても、変えられないと分かってしまった。
    そして正に、別れが決まっていたとしても、出会いを否定するような事、絶対思わない一途さを持っています。
    おだ様の脳内にびしびしと伝えられたのでしたら嬉しく思います!
    彼女には幸せになって貰いたいですが、そうすると七生さんがアップを始めますからね……(笑)

  • 再会と別れ その3への応援コメント

    ごきげんよう、アキラくん、確かにリーダーとしては問題行動でしたけれど、アキラくんにしてみれば冒険者社会での昇級や名誉は二の次で、ミレイユさんの合格ラインに届かなければならない、が最優先目的ですものね。それに巻き込まれながらも従うイルヴィさんやスメラータさんの友情に甘えてしまっているところは反省点ですが、アキラくん的には、いつ試験があるかわからない、そしてその試験の合格ラインが見えない、見えないけれど今のままじゃ不合格と判っている、焦るしかない状況なんでしょうね。
    ってミレイユさん達来たんだ!
    ってことはこれは森軍の攻撃開始前なんですね!

    作者からの返信

    ごきげんよう! いつもながら感想、そして丁寧に読み解いて下さって、本当にありがとうございます!
    そうなんですよ、他の冒険者たちと、そもそも目標とするのが別物なんですよね。冒険者やってて、そもそも金も名誉も視野に入れてない、なんて常識の外ですから、そういう齟齬が起きてます。
    アキラは冒険者生活を腰掛け――というと言葉が悪いですが、長くいるとは考えていませんでしたからね。
    ミレイユに認めて貰える強さを得る修行場って意識です。

    はい、ミレイユがアキラに会いに来ましたよ!
    それだけが理由で来たんじゃないですけど。
    はい、なのでこれは森軍の攻撃が開始される前の事なのです。

  • 再会と別れ その2への応援コメント

    ごきげんよう、アキラくん、すっかり馴染んで一端の冒険者ですよね。
    言葉を覚えたのは大きいのでしょう、何事もコミュニケーションは大切ですから。
    それでようやく自由に操ることができるようになった言葉で、いつもの悪い癖、考えるより先に言葉が口をつく、が出てしまうのもまたアキラくんらしいです。
    スメラータさんは本当に健気で純粋、純情ですよね、当初、色々と下心もありながら引き受けたアキラくんとのパーティも、彼と一緒に行動し、死線を潜り抜けてきたことで切り捨てたくはない大切な絆、友情に思えてしまったのだと思います。それに対する言葉としてはアキラくん、やっぱり無神経でしたね。そんなんだから七生さんにフられるんだ(ふられてはない)!
    イルヴィさんもまた、言い難いことでも言わなければいけないことはきちんと言ってくれる、そしてライバルではあるけれど大切なチームメイトでもあるスメラータさんの想いも汲んであげられる、懐の深い大人の女性だと思います。
    素敵な仲間に恵まれて、それでもミレイユさんへの恩義をとひたすらに願うアキラくんですが、さて。
    彼の思いが届くのかどうか?
    届かなかったとき、彼はこの地で生きていくのか、七生さんの元へ戻るのか。

    作者からの返信

    ごきげんよう! いつもながら感想、そして丁寧に読み解いて下さって、本当にありがとうございます!
    ですね、アキラも一端の冒険者に成長しました。
    言葉についても不安なく、十分なコミュニケーション取れるようになりましたが……だから、いつものうっかりも口に出るようになったようです(ダメなヤツめ)

    スメラータは純情で裏表なく、どこまでも真っ直ぐな娘ですから、アキラに対しても篤い友情を育む事になりました。
    下心から始まった関係でしたけど、今では勿論、信頼を預けられる関係です。
    だからやっぱり、アキラの無神経な発言にはストレートに悲しんじゃうんですね。
    イルヴィは姉御肌ですねぇ。
    最後に加入した彼女ですけど、実力的にも経験的にも頼りがいのある先輩冒険者ですから。必要な事があれば、スパッと言えて、しかも頭ごなしに怒るようなタイプじゃないですからね。
    やっぱりチームでも頼られる関係みたいです。

    さて、一級冒険者でも失敗するような依頼も片付けられる、良いチームに育った彼らですが……。
    アキラの気持ちも改めて知って、これから迎えが来た時どうするか……。
    それが次回に分かります。
    素直に七生の所へ帰れば良いのに、アキラは自分から面倒事に頭を突っ込むタイプですからね……。

  • 再会と別れ その1への応援コメント

    ごきげんよう、アキラくん、頑張っているなぁ。求道者のように、真っ直ぐに。
    ただハーレムを楽しんでいただけじゃないんですね。
    実力的には一級冒険者、それでもアヴェリンさんからすればまだまだなんでしょうけれど、それでもアキラくんの努力と成長だけは文句なく認めてくれると思いますよ?
    ただ、それでこの後に控える神々との最終決戦に連れていくか、は別問題だと思いますが。
    でも今回のサブタイトルが、ちょっと不穏に思えるのは私だけなんでしょうか?

    作者からの返信

    ごきげんよう! いつもながら感想、そして丁寧に読み解いて下さって、本当にありがとうございます!
    アキラもアキラなり頑張っていたんですよ、実は。単に両手に花を楽しんでいた、羨まけしからん事をしていた訳ではないのです(笑)
    その実力については、本人もまだまだ納得いってないところでしょうが、その努力については、きっと認めてくれる事でしょうね。
    実力の底上げも、この別れた時間で出来た訳ですが、彼女らに見合うだけの成長をしたか、というと……やっぱり違う訳で。
    ミレイユはどう判断するでしょう。
    タイトルから感じる不穏な気配は勿論……。言葉どおり、ここでお別れがあるのです……。

  • 幕間 その5への応援コメント

    ごきげんよう、ミレイユさん、やったか!!
    素早い動き、動きを見事に隠蔽しながらの神速の奇襲ですね。
    森の民が王国を攻めたということはミレイユさん達が何かを成した合図があったから成功したのだろうとは思っていましたが、そうか、遺物を使ってドラゴンから奪われた飛行能力を取り戻したということなんでしょうね。
    神々からすればドラゴンが神処を襲うということは、大瀑布の滝登り、という手段しかないと想定したいのか。鯉の滝登りか!! こどもの日ですね!
    この混乱は、ルヴァイルさんにとっても想定外ではあれど、大団円間近も感じられるくらいの決め所に思えるでしょう。
    彼女の掌に残るミレイユさんの温もり、彼女にとっては、それこどが唯一の今を生きる証だなんて。本当にルヴァイルは、ミレイユに恋しているのかも、なんて恋愛脳の私には思えます。

    誤字だと思うのですが
    >何が置きているのか見当も付かなかった
      → 何が起きているのか
     だと思います。間違っていたらごめんなさい!

    作者からの返信

    ごきげんよう! いつもながら感想、そして丁寧に読み解いて下さって、本当にありがとうございます!
    注目の目をデルンへ向けさせて、本命は奇襲作戦、見事成功です!
    ルヴァイルの予想からしても早すぎて、一体何があったのか理解が追い付いていないですね。その詳しい裏側はこの先で読んで貰うとして、ルヴァイルや神々の多くが知らない新事実も明らかになりますよ!

    そして遺物を使って、ドラゴンにかつての姿を取り戻させたのですが、まぁ使用報告が届いてなければ、大瀑布を越える方法なんて滝登りしか考えつかないわけで……今日は子供の日記念日だ!(笑)
    そしてこの混乱、この奇襲から始まる一連の流れは、まさしく大団円に続く決め所……ではあるのですが! ですが……なのです(ネタバレ禁止)

    掌に残るミレイユの温もりは、今の彼女にとって生きる証であり、原動力でもあります。彼女は恋を自覚している訳ではないですが、この命はミレイユに預けたもの、という自覚は持ってます。

    それと、いつもながら誤字報告ありがとうございます!
    こんな初歩的なミスを見逃すなんて!
    天狗の様に鼻を伸ばしている場合ではなかった!(笑)

    編集済
  • 幕間 その4への応援コメント

    ごきげんよう、ラウアイクス、グヴォーリvsルヴァイルではいつボロが出るか、カマかけに引っ掛かるかと不安でしたが、議論に他の神々が混じって紛糾状態になるのはルヴァイルとインギェムにとっては幸運でしたね、相変わらずルヴァイルへの注意は向けられているものの、カマをかけても他の神の発言で遮られたり、言い訳を他の神の発言に掛けて逃れやすくなったりしますものね。私はラウアイクスはルヴァイル裏切りを確信してそうと思っていましたが、やはり疑っている、その疑念の一端を掴みたい、というレベルのようですから、この場はなんとかなりそうで、ちょっとだけ安心しました。
    今回の報告内容は、ミレイユさんがドラゴン交渉のカムフラージュとして森軍をけしかけた陽動作戦ですけれど、ルヴァイルにとっては寝耳に水で、逆に言えば本当に知らなかったことだから疑われても正々堂々と言い逃れできるわけで、神々に対する陽動作戦の性質に加えて、ルヴァイルの援護作戦にもなっているわけですよね。
    それにしても、ルヴァイルを応援する日が来るとは、思ってもいなかったなぁ。

    作者からの返信

    ごきげんよう! いつもながら感想、そして丁寧に読み解いて下さって、本当にありがとうございます!
    ループによる先読みがあるとはいえ、ルヴァイルが有利とは言えない議論で、余計な横やりは助かったでしょうね。
    仲良し集団でも反目集団でもないですが、手を取り合うのは最低限、という集団ですので、そういう部分もあって議論が横に逸れるのも良くある事なのです。
    その最低限の協力、という前提があるので、ラウアイクスもルヴァイルを信用していない理由になってます。

    そうですね、森軍の王国攻撃はミレイユのカムフラージュとしてが主目的で、そしえルヴァイルの援護として機能すればラッキーぐらいな気持ちでやってます。
    ルヴァイルの計算とは違う方向で動いているので、そういう意味で予想を裏切る事で疑いの眼を逸らせたら、という目的もあります。

    そうですよね、最初の登場からしても、まぁ信用ならない奴だ! という印象だったでしょうし。これは中々最初の印象から化けたキャラではないでしょうか。

  • 幕間 その3への応援コメント

    ごきげんよう、調和と衝突のブルーリア、ですか。調和より面倒臭がりなめんが勝っているようにも思えますが、ルヴァイル、一息つけた様ですね。この調子が会議のたびに続くなら、積極的推進者以外はダレてしまうでしょうね。それはそれとして、ルヴァイルも感じている通り、彼女たちへの疑いは殆ど確信に近い感じがします。やはりルヴァイルの弱点はインギェムだったか。
    でもなんとか、この場だけでも乗り切って欲しいです。頑張れ! ルヴァイルとインギェム!

    作者からの返信

    ごきげんよう! いつもながら感想、そして丁寧に読み解いて下さって、本当にありがとうございます!
    持っているのは、あくまで権能で、神格を表すものではないですからね。それに引き摺られる神もいるのですが、よほど享楽的な性格をしている為、調和なんて面白くもないって思っています。
    緊張を解く訳にはいきませんが、そうなんです、やっぱりルヴァイルの弱点はインギェムなんですね。事前のミーティングはやってますが、その全てに最適解を返せる訳でもなく、そしてそれが必ず正解という訳でもなく……。
    適切なアドリブも必要なのですが、未来を知っているからこそ、躓くような事も……。
    何にしろ、正念場はすぐそこですよ、頑張れ二柱とも!

  • 幕間 その2への応援コメント

    ごきげんよう、ラウアイクスのカマの掛け方、疑っているのは違いないでしょうか、って言うより裏切っていると確信しているみたいですが、その真偽の判定はグヴォーリに任せている様ですね、そこが相手のウィークポイントなのかしら? ルヴァイル達を除く六神も一枚岩どころか何枚にも割れていそうで、ただ大神を謀ったと言う負の一点のみで繋がる危うい関係なのがまだ救いではあるのか。
    ミレイユさんと対峙するより疲れるでしょう、これは。命を盾に誠実だけを持って対することが出来るミレイユさんと、それが通じず策謀だけで泥まみれになりながら戦わねばならないこの場では、精神の疲弊度合いが大きく違うでしょうね。
    インギェムの存在は、ルヴァイルの精神安定剤であると同時に、ウィークポイントでもあるのでしょうから、胃が痛いでしょうね。
    そんなメンタルで胃が痛そうな、ルヴァイルには、ミレイユさんの微笑みが効果ありそうです。

    作者からの返信

    ごきげんよう! いつもながら感想、そして丁寧に読み解いて下さって、本当にありがとうございます!
    ラウアイクスは半信半疑ってところでなのですが、五割の疑念って十分な大きさで、分析に対して信頼のおけるグヴォーリに、その判定を任せています。
    なので、このグヴォーリを騙せるなら、といったところなのですが、細微に渡って見抜こうとする彼女なので、それもまた簡単でないのですね……。
    ただ、怪しいという一点で吊るし上げても、明確な証拠は残してないルヴァイルですからね。纏まりを欠く神々だからこそ、この場での沙汰は回避できる、という思惑もあります。
    命一つ、誠実さ一つでぶつかれば良かったミレイユと違い、ここでの疑念と策謀が渦巻くやりとりは、本当に気が重くなるところでしょう。
    そこに楽観的で明るさが取り柄、みたいなインギェムが傍にいてくれると、まさに清涼剤という感じで役立っております。
    そしてミレイユの微笑みは効果ありそうですね!
    握手も一緒にしたら喜び倍増、舞い上がったりするんではないでしょうか(笑)

  • 幕間 その1への応援コメント

    ごきげんよう、嬉しいです、ミレイユさん遂に立つ、その感動も冷めやらぬ次のシーンで八神の企みとその人間?関係を読ませて頂けるなんて、構成が旨すぎます海雀さま、貴女が神か!?
    しかもルヴァイル視点とは、これまでミレイユさんやユミルお姉様と言うある種のフィルターを通してしか見ることのできなかった彼女の胸の内なんですもの。
    それにしてもユミルお姉様、どれだけルヴァイルのトラウマになっているのやら。そんなトラウマの元凶が神器まで持っているのだから、彼女にとってはもう恐ろしさMAXでしょうね。
    ただでさえ、ユミルお姉様とは相性悪そうなのに。
    どちらも優等生だけど、天才と秀才、みたいな感じがします。
    読めば読むほど、ルヴァイル、本当に優等生で物静かなお嬢様という感じですよね。だからかしら、雑で蓮っ葉なインギェムと友神(この字面も素敵です)になったのは。
    いよいよルヴァイルにとっての正念場ですね。
    なんだかラウアイクスも、今日こそはルヴァイルにボロを出させてやる、みたいな企みを持っていそうですよね、心配です。
    どうかこの絶対の孤独を耐え忍び静かな、けれど熱い想いを抱き続けてきたルヴァイルに、最後まで見届けさせてあげられますように。

    誤字だと思うのですが、
      命の使い所として打倒なところに
        → 妥当な
     もう一箇所、
      分析をしてくるのでら油断できませんが
        → してくるのですから
    だと思うのですが、間違いだったらごめんなさい!

