数億光年先の遠い星の話
五木史人
1章 黄昏の始まり
第1話 遠い昔の記憶☆彡
有機的な私が死んで一年がたった。
しかし、私は限りなく人間に近い機械として実在する。
肉体的な意味での私は既に失われていたが、肉体を持っていた頃の、記憶や技能、社会的名義、社会的責任はそのまま引き継いだ。
今、この星は、有機的生物の生存に適さなくなりつつある。
いずれ、人類を始めこの星で栄えた有機的な種族は、博物館の生物保存施設を除き、この惑星から消え去るらしい。
しかし、人類がこの星にいた記憶は、我々の心の中で永遠に受け継がれる。
遠い昔の記憶としてのみ・・・
つづく
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