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2023年6月25日 14:41
ごきげんよう、ああ、イルヴィさん、いいおんなだ、大人で、優しくて、海より深い情愛と他人を思いやる広い心と過去を積み重ねてきた、本当に素敵な、いいおんな。そしてスメラータさんも、イルヴィさんとはタイプは違うけれど、やっぱりいいおんなだ。自分の想いに正直に、縋って縋って縋りまくって、どうしても駄目だったなら胸に渦巻く絶望と悲しみを縋った相手に見せまいと、これ以上の重荷になりはしないと、けっして涙を見せずに、きっといつまでもいつまでも彼の顔を、言葉を脳裏に焼き付けたいだろうに、それを振り切って背中を向けた彼女のいじらしさと切なさ、哀しみが胸を突きます。ふたりともおんなであると同時に、戦士でもある、彼女たちらしい本当に美しくも悲しい別れ。この別れこそが、きっと、彼女たち二人に、もっともっと素敵な明日をプレゼントしてくれる、未来ある別れでありますようにと、願わずにはいられません。ミレイユさん、ますます寿命が削られている様子ですね。この自覚できる余命のカウントが、鮮やかすぎる速攻奇襲を成功させたのでしょうが、それでも一抹の不安を覚えてしまいます。
作者からの返信
ごきげんよう! いつもながら感想、そして丁寧に読み解いて下さって、本当にありがとうございます!おだ様にそうまで言って頂けると、二人も喜んでくれるでしょう。イルヴィにしろスメラータにしろ、一人の女性であると同時に、優れた戦士、そして冒険者でもあるんですよね。特にイルヴィは戦士の矜持を強く持つので、アキラの決意には賛同する側です。だから送り出す事に躊躇いはないけど、情愛を持つ相手には、つい涙を見せてしまう……。二人にとって、情愛を向ける相手の決意は尊重してやりたいし、重荷になりたくない、という共通した想いがあります。スメラータは引き止めたい気持ちが強く出ましたけど、最後には笑顔で送り出す事を決めました。彼女達とは一旦ここでお別れですが、きっと再会できると信じて、アキラも旅立つ決意をしました。ミレイユ、明らかに体調不良を感じる場面が増えてきました。ルヴァイルからズバリ言い渡されたせいで、自覚すると共に痛みにも敏感になったのかもしれませんが……。そうなんです、速攻作戦は奇襲の為でもありますが、この余命で急かされた所為でもあります。果たして、ミレイユは間に合うのでしょうか……!
ごきげんよう、ああ、イルヴィさん、いいおんなだ、大人で、優しくて、海より深い情愛と他人を思いやる広い心と過去を積み重ねてきた、本当に素敵な、いいおんな。
そしてスメラータさんも、イルヴィさんとはタイプは違うけれど、やっぱりいいおんなだ。自分の想いに正直に、縋って縋って縋りまくって、どうしても駄目だったなら胸に渦巻く絶望と悲しみを縋った相手に見せまいと、これ以上の重荷になりはしないと、けっして涙を見せずに、きっといつまでもいつまでも彼の顔を、言葉を脳裏に焼き付けたいだろうに、それを振り切って背中を向けた彼女のいじらしさと切なさ、哀しみが胸を突きます。
ふたりともおんなであると同時に、戦士でもある、彼女たちらしい本当に美しくも悲しい別れ。
この別れこそが、きっと、彼女たち二人に、もっともっと素敵な明日をプレゼントしてくれる、未来ある別れでありますようにと、願わずにはいられません。
ミレイユさん、ますます寿命が削られている様子ですね。
この自覚できる余命のカウントが、鮮やかすぎる速攻奇襲を成功させたのでしょうが、それでも一抹の不安を覚えてしまいます。
作者からの返信
ごきげんよう! いつもながら感想、そして丁寧に読み解いて下さって、本当にありがとうございます!
おだ様にそうまで言って頂けると、二人も喜んでくれるでしょう。
イルヴィにしろスメラータにしろ、一人の女性であると同時に、優れた戦士、そして冒険者でもあるんですよね。
特にイルヴィは戦士の矜持を強く持つので、アキラの決意には賛同する側です。
だから送り出す事に躊躇いはないけど、情愛を持つ相手には、つい涙を見せてしまう……。
二人にとって、情愛を向ける相手の決意は尊重してやりたいし、重荷になりたくない、という共通した想いがあります。
スメラータは引き止めたい気持ちが強く出ましたけど、最後には笑顔で送り出す事を決めました。
彼女達とは一旦ここでお別れですが、きっと再会できると信じて、アキラも旅立つ決意をしました。
ミレイユ、明らかに体調不良を感じる場面が増えてきました。
ルヴァイルからズバリ言い渡されたせいで、自覚すると共に痛みにも敏感になったのかもしれませんが……。
そうなんです、速攻作戦は奇襲の為でもありますが、この余命で急かされた所為でもあります。
果たして、ミレイユは間に合うのでしょうか……!