    作者からの返信

    ごきげんよう! いつもながら感想、そして丁寧に読み解いて下さって、本当にありがとうございます!
    おだ様には良く構成について褒めて頂き、有頂天になって喜んでおります! 天狗の様に鼻を伸ばしては、自分の掌で引っ込める日々ですよ!(笑)

    彼女も中々辛い立場にあるのと、それは口だけじゃ無いって所を知って貰う為、そして名前だけなら出ている神々の、個としての部分を見て貰う為に挿入した話でした。

    そしてユミルには、本当に裏を搔かれ続け、それを知って対応しようと、その裏を搔くかゴリ押しで押し切るとかされて、ルヴァイルは本当にユミルが嫌いになりました(笑)
    互いの意地のぶつかり合いってだけだったんですけど……、後だしジャンケンしてる筈なのに、いつも負けるルヴァイル……。
    確かにルヴァイル、優等生って感じありますよね。悪事を仕方ないと割り切らず、それに立ち向かおうと考えるところとか。
    インギェムとは凸凹コンビって呼ぶのが一番しっくり来る感じで、まさに正反対だから噛み合ったんでしょう。(字面についても感謝感激!)

    はい、ルヴァイルにとって正念場です。
    ここで捕まるようなへまをしてしまうと、援護なんて出来ませんからね。ミレイユから糾弾があると、それもやっぱり拙いわけで……。
    ラウアイクスは疑念五割で動いてますから確信がある訳でないにしろ、半々で怪しいって敵意を向けるに十分なワケで……。
    そうですね、孤独を耐え忍んで来たルヴァイルが、ここでリタイアなんて見たくないですよね!

    そしてまたまた、いつも誤字報告ありがとうございます!
    早速修正させていただきました!

    編集済
  • 気高き決意 その8への応援コメント

    ごきげんよう、ミレイユさん、この短期間で完全に森の民やテオくんからの尊敬を勝ち取りましたよね。これテオくんの能力がなかったら完全に信仰ですよね、危ないところだったと思います。
    そしてルヴァイルとの会談での成果、成功への道筋と言うよりやるべきことが明確になった事で、今までの彼女とはまた違った、背筋に一本鉄の棒が突っ込まれたような、姿勢の違いが明確になりましたよね。寿命の件やドラゴンとの折衝など先行きが見えないことがあっても、それでもやる、と言う執念が生まれたように思えます。
    ルチア親子やテオくんとの一時の別れもそうですけど、同時に以前の周囲への心配りもいっそう細やかになったと思えます。覚悟を決めたことで、気持ちに余裕ができたのかも知れませんね。何れにせよ、周囲の味方の皆も今の彼女を見て、ますます共闘の気持ちを固めたと思います。
    リーダーとしてご立派でした。
    ユミルお姉様の揶揄いも、愛が溢れていますよね。

    作者からの返信

    ごきげんよう! いつもながら感想、そして丁寧に読み解いて下さって、本当にありがとうございます!
    そうですね、何だかんだでミレイユは尊敬を勝ち取る事が出来ました。もしもテオが居なかったら……、色々なところで破綻が見えていた気がします。

    ルヴァイルとの会談で、明確な目標、成功へ道筋が見えたのは、間違いない成果でした。これまで暗中模索、霧の中を彷徨うような不確かさで進むしかなかったところでしたからね。
    多くの思いと覚悟を改めて知った事で、ミレイユ自身にも太く大きな覚悟の柱が、心の内に立ったのだと思います。

    心境の変化、覚悟の据え方で、周りへの気配りってものがより細やかになったのは確かだと思います。この辺、本人無自覚にやってますが(笑)
    リーダーとして御立派と、おだ様に言われてミレイユもうふふって感じじゃないでしょうか。
    ユミルの揶揄いは、勿論愛に溢れていますよ!
    言うなと言われたら言うに決まってるし、無視したままだとやっぱり言ってましたけど!(笑)

  • 気高き決意 その7への応援コメント

    ごきげんよう、ルチアパパ、本当にいいひとですよね。お母様は亡くなってしまったけれど、きっとお母様も穏やかで優しく、美しいひとだったのでしょう。ルチアさんを見ていればよくわかりますよね、子は親の鏡の好例だと思います。
    まずは陽動作戦として森軍団によるデルン攻めですね。戦力の底上げは学園方式で少しはアップしているでしょうし、王国は戦力再編成中でしょうから結構いい線行くかもです。ただ、攻め落としてしまったら不味いのでしょうね。神々が怒っちゃうだろうし。
    でも日本への援軍を承知してくれて良かったです。これで私の可愛い軍団とまた会えます!

    作者からの返信

    ごきげんよう! いつもながら感想、そして丁寧に読み解いて下さって、本当にありがとうございます!
    ですね、彼は恩義を多く受け取っているから、という理由が根底にあるにしろ、ミレイユ個人に対する尊敬度合いも大きいですから。
    受けた恩以上のものを返したい、その気持ちもまた大きいのです。
    ルチアの母も美しく強い女性でした。もしも存命だったら、今の里長はきっと彼女だったでしょうね。ルチアの魔力は母譲りの強靭さなので、エルフの中でも随一の魔術士だったのです。

    そして森の民は、ようやく悲願の城攻めが叶います。
    元より防衛に向いた城郭なんぞも用意されてますし、まず簡単じゃないんですが、戦力のアップは相当できてますからね。
    期待できるところでしょう。敵軍の再編成もまだ完全じゃない筈なので、やり方によっては上手くいくかも? でも、攻め落とす時期については、あまり早くても困ってしまうんですよね。

    日本への応援についても、了解が得られて一先ず安心。
    でも、戦争直後の事ですからね。動員できる兵数はどのくらいか、という問題は残されています。それもまた、早期決着できれば犠牲も少なく、より多くを期待できるのでしょうが……。またもやジレンマが……!?

  • 気高き決意 その6への応援コメント

    ごきげんよう、結局のところ、森の民とエルフの生き残り、テオの目指す理想、デイアートに生きる善良な民達。それぞれが思う最良の明日をミレイユさんに託したい、そんな想いの中で、ミレイユさんもまた目指す明日があり、ルヴァイルやインギェムも悲壮な覚悟があることを知っていて、それらもまた叶えてやりたい、きっと昨日までのミレイユさんなら「面倒臭い、お前ら勝手にやってろ」と投げ出していただろう状況なんですよね。
    それが今日、彼女は全部ひっくるめて面倒を見るのだと腹を括っている。
    ミレイユさんは違うそうじゃないのだと言うかも知れませんが、私はきっと、我が身を犠牲にしてもと静かに魂を燃やすルヴァイルの長すぎた絶対の孤独に打たれたからだと思いたいです。そして前にも書いた通り、ルヴァイルの切なく儚げな瞳に、やはり一千年の孤独を情熱で乗り越えてきたオミカゲさま、前周の自分の姿を重ねたからだろう、と。
    だから切り札は使わずにいたいし、最後のちゃぶ台返しの用意の有無も考えたくないのだろうな、と。

    作者からの返信

    ごきげんよう! いつも感想、そして丁寧に読み解いて下さって、本当にありがとうございます!
    そうですね。少し前のミレイユなら、面倒事は沢山だ、と視界から外そうとしていたでしょう。振り返れば、多くの……非常に多くのものを、背負う事になっています。それはミレイユにとって、決して歓迎できる事ではありませんが、それでも今は腹が据わっています。

    おだ様はもう、本当にいつも丁寧に読み解いて、そしてキャラクターに深く思いを寄せて下さるので、作者として本当に嬉しく思います!
    そうなんですよ。ルヴァイルの孤軍奮闘、孤独な戦い、強い執念と我が身を厭わぬ覚悟に、オミカゲ様の覚悟と似た物を感じています。
    許さない、という発言をミレイユはしていますが、これはルヴァイルから許して欲しくない、という感情を汲み取ったからでもあるのです。
    それで救われるというなら、そうしてやろうという、ミレイユなりの気遣いです。
    だから、そうですね。最後の切り札もちゃぶ台返しも、考えたくないと思っていますね。

  • 気高き決意 その5への応援コメント

    ごきげんよう、ユミルお姉様の考察はどんな時も論理的でいいですよね。
    論理的すぎて思考と考察が直線的になりかけるとルチアさんが横合いからインパクトを与えるので、また違うベクトルへ回転するのも素敵です。
    神魂の数の違いと神器の数の違い、か。
    日本へ帰還する時間軸が現代と、別次元の一千年過去の違いってそこから生まれるものなのかしら?
    今回のミレイユさんはオミカゲさまを助ける為に同じ次元のあの時間軸へ戻りたいのでしょうけれど、そうすると過去に戻って信仰を得て神様になるのが無理だから、寿命が来てしまうのではないかしら?
    それともオミカゲさまの元に戻ったら、二代目としてすぐに神様になれるのかしら?
    神様になるのはミレイユさん、日本でならオッケーなのかしら?

    作者からの返信

    ごきげんよう! いつもな感想、そして丁寧に読み解いて下さって、本当にありがとうございます!
    そうですね、大体ユミルが問題を提起する役割で、その兼ね合いで前提となる説明をしてくれるので、その為に論理的な内容になるのかも。
    そこにルチアがツッコミ的役割で論議をハッキリさせたり、論調が別方向へ行くのも、また良くある事ですね(笑)

    そうですねぇ……。何はともあれ……また先に言われた! って感じですが(笑)
    神様にはすぐなれるのか、寿命の問題は、日本でなら……、その辺の問題を今はまだミレイユは考えていないのですが、もう少しやる事やれば、自然と考えなくてはならなくなります。
    その時、初めてミレイユは向き合う事になるのでしょうし……、信仰についても難しいところです。
    しかも、これから協力を募るエルフ達もいる訳でして……。二つの異なる世界から、異世界人と日本人という二つの信仰を向けられたら、果たしてどちらの神様になるの、というややこしい話もあったり……。
    でも、考えるのはもっと先ですからね! そういう面倒な話は後回しに限りますね!

  • 気高き決意 その4への応援コメント

    ごきげんよう、ユミルお姉様が神器を翳してミレイユさんに覚悟を問うシチュエーション、素敵でした。覚悟を問う、と言うよりも、改めて最終決戦に臨む前に、絆を固める効果を狙ったのかも知れませんね。さすがはお姉様です。
    ミレイユさんも三人の気持ちを改めて確認できた事で、これまで以上に己の力を出し惜しみする事なく、悔いなく戦える事でしょう。
    早速竜の谷へ行くつもりのアヴェリンさん!
    アキラくんを忘れ去ってますね。まあ、ハーレム状態でウハウハ言ってるからいいか。

    作者からの返信

    ごきげんよう! いつもな感想、そして丁寧に読み解いて下さって、本当にありがとうございます!
    はい、いつもながらユミルの気持ちを良く分かってらっしゃる!
    覚悟を問う事をしつつも、結束を促し絆を強める目的で、敢えてこの場で問いただしたものでした。
    ミレイユは元より、他の皆も改めてやる気が満ちた事でしょう。
    満ちてしまいすぎて、早速行動しようというアヴェリンは、流石にちょっと大人しくしてもらって……(笑)
    ナチュラルにアキラをハブるつもりだったのは、そのやる気の所為だった事にしときましょう……(笑)


  • 編集済

    気高き決意 その3への応援コメント

    ごきげんよう、ユミルお姉様が後生大事に隠し持ってきたジョーカー、なるほど、日本帰還の際に余った神器でしたか。
    確かに最強でしょうね、これがあれば一発逆転はなくとも完敗は無くなるワケですものね。
    ルヴァイルもこれで何度も煮湯を飲まされたのでしょうね。
    インギェムの言葉は本当に心の底からの想い、手遅れだけれど言わずにいられなかった感情の発露なんでしょう、少年マンガみたいな熱い気持ちが、彼女らしいです。
    もうルヴァイルの儚さと覚悟の固さ、そしてこれまで自分の歩んできた日々はの愛惜と後悔が滲む表情が目に浮かぶようです。シチュエーションや胸に渦巻く感情の質は違っても、その自分の命と引き換えにしてでも掴みたい明日の理想を見据える想いは、きっとミレイユさんをデイアートへ送り出した時のオミカゲさまとだぶって見えたのだろうな、と。

    書き忘れました。
    転移の魔法陣を作る時の描写、その手際と品質の描写で、八神が本当に大神ではなかった、そしてミレイユさんがどれだけ並外れているのか、さらりと、けれど完璧に理解させられました。この手法は本当にお見事、さすがは海雀さまですね。
    そしてもう一つ。
    ミレイユさんと握手した手を胸に抱いて、その温かさをやがてくる破滅の日まで決して忘れない、忘れたくないと言うように瞳を潤ませるルヴァイルの可愛らしさ。
    まるで恋する少女みたいな初々しい姿。
    もう、素敵すぎる。
    可愛い軍団には入らないけれど、可愛いワンマンアーミーです。
    はぁ。
    可愛い。

    作者からの返信

    ごきげんよう! いつもな感想、そして丁寧に読み解いて下さって、本当にありがとうございます!
    そうなのです。何かと目端の利くユミルだからこそ、取れた行動とも言えます。残すぐらいなら持って行こう、もしもの為の保険になるかも、という思惑で持ち去った神器ですが、実際最後に一矢報いるジョーカーとして機能する事になりました。
    ユミルに思わず強い敵意を向けてしまうぐらいなので、ルヴァイルもまぁ酷い目に遭わされたようです。ユミルが形振り構わず反抗すると、とても厄介といった事の一つです。

    魔法陣のさり気ない描写にも、鋭く拾って頂いて感謝感激です!
    さり気なさ過ぎてスルー、意図も伝わり辛いものかと頭をひねったものですが、こうしておだ様に褒めて頂けたというなら、苦労した甲斐もありました!(笑)

    そしてそして! インギェムに対して、そしてルヴァイルに対して、非常に温かく、思いやって頂ける数多くのお言葉を、ありがとうございます!
    特にルヴァイルは後が無いという意味でも覚悟を決めてますから、そこでようやく思いやりをくれるミレイユに逢えた事で万感の思いを抱いてしまったようです。確かにこれまでの奮闘ぶりは、ワンマンアーミーと言って差し支えないものでした(笑)
    可愛い軍団とは別方向で頑張って貰いましょう!

  • 気高き決意 その2への応援コメント

    ごきげんよう、ルヴァイルの覚悟はミレイユさんの覚悟をも固める素材になったようですね。
    これまで答えの得られない推測や疑惑で二進も三進も行かずに泥沼に嵌ったような閉塞感に囚われていたミレイユさんとは、まるで別人になったかのようです。
    それにしてもルヴァイル、話が進めば進むほどに、薄幸な儚さが漂ってきて、深窓の令嬢みたいですよね。
    尽きぬ後悔とそれでも燃え尽きない理想の平穏を目指して、自分の心臓をその足で一歩づつ踏み締めて歩くような姿は、敵ながら感動さえ覚えてしまいます。
    ミレイユさんが王都へ行こうとしているのは、アキラくんを迎えに行こうとしているのですよね? アキラくんのハーレム崩壊の時、迫る!?

    作者からの返信

    ごきげんよう! いつもな感想、そして丁寧に読み解いて下さって、本当にありがとうございます!
    そうですね、ルヴァイルの見せた覚悟は、ミレイユが腹をくくる理由ともなったようです。これも正面からぶつかり、本音で語り合ったからこそ、伝わった事でしょうね。
    そして、彼女にはそれだけの覚悟がありました。自分の心臓をその足で……という表現は、壮絶でありつつその苦労も見事に表現された文章で、そちらの方で感動してしまいました!
    拙作の感想に流して良い表現じゃないのでは!? 何だろう、素敵すぎて勿体ない、申し訳ない気持ちになってしまう!
    ハッ……! 思わぬところでテンションが上がってしまった……申し訳ない事です(礼)

    えぇ、最初は胡散臭いだけのルヴァイルでしたが、最終的には単に悪い奴じゃないな、でも素直に許すのも何かな、と思ってくれたら幸いです(笑)
    彼女も彼女なりに必死で、他に手段も見つからなくて、だから足掻いただけなのです。それに巻き込まれたミレイユは、運が悪かったの一言で納得できるものではないですが……。

    さて、王都に行くつもりのミレイユですが、実はアキラの事は二の次です(目逸らし)
    冒険者は時として依頼の達成に一週間帰って来ないとかザラですからね……。出会えなければ、それも廻り合わせと思って置いて行くつもりです。代わりに別の目的があって、そっちが本命で動くつもりです。
    アキラ、安心しなさい。君のハーレムは残っているよ(微笑)

  • 気高き決意 その1への応援コメント

    ごきげんよう、エンシェントドラゴン、姿を歪めた八神を憎んでいるのですね。自分達を創造した四大神を封印し、その攻撃を避ける為に飛行能力を奪った詐称者を。
    やっぱり、大瀑布の向こうに神々はいるのか、でも飛べないドラゴンはただのブタだ! じゃなくて、飛べないドラゴンでも大瀑布は越えられるのでしょうか?
    もし越えられるのなら、まさしく奇襲攻撃の成功率は上がりますよね。トラトラトラ! ですね、ドラゴンだけど。

    作者からの返信

    ごきげんよう! いつもな感想、そして丁寧に読み解いて下さって、本当にありがとうございます!
    そうなんです、最古の竜は、ある意味で小神よりも大神を知ってますし、ルヴァイルが知らない事も知っていたりします。より創造神に近しい存在なんですね。
    だから小神の中の知識派はドラゴンを恐れて姿を歪めましたし、そしてドラゴンは創造主に背いた小神を許していません。

    そして、はい、自分達で見つけ出すでもなく、答えを教えてもらって判明です。想像していたとおり、大瀑布の向こう側にいました。
    蛇みたいなドラゴンに、そこを越えられるのか? 勿論、そのままでは無理です! だから盲点ともなるのですが……。
    うっふっふ、なるほど。ワレ奇襲ニ成功セリ、ドラドラドラ! ですね(笑)

  • 命の使い道 その10への応援コメント

    ごきげんよう、なるほど、六神全員を倒さなければ四大神が復活できないと言う訳ではないんですね。
    四大神の封印担当神がいる訳だ、それを倒せば四大神が復活して八神を懲らしめて、かつ世界を守ってくれるだろうと言う事ですか。
    それにしても、オスポリック神、よくぞ四大神を封印出来ましたね。ブルーリアが策謀好きのようですから、何か謀をして騙したのかしら?
    日本神話みたいですよね。
    まずはその封印担当の二柱がターゲットですね。
    そろそろ大瀑布や瞬かない星空の謎が解き明かされらのかしら、ドキドキです!
    もう、ルヴァイル、焦らし上手なんだから!

    作者からの返信

    ごきげんよう! いつもな感想、そして丁寧に読み解いて下さって、本当にありがとうございます!
    実際はそう簡単な話ではないのですが、大神の封印を解くだけなら、封印担当を排除できれば解決です。
    そうですよね、良く封印できたなぁ、って思いますよね。主に一柱で担当って、それ力量的に可能なの、って思うでしょう。可能である理由は、今後判明するとして……まだひっくり返すちゃぶ台は残ってる、って感じです(怖)

    ふふふ、確かに……そろそろ、そっちの謎も解き明かされる頃ですよ!
    とはいえー、おだ様からすると答え合わせの合わせって感じですが(笑)
    ねぇ、まったくルヴァイルめ、焦らし上手め!

  • 命の使い道 その9への応援コメント

    ごきげんよう、ううん、ここへきて、再びルヴァイル神の意志がボンヤリしちゃった感じですか。
    六神を相手取り、各個撃破していく、すればするほどデイアートを維持してきた神の力が減るので、やっぱり世界は破滅。世界を人質に取られている、そんな感じ?
    先に眠らされている大神を起こすべきのような感じもしますね。
    四大神が目覚めたら「お前ら六神、なにしてくれとんねん!」みたいにならないかしら? まるでおそ松さんみたいですが。
    活動終了まで1年を切ったミレイユさんに共闘を持ち掛けるのだから、それなりの腹案がルヴァイル神にはある筈と思われるのですが、それを言い難い、というのはミレイユさんが拒否しそうな作戦、ということ? でもそれなら裏切りと捉えられて追い詰められるのはルヴァイル神だしなぁ。
    なんだろう、どちらにせよミレイユ陣営には気持ちの良い話ではなさそうですよね。

    作者からの返信

    ごきげんよう! いつもな感想、そして丁寧に読み解いて下さって、本当にありがとうございます!
    いえ、ご安心を! ルヴァイルは自らの死を覚悟していますし、それを免れないと自覚もしています。都合よく生き残れたら、とは考えていません。
    ともあれ、世界そのものを人質にされている状態には違いありませんよね。それを担保にしているように見えてしまいますが、そのつもりは無いんですけど……。

    本物の大神が目覚めたら、それこそ怒らない筈がないですし、助命されると思っていないので、そういう意味でも覚悟が済んでいます。
    多くの問題を解決するビジョンがあるからこそ、共闘を持ち掛けたわけで、だから作戦自体も難色は示さないと見ています。
    ただ、同時に簡単な事でもない訳なのですが……。
    ただ、ミレイユ達ならどんな状況でも諦める事だけはしない筈ですからね! 期待しましょう!(笑)

  • 命の使い道 その8への応援コメント

    ごきげんよう、ううん、本当に悪辣、悪辣を通り越して、悪魔的、神ではなく邪神としか言いようのない、これが神のすることかと唾棄したくなる、でも神らしいと言えばどこまでも神らしい。
    今回のサブタイトルが、凄く素敵に、そして腹立たしくも回収されましたが。
    次回へ繋げる、それは解決への道が見つからないのならばせめて次のミレイユへ繋いで機会を伺う、それすらも思惑だったというのならば、これはもう本当に今回で打ち止めとするという覚悟が必要で、それこそが命の使い道としては唯一正解、と言えるのでしょうね。

    アヴェリンさんを殺してまでオミカゲさまをボコボコして送り返した前周のミレイユさん、言葉足りなすぎ、後三分で爆発! くらいに切羽詰まっていたのかしら?
    オミカゲさまは日本に戻って千年生きてますけど、彼女には寿命はなかったということなのかしら? それとも日本で神様になったから寿命の概念から外れた、ということなのかしら?

    作者からの返信

    ごきげんよう! いつもな感想、そして丁寧に読み解いて下さって、本当にありがとうございます!
    はい、まさしく悪魔的、邪悪な所業……! どこまでも神は利己的で、それ以外に対する扱いは、どれだけ利用するか、あるいは出来るかって所なんですよね……。

    そして、今回のタイトルの意味も、腹立たしく思いつつ納得されたのではないでしょうか。このままで無理なら、この命を如何にうまく使うか、その損得勘定を間違わないミレイユだから、ここまで続いた話でもありました。
    そうなのです。だから、今回はもう次に繋げない覚悟を持って戦うのが正解、という気がしますね。

    前周ミレイユは、そういう意味では余裕を全くなくしてしまったミレイユでしたね。言葉が足りないのは勿論、時間が足りずに焦っていました。
    本人の寿命ではなく、『地均し』が迫っていたからです。(実は地均しの目的はミレイユを連れ戻す事ではないのですが)そうと疑っていない前周ミレイユは、到達する前に送還しようという危機感に煽られて、ボコボコにしちゃっていました。

    ちなみにオミカゲ様が千年生きているのは、日本で昇神しているからですね。神様になると、寿命という枷が消えるのです。

  • 命の使い道 その7への応援コメント

    ごきげんよう、なるほど、精神的な反抗阻止機構だけでは飽き足らずに、身体面でもなにか仕掛けているとは思いましたが、まさかの寿命、ですか。
    活動限界が五年。
    既に残り時間は一年を切っていて、だからこそ森へ追い込んで時間を浪費させるという行為が初めて有効になるわけですか。
    日本での後半でもたびたび身体的な不調を感じていたミレイユさんですが、その時すでに死への行進は始まっていたんですね。
    なんという卑劣で残酷で、ミレイユさんを道具として、または燃料としてしか見ていない。試作機に実用に耐える耐用期間は不要ですものね。
    確かに神々にとっては、何にも代え難い安全装置ですよね。神々が盤面に降りてこない限り負けはなく、降りるつもりなんて端からないのですから。
    逆に言えばそんな追い詰められた状況にあるミレイユさんと繋ぎを作ってまでここに降臨したルヴァイル神は、その圧倒的に不足していて強力な足枷となる「時間」を超える手段の提案がある、ということですよね。

    作者からの返信

    ごきげんよう! いつもな感想、そして丁寧に読み解いて下さって、本当にありがとうございます!
    はい、神々が施した最後の仕掛け、それが五年の寿命という枷でした。
    だから森へ押し込み、時間を浪費させる事を目的としていたのです。そしてその時、鋭いご指摘! と言っていたように、日本の最後で不調を感じていたのも、それが理由でした。

    全くもって、悪辣で卑劣。自分たち以外の全てを道具としか見ていないからこそ、出来ることです。そして叛逆される可能性を加味するからこそ、そうした安全装置を用意していたのです。
    盤面から降りる必要がない、降りなくて済む様に講じた結果とも言えます。

    そうですね、本来ならここから一年未満で神の元へ到達するのは難しい。
    その解決策をルヴァイルは提案できます。

  • 努力と魔力 その4への応援コメント

    コメント失礼します。
    足りないのは熱意とか努力とか才能ではなく、魔力!
    これは仕方のないことですよね。人間ですもの。
    でも、神人創造というこのネーミングから察するに、アキラ君はこれから、何かを身に着けていくのではないのかという予感がしますね。
    次回以降の展開が楽しみです。

    作者からの返信

    コメントありがとうございます!
    そうなのです。魔物と戦うという事になると、まず致命的に足りていない部分で、そして人間ならばどうしようもない部分でもあったのです。
    そしてご想像どおり、これからアキラは何かを身に着けて行くことになりますよ!
    アキラも少ぉしずつ、成長していくので、その様子を楽しんで頂けると幸いです!

  • 命の使い道 その6への応援コメント

    ごきげんよう、整合性の取り辛い事象、出現する状況の一貫性のなさ、矛盾する展開やシチュエーション、そうか、設計者が複数いてアーキテクトが纏まらないから妥協するスペックを搭載するしかなかった、それが原因ですか。
    ユミルお姉さまが鼻で笑ったように、くだらない理由ではありますが、でも世界ではよくある、どこにでもある、後から考えて顔を覆いたくなるような黒歴史にも近いオチと、現実的な落としどころではありますよね。その意図はどこになるのか、何故なのか、という突き詰めた推理、全てが無駄になってしまうような。

    ルヴァイルの最後の指摘。
    やはりミレイユさんに対して、なにか仕掛けが施されている。
    「辛そうですね」とミレイユさんに投げかけた言葉はそれを指しているのか?
    とても残酷な仕掛けがありそうで、恐ろしいです。

    作者からの返信

    ごきげんよう! いつもな感想、そして丁寧に読み解いて下さって、本当にありがとうございます!
    本当におだ様の仰るとおりで、蓋を開けてみると、こんな下らない理由だったのか、と頭を抱えたくなりますよね。
    でも、実際の本人達にとっては、譲れない……いがみ合う結果から生まれた、最善の妥協案であったと……。
    読者様からしても、何て馬鹿な奴らだ、と思って頂けたら、作者的には満足でございます! そして、そんな奴らだからこそ、良心の呵責なく殺していけるというものです!

    はい、おだ様のご指摘はまさしく! そのとおりの仕掛けがされております!
    神々は精神調整して、叛逆を思わないだけでは、到底防御装置としては足りないと考えました。その内容が、次で明かされます!


  • 編集済

    命の使い道 その5への応援コメント

    ごきげんよう、カリューシー、哀れ。まあ自分自身で納得していたのですから何とも言えませんけれど、囮兼偵察兼二重スパイ兼欺く為の犠牲、どこまで知っていてどこまで納得していたのやら。しかも奪われた命まで有効利用されるのですものね。
    まったく、厄介な敵と言わざるを得ません。
    ってそうか、今代のミレイユさんは試作機でしたか。
    試作機は続く制式や量産機よりも優秀というのはお約束ですね、初期不良も多いでしょうが改修を重ねて最強となる、ただし量産には向かない。
    捨てるには惜しいと思わせたことがミレイユさんにとっては幸か不幸か。
    それにしてもルヴァイル、神々の中では素直な、それでもやっぱり神としての強かさを感じさせますね。
    って言うか、ルヴァイルはミレイユさんの不調を知っている感じがしますね。いえ、それ以上に不調の原因を理解しているようにも思えます。みぞおちのあたりに「神の仕込み」があるのかしら?

    作者からの返信

    ごきげんよう! いつもな感想、そして丁寧に読み解いて下さって、本当にありがとうございます!
    そうですね、カリューシーは実際利用されるだけ利用されて、捨てられた神に過ぎませんから……。憐れな神です。でも、本人は長生きできたと納得してもいるので、そこに救いはあるのでしょうが。

    はい、そうなのです。ミレイユはあくまでも試作機で、その一発目から成功を見せたという稀有な存在でもあります。
    そうですね、続く量産機より優秀、あるいはハイエンド、というのは良くある話です。量産には向かない性質、というのも同様ですね。
    だからこそ、捨てるに惜しいと思われた訳ですが……。

    はい、ルヴァイルは神としての強かさ、というよりも、繰り返し同じ場面を見て来たからこそ、得た強かさ、というものを持っています。
    そして当然、繰り返しの中でミレイユの――素体の構造をよく理解しているのです。

  • 命の使い道 その4への応援コメント

    ごきげんよう、ルヴァイルとインギェムのふたり、だんだんと愛着が湧いてきました、ユミルお姉様、ごめんなさい!
    ルヴァイルって、とっても真面目で大人しくて繊細な神なんだな、って。きっと人だったときからそんな資質だったのでしょうね、それはきっと敬虔な信者だった、そして神へと至る過程でそれがもっと純粋さを極めていったような気がして。
    インギェムも、もう、ルヴァイルのことが心配で心配でたまらない、そんな感情を隠すことなく、けれど彼女の真面目さ、真っ直ぐさを邪魔してはいけない、そんな気持ちが見えるようです。
    このふたり、神様同士でなくても、きっと素敵な友人関係を(周囲からは凸凹コンビ、なんて言われて面白がられるのかしら?)永く築けたでしょうね。

    そして時間の問題、森に留めておく理由、ですね。
    ドキドキしてきました!

    作者からの返信

    ごきげんよう! いつもな感想、そして丁寧に読み解いて下さって、本当にありがとうございます!
    二柱に愛着沸いて来てくれましたか! ありがとうございます!
    そうですね、真面目すぎたのが、彼女にとって良かったのか分かりませんが、だからこうして今があります。神へ至る事で、世界の裏事情というものを、朧気ながら知ってしまった。だからこそ、最初は目と耳を塞いていたのかもしれません。
    インギェムも、心根の優しさを知るからこそ、ルヴァイルに対して篤い友情を向けています。
    はい、おだ様も感じて頂けたように、単に人であったとしても、変わらぬ友情を築けたことでしょう。

    さて、そして遂に、ミレイユを森に留めておきたい理由――真相が見える様になりました!
    はてさて、どうなります事やら……。

  • 命の使い道 その3への応援コメント

    ごきげんよう、ああ、なるほど、さすがですねユミルお姉様!
    これほどルヴァイルの首根っこを効果的に押さえつける条件もないでしょう。
    何せ、彼女が思う理想的な解決を永遠に奪い去る事になるのですから。ミレイユ陣営が糾弾の声を上げる時点で、既に解決は望めないわけですし。
    ユミルお姉様の魅惑的な大人としてのスキルが輝く素晴らしい提案であると同時に、ルヴァイルは真剣にこれを最後のチャンスと捉えて賭けている事が証明された事にもなりますね。
    前半を読んでなるほど瞳の色がかわると困るよねと納得しましたけど、それだと対等な契約関係じゃないしと心配していたんです。
    これで少しは安心ですね。

    作者からの返信

    ごきげんよう! いつもな感想、そして丁寧に読み解いて下さって、本当にありがとうございます!
    はい、ユミルからしても、してやったりでしょう!(笑)
    そもそも対等な立場でない事もあるし、最初から敵愾心MAXな間柄では、どうあっても互いが納得する契約なんて無理だろう、と思ってました。
    でも、とりあえず首根っこ押さえること、そして裏切らない担保を得られたのは大きいですね。そして、互いに最後のループにすると、その意識があればこそ、成功に導く努力を怠らないでしょう。
    これで少しは安心……!
    でも、裏切らない心配がないだけじゃ、まだまだ不安要素は大きいんですよね……。

  • 命の使い道 その2への応援コメント

    ごきげんよう、ルヴァイル神からの状況説明と願い、そして提案を受けるミレイユ陣営が、見たところ交渉を有利に進めていますよね。
    ただ、有利に見えるだけで、相手側の出す情報や条件、提案の真偽やブラフが確認できないので実際は賭けとなっていますが、それをあげつらう事で揺さぶりをかけ、疑っているのだと居丈高にかかるのがユミルお姉様の役目であり、僅かに有利に天秤が傾いているのでしょうね。ルヴァイル陣営で本来その役目に相応しいインギェムがルヴァイル自ら封じているのが、実は一番わかりやすい誠意なのかも。
    ここで気になるのは、ルチアさんの指摘した、ユミルお姉様の眷属化とインギェムの繋属化の違いですね。
    概要として、お姉様の眷属化は、文字通りユミルお姉様が上位の命令権を持っているのに対して、インギェムのは、飽くまで対等な契約関係の締結で、どちらか一方が契約違反出来ない、した場合は区別なく罰が降る、そんな風に考えているのですが、海雀さま、合ってますか?
    もう一つ気になるのは、過去のループでユミルお姉様がルヴァイルに行使した切り札、ルヴァイルは結構痛い目にあったようですが、ひょっとして前回ループでユミルお姉様が命を落としたのは、それが原因なのかしら? と少し心配になっているのですが。
    神に対して一泡吹かせるほどの行為ですから命懸けだったのかな、とも思えるのです。

    作者からの返信

    ごきげんよう! いつもな感想、そして丁寧に読み解いて下さって、本当にありがとうございます!
    傍目から見ると有利なんですが、どこまでが本音なのか見えないし、罠があるかも沸かないし、そもそも信用なんかしてないし、で実際のところは分からないですよね。
    だからユミルが牽制役として上手く動いてくれています。おだ様、流石もろもろ目の付け所が鋭い!

    眷属化と繋属化の違いですが、はい、それで合ってます!
    結ばれた契約は、決して反故に出来ません。やるな、と言われた行為はどれ程強固な意志があっても実行できませんし、やれと言われた行動は必ず実行します。

    過去のループ、ユミルが命を落とすのは大体ミレイユを庇う事が原因ですが、勿論その切り札とも密接に結びついています。
    一泡どころか、泡吹いて倒れるような事態になった事もあるので、ユミルは野放しにすると本当に危険なのです。
    ユミルが切り札を使う時は、本当に切羽詰まった時なので命懸けなのですが、同時にそのせいで神々もガチで殺しに来てます。

  • 命の使い道 その1への応援コメント

    ごきげんよう、二柱の会話は一旦横に置いて。
    ユミルお姉様が、ミレイユさんにまで話さず隠していた「切り札」を持っていた事に、驚きでした。
    いや、表面上はともかく情に厚く、時に激情家でもある彼女の事ですから、最後の手段が必ずしも最後ではない、そんな方だと思ってはいましたが、正念場でもある神との対話の場を迎えようとしていてもミレイユさんにも明かさずにいた切り札。神に見通されていたのは、それは落胆してしまいますよね。
    ああ、お姉様、悲しまないで、私が膝枕して頭を撫でて差し上げますから。

    ルヴァイル神とインギェム神、本当に仲良しさん。インギェムは世界も他の神も実はどうでもよくて、ただひたすらに、ルヴァイルの消耗だけが心配でたまらなかったのでしょう。
    だから今、場が拗れる、決裂する、それを厭わずに話してしまったのでしょう、浅はかには違いないですけれど、純粋な友情、愛情がそこにはあったように思えます。
    ただ、ルヴァイル神の方は、これすら利用しようと言う思惑がチラリと見えますが。
    でも心配してくれてありがとう、とは内心思っているでしょうね。
    そうか、この二柱、可愛い軍団には入れませんが、百合ユニットとして売り出してみようかしら?

    作者からの返信

    ごきげんよう! いつもな感想、そして丁寧に読み解いて下さって、本当にありがとうございます!
    うむむむ……! またしても鋭い! 鋭すぎて二度は身体が吹っ飛びました(笑)
    最後の手段が必ずしも最後ではない、まさしくそのとおり!
    欺く事に長けた彼女ですから、それを暴露されて気分を悪くさせて当然なんですよね。非常にイラついているので、膝枕する際はご注意を!(笑)

    ルヴァイルとインギェムは本当に、互いを大切な友人だと思っています。
    対等か、というと……インギェムは少し(?)抜けているので、常にフォローする立場のルヴァイルからすると、素直に頷けない部分があるでしょうが。
    でも打算がゼロと言わないまでも、健全な友人関係と言えるほどに尊重してますよ。
    この二柱はー……軍団に入れると浮いちゃいますよねぇ、うん。
    軍団とは別区分にするのがよろしいと思います!

  • 待望 その10への応援コメント

    ごきげんよう、ううん、ここまでの話ならば、残念頭の私レベルではルヴァイル神の計画に乗るしかないと判断してしまいますね。
    説明内容に不足はあっても(そして真偽不明の情報があるにせよ)齟齬や違和感はないし、単細胞的なインギェム神はもちろん、ルヴァイル神の覚悟も受け取ることができたようにも感じられました。
    ルヴァイル神、藁にもすがる、じゃないですけど、相当の覚悟ですよね。次がないって、きっとつぎがあるようにはしているでしょうが、これを最後にしたいとは切実に思っているように見えます。
    ユミルお姉様は別として(飄々として、大人の綺麗なお姉様的な余裕と知性、論理に裏打ちされた行動理念があるように思えますけど、その実、他人の痛みを慮ることが出来て時には激情を溢れさせることのできる彼女ですものね)、ミレイユさん、よくぞまぁここまで冷静に話を続けられましたね、エラいぞミレイユさん!
    さて、ここから、まずはインギェム神の権能でルヴァイルさんとミレイユさんを繋げて、その後どう動くのか、ですか。

    作者からの返信

    ごきげんよう! いつもな感想、そして丁寧に読み解いて下さって、本当にありがとうございます!
    これまで何度も、鋭い考察を見せて来たおだ様が、残念だなどと! ただ、作者的にも乗らない方法を見つけらないので、ミレイユに乗って貰えないと困るのですが(笑)
    そうですね、ルヴァイルも相当な覚悟です。
    こんなこと言ってますが、実際に次へ繋げる方策は練ってあります。ただ、『最初のミレイユ』に再び出会える機会は、もう得られないと確信しています。
    そういう意味ではもう次はないと思っているのも事実なので、彼女に裏切る心算はなかったりするのです。

    ミレイユも正直イラッとする場面はあった筈ですが、それより先にユミルが敵意を飛ばしたりしたので思い留まる事が出来ています。
    ユミルも大人しくしているように見えて、相手のポカを待っているというか……探っている感じですね。
    何か見つけると首根っこ掴まえて糾弾してやる、ぐらい思ってますが……。とりあえず話は最後まで聞いて終わらせよう、とミレイユに言われてますので、踏みとどまってくれるとは思いますが。

    さて、ですね。それです。どうすれば神に届くか、ですが……。まずは契約を済ませて、ですね。

  • 待望 その9への応援コメント

    ごきげんよう、聞けば聞くほど、簒奪者達、救いようのない愚か者ですよね。人間世界の、しかもタチの悪い権力者同士の覇権争い、神になる価値がなかったように思えます、それとも神へと至る道を歩くうちに権力欲に目覚めてしまったのか。
    なるほど、遺物の燃料として神人や小神の命が欲しかった、けれどミレイユさんには燃料じゃなくて、操縦資格があったから、逃げ出しても連れ戻そうとしたのですね、反逆される危険を冒してまで。それもまた読みが甘いなぁ。
    でも神を選ぶミレイユさんだったら、それは燃料にまわされたのかも知れませんね。
    ドワーフさんの方がよっぽど賢いですよね。
    八神の内訳は不明ですが、推進派と、推進派が仕出かすのではと疑心暗鬼になって邪魔する派、でも邪魔する理由は自分が取って代わって甘い汁を啜ろうとする派、そしてルヴァイル神みたいに反省して罪滅ぼしに簒奪者をやっつけたい派がいる訳か。
    ミレイユさんが信用して手を結ぶならルヴァイル、インギェムのお二人なんでしょうが、さて、どんな決断になるのか。

    誤字だと思うのですが
      一足飛びに解決する手段を選ば良いじゃないか → 選べば   だと思います。

    もう一つ
      そして、だからこそ貴女だったです。
       → 貴女だったのです。

    だと思うのですが。失礼いたしました!

    作者からの返信

    ごきげんよう! いつもな感想、そして丁寧に読み解いて下さって、本当にありがとうございます!
    はい、簒奪者たち、全くもって救いようがありません。神になる価値がない、そう思って頂けたなら、まさしく作者的には狙い通りという感じです!
    彼らは元は小神で、作られた存在でもあるのですね。でも精神的に難がある……。
    彼らは大神に作られましたが、何故そんな者を神にしたのか、そこも一つのネックになっています。(ちょっとだけ言うと、精神性など最初から気にしていなかったから、なんですけど……)

    ミレイユは数ある素体の内の成功例ですが、格別上手くいったパターンです。そして、それは同時に、今後絶対に現れない、唯一の成功例という訳でもないのですね。ミレイユは燃料にして、次の素体は更なる調整をして期待しよう、としても困らない訳です。
    ただ、やはり惜しいとは思う訳で……。
    それで、ミレイユの使い道について一つに纏まらないから、付け入る隙が生まれたりしてるのです。

    いつもいつも、誤字報告ありがとうございます!
    本当に本当に感謝です! そして今回は二つも! 何度も書いては消し、を繰り返してるからこんなミスが出るんだ!
    おありがとうございます、おありがとうございます!(土下寝)

  • 待望 その8への応援コメント

    ごきげんよう、なるほど、だから簒奪者なのですね。世界創造の四神を封印(?)しておいて、大神を名乗り権勢を欲しいままにしようとした。その権勢と信仰を得る為の最低限の義務である世界の維持が自分達では出来ないと知って、已む無く上納金である信仰心を四神に納めなければならない、自分達の権勢と安泰を維持しつつ更に上納金、となれば、犠牲にするのは民、ですものね。百姓は生かさず殺さず、とは封建時代の年貢みたいですが、それじゃ足りない。
    そうか、実は小神だから最初のミレイユさんは三分の一も弑することが出来たのか。
    そして、小神である八神がなんとか四神を起こさずに世界を維持しやすいように、この世界全体を箱庭として囲い込んだのかも!?

    全く、反吐が出るような下衆な、ヤクザ組織みたいなサバイバル倫理ですね。
    目の前の欲に目が眩んで、自転車操業しつつ他人に理不尽を押し付け自分は贅沢な暮らしをやめられない。
    ヒモ生活か!
    ユミルお姉様ももう怒りを露わにする気力さえなくしてしまったって感じですね。
    ルヴァイル神も自分の仕出かしに気づいて足を洗おうとしているみたいで、これが刑事物だったら情報屋として有効活用するところですよね。インギェム神も頭悪そう(ごめんなさい!)だけど、本質的に理解できてるようですから、敵は六神?

    作者からの返信

    ごきげんよう! いつもな感想、そして丁寧に読み解いて下さって、本当にありがとうございます!
    そうなのです、だから簒奪者とルヴァイルは呼びました。
    仰るとおりで、いつだって苦労するのは踏みにじられる農民なのですね。放っておけば勝手に生える雑草程度に見ているんですが、決してそうではない事も理解している筈なんですけどね……。
    もしこれが足並み揃えれる神たちばかりなら、また話は違っていたかもしれませんが……。
    そしてやっぱり、おだ様鋭いっ!
    世界を維持しやすい様に、というよりは苦肉の策として、そうする以外なかった、というのが真相です。

    全くですね、おだ様の怒りも当然というものです。
    奴らヤクザ並みに厄介だし、倫理観欠いてるし、自己利益を優先し過ぎていますよ! ただ、彼らにも彼らなりの言い分はあるんですが……。
    しかし、それを知っても同情は出来ないでしょうね。

    ユミルも怒りのゲージが振り切っちゃってる感じですね。溢れた結果、更に強く憎悪を滲ませる事にもなるのでしょうが(笑)
    ルヴァイルは上手く活用すれば情報屋として使えそうですが、相手側にも頭の切れるヤツがいますからねぇ……。下手に動くと危うい!
    インギェムは考える頭が足りない、というだけで神の中では真面な部類です。だからルヴァイルに賛同して、同じく離反する決意をしました。

  • 待望 その7への応援コメント

    ごきげんよう、ここまで問答を重ねて、漸く見えてきたルヴァイル神の本音のカケラから伺えるのは、狂気にも似た確固たる勝利のイメージでしたか。
    その飽くなき挑戦の影に億を超える失意のミレイユさんがいて、それでも正しい世界に戻したいと願い、動くルヴァイル神が正しい姿なのかどうか。
    確かに彼女の語る解決のイメージは理想ですが、理想であるだけに残酷さも秘めていますよね。
    ただ、ミレイユさんの持っている理想の解決イメージもこれの筈だろうなとも思えます。
    違うのは、意識として億のループを眺めてきたのか、自分自身は初回ループで、ただ繰り返された他のミレイユさんの悔しさを想像するしかない今のミレイユさん、その違い。

    作者からの返信

    ごきげんよう! いつもな感想、そして丁寧に読み解いて下さって、本当にありがとうございます!
    ルヴァイルからは今回、本音の欠片が聞けましたね。
    でもやってる事は、やはり神の視点において、でもあったのです。
    ゲーマーがノーミスクリアしようとして、失敗したからリスタートしているようなものでしょうか。
    その後にも続く世界があると頭では分かっていても、そこに頓着しないし配慮もしない。理想の希求は結構ですが、同時に残酷な事をしているのです。
    ただ、仰るとおり、理想の解決イメージはミレイユと合致します。
    そういう意味では手を組めるビジョンも浮かぶのですが、やってる事が事ですからね……。
    ミレイユの主観においては酷い事をされておらず、想像するしかない部分ですから、飲み込める事でもあるんですけどね……。

  • 待望 その6への応援コメント

    ごきげんよう、ユミルお姉様の指摘、私も気になっていましたが、あっさりとインギェム神が答えてくれましたね。
    そうか、真の神格を持ってそれなりにデイアート世界を維持しているのは四神、その他の大神は神と名乗っているだけで、神格に近い権能と力を持っているけれど、四神が世界の維持の為に集めている神魂を掠め取って己の権勢を誇り利己的な快楽を求めるだけの簒奪者、唯の取り巻き連中に過ぎない、という事ですか!?
    十二神の内の四神? それとも十二神とは別に四神?
    と言うことは、それを知ったら真っ先に殺しに来るだろうと恐怖している神様詐称連中がループ推進派なのかしら? それとも四神が世界維持の為にループを推進しているのかしら?
    ルヴァイル神が理不尽を感じ反対派に回った理由を考えると、詐称神様がループ推進派に思えますが。

    作者からの返信

    ごきげんよう! いつもな感想、そして丁寧に読み解いて下さって、本当にありがとうございます!
    デイアートにとって、本当の神(大神)と呼べるのは四神だけです。他の八神は詐称、僭称、偽称……言い方は色々でしょうけど、大神とは別物です。
    実際に神となったからには強い力を持ち、権能も持っていますが、一柱は大神よりも力が劣ります。
    そして、掠め取っているというのとも、ちょっと違いまして……。
    それこそ、ルヴァイルが裏切る動機ともなっています。

    そして、その詐称連中の中でも意見分かれがあり、そこにループ推進派、反対派、他にもごにょごにょとある訳なのです。
    その辺りもこの会談で詳しく説明される……筈です!

  • 待望 その5への応援コメント

    ごきげんよう、ああ、なるほど、ルチアさんの推測、最初と最後で神々の思惑が違っていると言うのは正しかったわけですね。最初のミレイユさんがけれど、神々の思惑を裏切ったのか。
    神々の成り立ちが興味ありますね。自分たちもまた、修練を重ねて昇神を目指し、その途中で自分が得た力に酔い、得た権能に酔いしれたのでしょう。
    でもミレイユさんは違った。
    この世界で神を目指した人と、訳もわからず転生させられて、しかも本人はゲーム世界の感覚で最初は楽しみ、そしてやがて疲れ果て、平穏を求めて帰還を望む。それはゲーム趣味人と廃ゲーマーの違いにも似て。
    何故だと戸惑いつつ連れ帰ると激怒していた、そしてそれまでに得た力を存分に奮って神々の三分の一を弑した。凄い怒りだったでしょう。
    今いる十二神は減った結果なんですね。
    一度目は連れ戻したら予想外の暴虐、だったら何故二度目以降も連れ戻そうとしたのか?
    日本で放置しておけばデイアートも平和だったのに? やはり神魂、ミレイユさんのそれが燃費効率も良く惜しかったから?

    ユミルお姉様が神々に脅威と捉えられている事が、誇らしいですね、さすが我等の大スターだ!

    作者からの返信

    ごきげんよう! いつもな感想、そして丁寧に読み解いて下さって、本当にありがとうございます!
    神々の成り立ち、そこも一つのネックになっています。話の流れから語れておりませんし、これはルヴァイルも知らない事実と重なるので、その説明はもっと後になってからやって来ます。
    ルヴァイルは繰り返す事で多くの知識や情報を得ましたが、繰り返す時間は限定的なので知り得る情報も限られてきます。
    遥か以前にあった出来事、神々の成り立ちについても同様です。知り得る限りの説明をする為、ルヴァイルはこの場に来ましたが、実は知らない事実も多いのです。

    でもとにかく、ミレイユはゲーマーとして、平凡な一個人としての人生が前提としてあったので、神の思惑から逸れる事になりました。
    それでも繰り返す事になったのは、一重にルヴァイルに強い発言権がない事、神々は一枚岩ではない、という部分があります。
    それに、捨て置くには惜しいと思える事情――というより、そもそもミレイユが作られた背景から利用したい勢力があり、黙らせるのが難しかった、という理由もあります。
    その辺りは後で語られるので、それまでお待ちを……!

    ユミルは神々から脅威認定されてますが、その中でもルヴァイルが特に強く認識しています。有り体にいうと、何度も煮え湯を飲まされているから、自然と嫌いになった、という感じでもあるのですが……(笑)

  • 待望 その4への応援コメント

    ごきげんよう、うん、そうですね、そここそ聞きたいところです。
    全てはその企みが何を招くのか、まずはそれを知ることこそが、ループ脱出の足掛かりであり、ルヴァイル神と共闘できるかの分岐点である訳ですから。
    それにしてもインギェム神、本当に何も知らなさそうですよね。便利な術をもっているから神々に依頼された。今回もルヴァイル神の思惑を実現する為に呼ばれた、みたいな感じ。
    人が善いと言うか神が善いと言うか。
    ルチアさんの推測はどうなんだろう?
    事情が変わった、あり得ることではあるのですが、それが神々に限って起き得るのかしら?
    それだとミレイユさんを捕まえてデイアートに戻す、には繋がらないような気もするのですよね。

    作者からの返信

    ごきげんよう! いつもな感想、そして丁寧に読み解いて下さって、本当にありがとうございます!
    企み……そうなんですよね。神々に益がある筈だ、という思い込みが前提にあるからこそ、ミレイユ達は答えに行き着けません。
    ルチアが言った、始めに狙った目的と、連れ戻してからの目的が変わった、というのは正解です。理由については間違っているんですが……。
    それは次回、説明される事になるでしょう。

    そしてインギェム、実際何も知らない訳じゃないんですが、加担している事が薄いので神々が何をして、何を企んでいるかも良く知らないんですよ。
    それはルヴァイルも……かつてループが始まる前のルヴァイルも知らず、似た者同士だった訳ですね。
    だから友になれた、とも言えますが。

    この辺の神々の思惑については、説明する側も混乱するところで、上手く解説できてるか自信ありません!(土下座)
    理由もアレだし原因もアレだし説明も分からん、とか思われた時は本当すみません!(土下寝)

  • 待望 その3への応援コメント

    ごきげんよう、うん、確かにインギェム神は敵ではないにしろ、味方とは言えませんが、別次元の世界を認知できない彼女が、何故反ループ派に与しているのか、が問題ですね。仲良しのルヴァイル神に頼まれたから、と言え訳でもないでしょうし、だから問題は今回の接触を決断したルヴァイル神に状況のコアがあるのは確かで、彼女が何故反ループなのか、ループを止めなかった果てに何が待ち受けているのか、が重要なのかも。でもやっぱりインギェム神の思惑も気になりますが。
    って言うか、過去ループして違う日本に帰還したミレイユさんは、箱庭を持ってなかったのかしら? いくつもの次元にあるいくつもの箱庭をインギェム神はいくつもあると認識していない?

    作者からの返信

    ごきげんよう! いつもな感想、そして丁寧に読み解いて下さって、本当にありがとうございます!
    そうですね、敵とも味方とも言えない、でも敵対するより味方した方がいい、そういう打算で動いている部分があります。
    そして、インギェムも自分置かれた状況、神々という枠組みで置かれた状況ともに我慢できないのが理由でもあります。ルヴァイルに頼まれたから、という理由も一定値ありますね。インギェムからすると、ルヴァイルは先々の事まで知っている、何事も失敗だけはしない神、という印象ですので。
    なので、特別な思惑、個人的思惑というのはないんですが、ルヴァイルが言うんなら大丈夫だろう、という楽観的な部分が多分にあります。

    過去ループして日本に帰還したミレイユは、箱庭を所持していても破壊するパターンが多数です。
    それが自分の位置を知らせるGPSだと知っているからですね。
    仮に破壊しなくとも、インギェムはやはり他次元の箱庭を認識できないので、やはりそちらと繋がる心配もありません。

  • 待望 その2への応援コメント

    ごきげんよう、インギェム神、なんだか偉そうな、ゲフンゲフン、豪放磊落な神ですね。ルヴァイル神とは正反対? ルヴァイル神って引き篭もりのニート気質でコミュニケーションに難ありのイメージですけど、インギェム神とはお友達かしら? 反ループ派で纏まっただけ?
    箱庭を与えた神なんですね、ずっと気になっていた箱庭の謎、天辺の穴、オミカゲさまも役に立つかもと言い残していた箱庭。
    あれが味方となる証拠とはどう言う意味なのか?
    ドキドキしてきました。
    ミレイユさんもユミルお姉様もこの時点まではかなり我慢してますね、さすが大人です。
    謎が明かされるまでもう少しのご辛抱を!

    作者からの返信

    ごきげんよう! いつもな感想、そして丁寧に読み解いて下さって、本当にありがとうございます!
    インギェム、確かに偉そう……っていうか、まぁ偉いんですけど(笑)
    そう、姿かたちだけでなく、正確まで正反対の二柱ですが、だからこそ馬が合うのでしょう。仲の良い二柱なのです。
    長らく引き摺って来た箱庭にも、ようやく意味が分かるところですが、既におだ様は正解言い当てていたようなものですから、新鮮な驚きを提供できないのが悔しいところ!
    でも言い当てられる喜びもあるのでプラマイゼロ、つまりオッケーという事ですね!(笑)

    ユミルは非常に良く我慢してますが、既に内心では青筋ピキピキさせてます。
    その内爆発させるか、あるいは怒り過ぎて逆に気が抜けてしまったりするかも……(笑)
    何にしても、敵か味方か判別できるまで我慢だ、ユミル!

  • 待望 その1への応援コメント

    ごきげんよう、いよいよルヴァイル神とのご対面ですね、こちらまで緊張してしまいます。
    外交交渉と同じで、こんな時のバランス感覚って難しそうですよね。招いた方、招かれた方と言う違いはあっても、基本的に対等な立場でしか交渉が始まらないですものね。妙にへりくだるのも居丈高にかかるのも違いますし、胃が痛くなりそう。
    ルヴァイル神とその随員、とのことでしたが、もう一人、神とあまり遜色のない装いの方?
    ひょっとして、反ループ派の別の神様かしら?
    それともルヴァイル神の影武者? ルヴァイル神の小神?

    作者からの返信

    ごきげんよう! いつもな感想、そして丁寧に読み解いて下さって、本当にありがとうございます!
    いよいよこの時がやって来た、といった感じです。
    まさしくこれは、外交交渉とよく似た感じで、バランス感覚が求められるものですよね。こちらの欲しいもの、して欲しい事を要求しつつ、でも下手に出過ぎてもいけない。互いの熱意を重りにした、シーソーゲームが開始されます。
    とはいえ!
    そこに高度な心理戦のやり取りなどを期待されると、本当に申し訳ございません、なんですが……!
    しっかりギスギスした話し合いに終始する事と思います。

    さて、今回出て来た随伴員ですが、流石おだ様、既に答えを見つけていらっしゃる。名前も一度出て来てますが、ポロリと出ただけだし、遥か前なので覚えてらっしゃらないでしょう。
    答えは次回、お楽しみに!

  • 衝動変革 その10への応援コメント

    ごきげんよう、笑ってはいけないのでしょうが笑ってしまった! ユミルお姉様の言う通り!
    アイドルの握手会ですよね! 一緒に写真やグッズ販売がないだけで。
    ミレイユさん、だから言ったではありませんか、もう遅いって。
    赤ちゃん抱っこってもう、完全に信仰心ですよね。幼い子供が恥ずかしそうにばいばいって。
    この親子、ひょっとして転生者じゃないかしら!? ってそれは冗談ですが、ミレイユさんの思惑とは違う方へ、違う方へと進んでいる気がするのです。しかも順調に。
    これ、神々はめざとく目をつけないかしら? と心配になるレベルにも思えますよね。
    ミレイユさんの握手会、ユミルお姉様は自分のアイドル時代を懐かしく思い出していたのでしょうね。

    作者からの返信

    ごきげんよう! いつもな感想、そして丁寧に読み解いて下さって、本当にありがとうございます!
    完全に勘違いされちゃってる!(笑)
    そう、時すでに遅し……彼らは既に洗脳されているのにも関わらず、淡い信仰心を募らせております。今回、洗脳の上書きがなければ危ういところでした。
    違う方向へ順調に進んでいますねぇ……(遠い目)
    赤子を抱いて貰いたいとか、もうその最たるもの、みたいなもので……(笑)

    大丈夫、この件については、別に目をつけてたりしませんので!(笑)
    ただ、ユミルが握手会しようものなら、ファンサの嵐で会場の盛り上がりはこれ以上だった事でしょう!


  • 編集済

    衝動変革 その9への応援コメント

    ごきげんよう、なるほど、ミレイユさん面接にかこつけて、洗脳の足りない人には上書き強化しておこう、と言う事ですか。
    でもこの時点で既にミレイユさんは後一押しで神として君臨できそうなんですよね。テオさん、ほんとのホントにミレイユさんのお尻を拭く役と言う貧乏くじに思えます。
    彼の洗脳術で、強固な信仰心を持った人物をどこまで洗脳できるのか、興味があります。
    変な例ですが、とある宗教の偉いお坊さんに、お前の神様がお前を次の教祖さまにと仰ってるぞ、という洗脳は土台が同じだから簡単そうですけど、別の神様がこっちの宗教に来いと仰ってるぞと言って洗脳できるのか? テオさんの能力次第なのかしら?

    作者からの返信

    ごきげんよう! いつもな感想、そして丁寧に読み解いて下さって、本当にありがとうございます!
    一挙両得というか、一石二鳥を狙う感じですね。最近、ミレイユもこういう事を画策するのが上手くなった、のかも? ある種、神らしいと言えるのでしょうか(笑)
    でも確かに、この時点でやる気になれば昇神しちゃいそうですね。
    本人が望んでいないので、テオ辺りが勝手しない限りはありませんが、危ういところではあります。

    そうですね、どこまで洗脳が有効か、というのは本人の気持ち次第、ですね。
    おだ様の例で例えると、そういったお坊様でもやっぱり有効です。ただその効果がどれほど続くか、という部分には個人差が出ます。信仰心Lv.100みたいな人には一日持てば良い方でしょう。

    幸い、この里の民は神を求めていても、人が神になるとは思っていないので、ミレイユを強く慕っていても信仰心という意味では薄い所があります。
    ただ、先の件があったので、もしも神様だったら、神様になってくれたら、という信仰心がむくむくと育っております。
    つまり、ここで抑えられなければ結構ピンチでした(笑)

  • 衝動変革 その8への応援コメント

    ごきげんよう、ルヴァイル神が前回までに与えた情報の真偽は、現段階では実はどちらでも良いのかもしれませんね。
    ルヴァイル神も最初から重要情報をぽいと与えることはしないでしょうし、どちらかといえば今回のミレイユさんの当たり外れの試験、という感覚でしょうから、重要ではなくてもあからさまな嘘も出してはいないでしょうし。
    ただ現時点で暗中模索状態のミレイユさん陣営にとって、ルヴァイル神だけが唯一の足掛かりであることだけは間違いないでしょうし、まずはここを取っ掛かりにするしかないとも言えます。
    情報は、ゼロでないことが大切、偽情報でも角度が低いゴミ情報でも手に入れることが重要といいます。手に入れた情報がとんだガセでも、それがガセだったという事実だけは真ですから、そこからまた次の推論を立てることができますし。
    今、冒険者ギルドの問題に手を出した、このアクションを切っ掛けに、次に何が起きるのか、それを待つなら待つ時間にも価値があるといえますよね。
    森の皆さんのスキル底上げも同様なんでしょうね。

    作者からの返信

    ごきげんよう! いつもな感想、そして丁寧に読み解いて下さって、本当にありがとうございます!
    そして、こうして感想を読ませて頂く度、おだ様の深い考察に頭が垂れる思いです。なんか、自分よりも深く物語を読み込んでいるんじゃないかと思わせる指摘っぷり!(笑)
    これから少しして、ルヴァイルと対面する時がやって来ますが、そこで得られる情報にがっかりしないか今から戦々恐々としております!

    でもそうですね、今の所ルヴァイルから得られた情報の真偽はそう重要でない、という部分はその通りかと思います。
    全てを疑うしかない現状、そして裏を取る事が難しい状況ですからね。それ対面して得られる情報についても同様でしょうが……。推測から導き出せる答えにも限りがあるでしょうしね。
    この待ち時間には意味があるかどうか、価値を見出せるかどうかはミレイユ達次第って感じでしょうか。
    そして、その内ひとつが、スキル底上げであるのは間違いないみたいです。

  • 衝動変革 その7への応援コメント

    ごきげんよう、うんうん、ミレイユさん、ユミルお姉さまにザマァされましたね、うふふ! たった五日間で王国内の企て、冒険者ギルドという一大勢力を脱落させた手腕はお見事、夜中に帰還してワイン飲んでるなんて、オシャレでユミルお姉さまらしくて素敵です。
    そうですよね、既存の宗教に勧誘するのと違って、宗教を持たない人々が神に縋りたいと求めてしまうまで追い込まれている状況でのミレイユさんは、間違いなくまy区中毒患者にとっての白い粉ですものね。
    森に帰還してからのミレイユさん、あれこれとミスや仕出かしが多くて、ちょっと人間臭くて可愛いですよね、って今言ったら、皮肉ととられてしまいそうですけど。
    でも、確かにミレイユさんが自らループに逃げ込まざるを得ない状況になるとしたら、色々と敵のとる手段は考えられますよね、っていうか考え得る手段が多すぎ。どちらにせよ、やっぱり時間の問題ですよね、それが一番大きな問題かぁ。

    作者からの返信

    ごきげんよう! いつもな感想、そして丁寧に読み解いて下さって、本当にありがとうございます!
    はい、ミレイユはしっかりざまぁされました!(笑) 咄嗟に話を切り替えようとしましたけど、その程度で逃げられる筈がないんですよねぇ……。

    そうですね、ミレイユは劇薬と言って良い存在でしょう。
    そして常に求め、縋りたい人にとっては白い粉も同然の劇薬です。今回の件は上手く嚙み合って(あるいは運悪く重なって)ミレイユを追い込む事になりましたけど、……なるべくしてなった、という感じですかね……。

    確かにミレイユ、何だかミスが目立ちますね。
    でも思い返すと結構ポカやってるので、肉体スペックによるゴリ押し解決が多い気がします。
    そして、そうなのです。考えられる手段が多すぎる上に、欺瞞情報を振り撒いて来る奴が相手なので厄介なんですよね……。
    彼らは時間の浪費を狙ってますが、それさえ必須という訳でなく、必勝を狙うからやってる事なんですね。石橋を叩いてる感じです。

  • 衝動変革 その6への応援コメント

    ごきげんよう、ミレイユさん、それユミルお姉さまを信じていないのと同義!
    ぷんぷんです、もう許せないわ! 
    そして今回もまた、実はちょっと仕出かしてますよ、ミレイユさん。
    ヴァレネオさんの果てしない後悔、刻印が残された魔術書を読み解くことで開発されたのは確かにそうでしょうから、現在の魔術スキルの低さも相俟って、彼が身を縮こませてしまうのも仕方ないでしょうね。
    刻印文化に関しては、私達が現在の文明レベル、生活レベルに長い間に慣らされて、便利を便利とも思わなくなったことと同様で、冒険者やエルフの体たらくを嘆いても、今更引き返すことも難しいように思えます。私達がガスコンロや給湯器、炊飯器に慣れてしまって、いきなりい原始的生活で火を熾せ、飯盒で米を炊け、お湯を沸かせと言われても出来ない(いや、ソロキャンプが流行ってますから出来る人もいるでしょうけど、それでもマッチやライターは使うでしょう)のと同じですよね。
    逆に些細なことなら刻印を使ったほうが効率的かもしれません。
    ミレイユさんも現代日本人だったのですから、そこら辺りの逆転の発想もできそうですよね。

    ミレイユさんが腹の中で、なんだか不穏なこと考えてますよ、お姉さま!
    見事に仕事をやり切って、「アンタ、私が留守中になにやら仕出かしたみたいじゃないの、えぇ? しのぶから聞いたわよ? ちょっと詳しく話してみなさいよ、正座で」ってニヤニヤ笑いながら言ってやってくださいませ!

    作者からの返信

    ごきげんよう! いつもな感想、そして丁寧に読み解いて下さって、本当にありがとうございます!
    そう、実質信じてないのと同じ!(笑) 自分で頼んでおきながら、凄まじく疑いをかけております! ちゃんと信じてあげなさい!(笑)

    そうですね、まさに文化の発展と同レベルで便利技術として確立してしまった刻印は、もはや無い時代には戻れない事でしょう。
    電気やガスがない生活にはもう戻れませんものね。忸怩たる思いはあっても、それが真理でしょう。
    そこのところを言うと、現代の価値観を持つミレイユは柔軟に物事を見れそうですね!

    ひぃっ、しっかいおだ様に密告されてしまっている!(笑)
    逃げてー、ミレイユ逃げてー!(笑)

  • 試練 その8への応援コメント

    コメント失礼します。
    前回までのマジシャン騒動とクラスメートの美女発見騒動にはクスリとしました。
    そして、今回魔王の話が出てきました。新たな展開の伏線になるのか興味が尽きません。次回以降もアキラ君と武術鍛錬の話を楽しみたいと思います。

    作者からの返信

    コメントありがとうございます!
    ふふふ、ちょっとしたギャグ回、息抜き回といったところでしたが、楽しんで貰えたようで何よりです(笑)
    チラホラと置いてる伏線っぽいものは、大体すごく後に回収される事になります。それまでお付き合いして頂けると嬉しいのですが……。それよりしっかり完結する方が先決ですかね?(笑)
    アキラも少しずつ成長していきます。そこのところもお付き合い頂けると嬉しいです!

  • 衝動変革 その5への応援コメント

    ごきげんよう、結局デイアートでも学園でやったことを繰り返さざるを得ない訳ですか。考えてみれば戦力の全体的な底上げが必要な局面でもある訳で、しかも前回の戦いで主戦力となるだろう若者たちのスキルも知れたのですし、そうなると戦力底上げは緊急かつ必須、となるのでしょうね。
    そうか、魔術書が城を追われたときに手元からなくなっていたから、若者の魔術スキルが伸びていない。この当たりの歴史の中での影響度を上手く絡めて状況を設定していくやり方、いつものことながら海雀さま、やはりお上手ですね、土台となる世界観設定が精緻だからこそ成せる技なんでしょうね。
    みんなの前で親から褒められて身を捩るルチアさんが可愛い。
    ユミルお姉さまがお出かけしちゃっても、即座に穴埋めできて穴以上の可愛らしさをアピールできる私の可愛い軍団の層の厚さが嬉しいです(お前のじゃない)。

    作者からの返信

    ごきげんよう! いつもな感想、そして丁寧に読み解いて下さって、本当にありがとうございます!
    ですね、全体的な力量も知る事が出来た今、その底上げが必要で、そしてミレイユが手伝う事でどれくらい強化できるか、それを学園でやってきた経験から分かってもいるでしょう。
    芸は身を助くとは言いますが、学園でやって来た事が、ここでも役に立つのなら、あの時の苦労は決して無駄ではなかったという事でしょう。

    エルフがちょっと残念だなぁ、という理由付け、ここは説得力がないと……と思ってこういう形になりました。おだ様に褒められると、だらしない顔しながら体を揺すってしまいます。ありがとうございます、その様に褒めて頂いて本当に嬉しいです!
    ついあれこれ考えて、出した設定を膨らませたり、上手く絡めようとしている内に、どんどん話が膨れ上がって……いつの間にやらこんな事になっております! 本当に物語を畳めるのか、不安になっております! でも畳みます! どういう形であれ畳み切るつもりですので、どうぞ最後までお付き合いください(土下座)

    うむ、もじもじしちゃってるルチア可愛い。小さな身体でそんな事しよって……! おだ様に気に入られる魂胆見え見えですな!(違う)
    今日も可愛い軍団は絶好調の様なので、おだ様が笑顔になってくれて嬉しいです(笑)

  • 衝動変革 その4への応援コメント

    ごきげんよう、そうか、ルチアさんのお母様を弑したのはカリューシーだったんですか。
    確かにそうと知れていれば、自らの手で仇を討ちたかったでしょうね。
    おそらくは骨も納められていないお墓に手を合わせる彼女は、カリューシーを自らの手で葬れなかった悔しさを、神々への憎しみに変換したのでしょう、戦意を新たに燃やすルチアさんの戦闘的な笑顔というレアなシーン、素敵でした。挿絵プリーズです!
    ってミレイユさん、どう考えても悪いですよね、っていうか、ミレイユさんただ一人が悪いような気がする。反省しなさい! いざというとき頼りになるユミルお姉さまを邪険に扱うからこんなことになるのですよ!
    ってユミルお姉さまがこの場にいても、ニヤニヤしてきっと止めなかったと思います。
    だってユミルお姉さまもルチアさんもアヴェリンさんも、三人ともミレイユさんにこのデイアートで神さまになってほしいんですもの。

    作者からの返信

    ごきげんよう! いつもな感想、そして丁寧に読み解いて下さって、本当にありがとうございます!
    はい、実はそうだったのです。
    攻め入ったのがカリューシーで、そしてその時の戦闘で亡くなっているので、犯人は当然あれという事になります。
    その仇が手の届く範囲にいた、というのはルチアとしても悔しい思いがあったでしょうし、神々への復讐心はこれでまた一つ強まった事でしょうね。
    ルチアもあれはあれで、黒い気持ちは抱えてましたので、笑みの方そっちに染まるというもの……。挿絵? 見たい! でも絵心はなし!(笑)

    そうですよね、全面的にミレイユが悪いんですが、そう自覚したくないほど考えたくない事態になってしまいました。
    子供の駄々みたいなものです。放っておきましょう。
    ユミルがいたらきっと止めてくれたろうに、という予想は、おだ様も考えているとおり、失敗に終わります。
    ユミルはむしろ手を叩いて周りを扇動ぐらいするんじゃないですかね?
    間違いなく騒動を大きくしても、小さくはしてくれません(笑)

  • 衝動変革 その3への応援コメント

    ごきげんよう、あーあ、ミレイユさん、仕出かしちまったぁ!!
    このお話読み始めて不安になっちゃったんですよ、いったん絶望を突き付けておいてからのでも大丈夫私がなんとかする、は禁句ですよね、簡単に縋られちゃいます、神々はお前たちを見捨てた、でもその神々をぶっ飛ばして、これからは私がお前たちの神だって言っちゃったようなものですもの。
    ミレイユさん、調子に乗ってしまいましたね、お茶目さんです。
    テオくんが怒るのも無理ないですよね、どんだけ口止めしても、私がユミルお姉さまに告げ口しちゃいます! だってユミルお姉さまの喜ぶ顔が見たいんですもの!
    でも、よくよく考えたら、フレンさんの願いって強いリーダーを欲する、でもその先にあるのは縋るものが欲しかった、というのが本音かもしれないと思うと、ミレイユさんはフレンさんの「計画」にうまうまと乗せられた、そんな感じもしますよね。
    その言葉が欲しかった! みたいな。
    そう考えるとフレンさん、やっぱり策士ですよね。

    作者からの返信

    ごきげんよう! いつもな感想、そして丁寧に読み解いて下さって、本当にありがとうございます!
    ねぇ……? やっちゃいましたねぇ、ミレイユ。本人は自己評価が高くないので、励ましの台詞くらいで大袈裟な事にはならない、と思っていたようです。
    そんな訳あるか(笑)

    テオだってそりゃ怒るってなもんですし、絶対告げ口しますよ。そこにおだ様まで告げ口するとなれば、これはもう遅からず知られるって事ですね!(笑)

    うーん、そうですねぇ。
    はっきりと頭の中に描かれていたものではないと思いますけど、確かにフレンはその言葉を求めていたし、縋る者を欲していたのも間違いないですね。
    明確に言語化していなくても、心の奥底には間違いなくあった感情だと思います。
    フレンは戦士として動く分には色々考えられるけれど、それ以外はからっきしです。今回の事についても、雰囲気とかそういう部分も大きかったですね。

  • 衝動変革 その2への応援コメント

    ごきげんよう、そうですね、事ここに至れば、真意を隠すことこそが下策、となってしまうでしょうね。
    ミレイユさんが真のリーダーに相応しい資質を持っている、それは分かった、それならデルン王国に攻め込まない理由は、おじけづいたからじゃないだろうと誰もが考えるでしょうし、そう考えている人々を前にそれでも黙っているのは余計な想像を皆にさせてしまう分、余計に事態が悪化しそうですものね。
    フレンさんの真の目的は、ミレイユさんのリーダーの資質を皆に知らしめること、それはゴールでは無く、真意を知らしめ、暴発を抑え込みたい、そこにあるように思えました。
    うん、フレンさん、可愛い軍団入り、おめでとうございます!
    ユミルお姉さまに次ぐタメ口キャラ、ミレイユさんにとっては貴重な癒しですよね!

    作者からの返信

    ごきげんよう! いつもな感想、そして丁寧に読み解いて下さって、本当にありがとうございます!
    そうですね、そうなのです……!
    ミレイユは森を纏めるに相応しい資質があり、デルンに怖気づかないどころか、一掃できる実力を示した。変な想像をしていた者も、これを見せられたら撤回するしかないでしょう。
    フレンはそれを知らしめ、爆発寸前だった森の民を、抑え込む事こそ狙っていました。

    その上で、ここまで慎重策を取り続ける真意を、その口から教えられたら、その暴発も今後は抑えられるかも、という虫の良い考えもあったようですね。
    それが叶うかどうかは……、これから語られる内容次第。
    結構大事になってしまったので、もはや隠し通すよりは暴露した方が得策、という事で、次回真相暴露になります。

    おめでとう、フレン!
    一気にオーディション通過して可愛い軍団入りですぞ!
    何と貴重な獣人枠! ライオン系猫耳と尻尾付き! チュロス食べるかな?

  • 衝動変革 その1への応援コメント

    ごきげんよう、何を犠牲にしようとも、ミレイユさんの真の実力を伝説としてしか見ていない連中に知らしめるための、壮大で激しく猛烈な茶番劇、とも言えるのでしょうね。
    これはフレンさんが考え出した作戦、というか方策なんでしょうが、よくぞここまでストーリーを練り上げたものだと、感心すると同時に、復活するまでの二百年という時間の長さを感じさせますね。
    フレンさん、熱い思いを知性で実現させることのできる、なかなかに貴重な存在のようにも思えますね。

    作者からの返信

    ごきげんよう! いつもな感想、そして丁寧に読み解いて下さって、本当にありがとうございます!
    そうですね、壮大で激しく猛烈な茶番劇、まさしくその通りです!
    中には純粋に、ミレイユの嘘っぱちを明かしてやるとか、どうせ嘘だし叩き潰してやれ、と思っていた連中もいました。
    半信半疑が多数の中で、どうやら違うぞ、もしかして、と気づいてからはフレンの言う事を聞くように。
    彼女の強い意志と知性が、ミレイユにも感慨を与える事になりました。
    若い世代も軟弱な者ばかり、ヤル気ない奴ばかりじゃない、と伝わってくれたら良いなぁと思って書きました。
    フレンは確かに、この森の戦士として貴重な存在ですね!


  • 編集済

    森の中で その10への応援コメント

    ごきげんよう、獣人さんたちも鬼さんたちも、それなりに作戦を考えて連携しつつの攻撃なんですね。もちろんエルフさんたちもそうですが、これができる強みを活かして、これまでデルン王国軍を跳ね返してきたのでしょうね。ただひとつの誤りは、ミレイユさんもデルン王国軍と同じレベルに考えてしまったこと。
    そうじゃないと知らしめてくれ、そしたらちゃんと従うから。
    その想いが彼らの本気につながって、そしてその本気がミレイユさんにとっては児戯に等しいと判ってしまった、森軍の若者たちの明日はどっちだ!?
    結局ミレイユさんに効かぬとしても触れることができたのはフレンさん唯一人ですか。フレンさん、可愛い軍団オーディション、第一次審査通過、おめでとう!
    こうしてみると御由緒家って、そのためだけに千年の時を鍛錬に充ててきただけあって、それなりの戦力だったんですね。
    結希乃さん、ミレイユさんが褒めてくださってますよ!
    でもミレイユさんはご多忙なので、私がかわりに結希乃さんをなでなでしてあげます! さあ、こちらへおいで!

    誤字だと思いますが、
    >それどろこか、
      → それどころか、ですよね? もしも私が間違っていたら、罰として結希乃さんに膝枕してもらいます!

    作者からの返信

    ごきげんよう! いつもな感想、そして丁寧に読み解いて下さって、本当にありがとうございます!
    彼らも彼らで森の先行きを思う勇士ですから、やはりそれなりに必死です。連携なんかも、普段から訓練している事をやってる訳で、結構サマになってます。
    それもこれも、ミレイユには通用してないですが……!
    彼らは強いといっても常識の範疇で考えているので、それで見ると十分な過剰戦力で挑んでいる筈なんですけどね……。

    そしてなんと、フレンが一次審査通過とな……!?
    でもそれって、まだまだ審査が残っているという事でもあるんですね!? 頑張れフレン、落選しても泣いちゃ駄目だぞ!(笑)

    でもそうですね、実際御由緒家って、何だかんだと千年続いた戦闘集団ですから、やっぱり強かったりしたんですね。薩摩藩が戦闘狂、とかネタにされたりしてますけど、多分その比じゃなく戦闘狂です……。
    さぁ、戦闘狂だと分かったところで結希乃、なでなでして貰ってらっしゃい!(笑)

    また愉快で情けない誤字指摘して頂いたしまい、ありがとうございます!
    修正させて頂きます!

  • 森の中で その9への応援コメント

    ごきげんよう、なるほど、兵力量に差がある苦しい戦いを続けてきた森軍の戦士達ですから、冒険者みたいに己の力量を誇示したい欲求よりも、卑怯でもなんでもいいから、勝利を目指す、それを最優先にしたわけですね。その辺りは褒めても良いのでしょうが、自分たちの常識を基準にして敵の火力を測り損ね舐めてしまったことが敗因ですね。
    ルチアさんの結界展開の時点で敗色濃厚になったエルフさん達、ほんとに恥を掻きにきただけみたいでちょっと可哀想。ユミルお姉様はあっさりと出立しましたけど、このシーンを見てたら、お腹を抱えて可愛らしく大笑いしたことでしょうね。
    そうか、この戦いで監視が「何やってんだろう?」ってなってる間に目眩しで森脱出とは、使える状況はなんでも使え、でこちらもお見事です。

    作者からの返信

    ごきげんよう! いつもな感想、そして丁寧に読み解いて下さって、本当にありがとうございます!
    そうなんです、森軍は特に森へ誘引してゲリラ的戦いをする事も多かったですし、怪我も簡単に治せる訳でないので慎重になった結果、複数での連携に重きを置く事になりました。
    エルフの魔術も質と量の低下があって、それにはまた理由があっての事なんですが……とにかく治療も簡単じゃない、という理由から自然とそういう戦術を取るようになりました。

    若いエルフとルチアでは、その年齢に大きな開きはない筈なのですが、その練度の違いには恥以上のものを感じたのではないでしょうか。
    ユミルがいたら、さぞご満悦だったでしょうに、惜しい事をしました(笑)

    うふふ、騒動の中心がミレイユですからね。監視役も注目するでしょうし、単に見逃していても、これから大量に魔力を使うので、やはり注目するだろうと考えて利用する事にしました。
    何故だか最近のミレイユ、冴えてるじゃないですか!(笑)

  • 森の中で その8への応援コメント

    ごきげんよう、これはエルフ以外の鬼さんやら動物さん系の人々の持つ特性なのかもしれませんね。
    フレンさんは市井にいて、森の現状を憂い、そして今新たに登場してリーダーになったミレイユさんの参入が、ただでさえ危うい空気だった森の崩壊の引き金になるかもしれないと心配したのか。
    可愛い、いい子ですね、可愛い軍団に入れてあげようかしら?(謎の上から目線)
    やはり都市伝説となったミレイユさんの実力を知った上で、さすがリーダーだと納得したいんだ。その納得が、危うい均衡の維持ではなく、絆の強化になると信じて。
    フラットロくん、賢いねぇ、おねーさんがチュールをあげましょう(猫ではない)。

    作者からの返信

    ごきげんよう! いつもな感想、そして丁寧に読み解いて下さって、本当にありがとうございます!
    そうですね、フレンは獣人系なので、空気や気配に敏感なのかもしれません。
    タダでさえ纏まりに欠いて森が、今度こそ決定的に決裂する可能性を感じたけれど、同時に纏められる器量を持つなら、あるいは……! と思って行動しました。
    情勢が不安定だと、若い者からもこうした熱意ある者が出て来たりするものですよね。なので是非、おだ様の可愛い軍団の末席に加えてやってくだされば……! 出番、全然ないと思いますけど……(笑)

    チュールだなんて、そんなそんな……。
    おだ様、フラットロは猫じゃないんですからね! 犬ですからね!(犬でもない)

  • 森の中で その7への応援コメント

    ごきげんよう、誰だ、気軽にミレイユさんの名前を呼ぶのは! ミレイユさん振り向いちゃったじゃないか! まさかうちわに「こっち向いて笑ってファンサ!」とか書いてるんじゃないでしょうね! そのうちわ下さい!
    まあ、アヴェリンさんが出向いた時点でこうなることは想像できましたよね。
    それにしてもテオくん、もう生理的にミレイユさん御一行に対して腰が引けてしまっているのが可笑しいやら可愛いやら。
    やっぱりやんちゃならお子様だ。
    でも可愛い軍団には入れてあげない!
    鬼族の気持ちもわかりますよね、エルフと違ってミレイユさん伝説は都市伝説みたいなもので、現在の森で息を潜めている状況だけが唯一の現実、一戦俺たちに任せてくれ、くらいは思っていることでしょう。
    その不満がミレイユさんではなく、エルフに向かうのが一番恐ろしいですよね。

    作者からの返信

    ごきげんよう! いつもな感想、そして丁寧に読み解いて下さって、本当にありがとうございます!
    気軽に名前を呼ばれてファンサ!? ダブルピースとかしちゃったり? 絶対似合わない!(笑)

    ですねぇ、アヴェリンが出向いたからには、ちょっとした興行めいた催しになるのは予想して良かった訳で……(笑)
    テオは完全にトラウマ植え付けられていたところに、トラウマ想起どころか直接対面という、本来なら幼児退行でもしてそうな精神ダメージ食らってますからね。……おや、彼が子供っぽい理由は、まさかそれかな?(笑)
    彼が可愛い軍団に入れないのは当然ですので、せめてうちわを振っててもらいましょう!

    鬼族からすると面白くない話ですし、それがいつかエルフに向かいそうっていうのも仰るとおり。ガス抜き程度では収まらなくて、それを機敏に察知している人もいます。それが今回、声を掛けて来た誰かさんなんですね。

  • 森の中で その6への応援コメント

    ごきげんよう、子供好きミレイユおねえちゃん、最初から無垢な子供達と戯れることでストレス発散すれば良かったのでは? なんて思ってしまいますよね? 子供好きのオタクさんって珍しいのじゃないかしら?(ひどい偏見)
    なるほど、ミレイユフィーバーなんですね、森は。このフィーバーの経済効果はと言えば、、ゼロなのが虚しいですけれど、戦意や士気の向上にはプラス効果のようです。

    王国への眷属化では、単純明快な命令が良いということで、なんとしても森のエルフを攻めて魔王ミレイユを誘き出しとっ捕まえてこい、みたいな感じだった気もします。
    捕まえられなくて当然、バランスの均衡を保って森にミレイユさん達を貼り付けておいてくれたら後は何なりするから、みたいな。
    ユミルお姉様は美しく妖しく麗しい、夜の蝶ですもの。
    太陽が沈んでからが、大スターユミルお姉様のステージ本番ですね!

    作者からの返信

    ごきげんよう! いつもな感想、そして丁寧に読み解いて下さって、本当にありがとうございます!
    そうだ、ミレイユさんのストレス発散に子供と遊べば良かったんだ! ……でもすぐに親が出て来て、引き剝がして連れて行くんじゃなかろうか。恐縮しきって頭をぺこぺこ下げながら、子供を引きずっていく姿を幻視できる……。

    現状のフィーバー状態に何ら経済効果がないのは涙なしに語れませんけど、戦時中ですからね! 良い……何か……あれが、あの効果があるんですよきっと!

    王国の眷属化は、むしろもっと単純に森と戦争を続けろ、という感じですね。
    長期化して益がなく、家臣から諫められても止めない理由は、単に続ける事のみが理由だから……という感じです。

    そう、そしてユミルの本領発揮は夜からが本番!
    そりゃもうオンリーステージってなもんで、あちらの花やこちらの花へ次々と移動する、夜を行く蝶なのでございます(笑)

  • 森の中で その5への応援コメント

    ごきげんよう、ミレイユさんの体調不良、神宮決戦の時から断続的にあるように思えますが、これもやっぱり神々の仕込みなんでしょうか。
    例えばミレイユさんの推論が正解に近づくとそれを阻害するように発症するとか?
    やっぱり時間稼ぎだとしたら、遺物へのエネルギー注入に必要な時間に思えますね。
    そしてループ推進派の狙いはズバリ、ミレイユさんにループさせる。
    ただ、なんで過去なのか? 過去に送る事で、送り返した場所で元の時間軸に戻るまでの時間で、神に近づき、神々の目的は昇神させることにあると錯覚させる為?
    ループじゃなくて、スパイラルでどんどん並行世界が積み重なってる事が目的なのかも。
    でも今回のミレイユさんは連続した時間軸での移動だったんですよね、次元は違うけれど。後を追ったユミルお姉様達も、次元も時間も違わずに日本に来ることができた、この辺りは、前のミレイユさんとはギミックが違うように思えますね。
    箱庭はリアルタイムで繋がっているんですよね、てことは、各パラレルワールドに箱庭があるのか。ミレイユさん達が使った日本への脱出装置は、冒険で集めたアイテムなんですよね、これは遺物とはまた違うものなのかな?

    すいません、なぜなぜ人間ダメ人間になっちゃってました、ごめんなさい!
    残念な頭でもう少し考えてみますね(残念なので考えてもわからないと思う)。

    作者からの返信

    ごきげんよう! いつもな感想、そして丁寧に読み解いて下さって、本当にありがとうございます!
    ミレイユ達も難しい事を小難しく考えていますね。答えを聞いても分からない、応えてくれそうな相手と対面できるけど、何が真実か分からない。だから自分たちで納得できる答えを探そうとしてますが……、果たしてそれも正解かどうか。
    おだ様にも真剣に考えて頂いて、恐悦至極にございます!
    推理するに必要なパーツがない状態ですから、あれこれと考えるには想像するしかない部分ばかりで、ホント申し訳ありません!

    一番大事なパーツがないので(それはミレイユも今は知りませんが)、神々の目的が見えないのですよね。
    神々がやり直したい理由、ループを望むのも、つまり自己保身、自己保全が前提としてあるのです。
    でも、ルヴァイルはその保全を捨てる決意をした、稀有な神です。
    繰り返し見て来た未来を知るからこそ、そう思える様になった訳でもありますが……。その辺の詳しい事情は、実際対面した時に!

    ミレイユが日本へ転移するのに使ったのが、『遺物』と呼ばれる巨大装置です。冒険で集めたアイテムは、『神器』と呼ばれる掌サイズのブローチめいたもので、『遺物』に願い事を叶えて貰うのに必要、と思わされていたやつですね。
    合計で五つ集めて使用してましたが、これは神々が試練を受けさせる為に用意していたアイテムでもあります。
    なければ願いが叶えられない、という嘘で釣って、積極的に試練を受けさせるのに利用していました。(唐突なネタバレ)
    とはいえ、何の意味もないゴミかと言うとそうでもなく、実際に効果あるものでもあります。言うなれば外付けバッテリーみたいな。
    全く無意味でないからこそ、五つもあれば相応に意味もあるという……。
    何故、神魂を利用してエネルギー用意してるのに、外付けまでいるの? という疑問もあるでしょうが、その辺はまたいつか!(そればっかり)

    それとミレイユの体調不良、断続的に、そして回数が増えて来ているように見えますよね。……そうです、ミレイユに――というか素体に対して仕込まれていたのは、精神調整だけではなかったのです。
    というより、それ一つで安心するほど簡単な神じゃなかったのです……。