概要
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- ★★★ Excellent!!!人類滅亡5000年後、アンドロイドたちの静寂を破る"人間"の来訪
人類滅亡から5000年。
それでも世界は終わらなかった。
人間の記憶を受け継ぐアンドロイドたちは、滅びた文明の遺産を守り続けていた。
しかし——その均衡は、ある"来訪者"によって崩れ去る。
突如として惑星に漂着した、人類に酷似した生命体。
彼らは何者なのか? そして、人類は本当に滅びたのか?
アンドロイドたちは、自らの存在理由を問いながら、新たな未来を模索し始める。
静寂に包まれた機械の世界で目覚める、"生命"とは何かを問う物語。
人類の遺志を継ぐ者たちは、再び"進化"を始めるのか、それとも……。
これは、終わりから始まる新たな創世記 - ★★★ Excellent!!!機械の入れ物でも
欲望というものはなくならないということを教えてくれる作品です!
独白から始まる導入で、世界観が1話毎に輪郭を作り出していくわけですが、詰め込むような描き方をせず軽い文章で情報を著しく制限しているので壮大な物語でありながら視線がブレることがありません!
アンドロイドたちのベースに魂があるという流れのもとに喜怒哀楽がない、ということはありませんが気が遠くなる年月を過ごした心は摩耗しているようにも感じます。
あらすじの通りそんな惑星に人類に似た者たちが降り立った。というアンドロイドたちの感情の起伏は忘れていた何かを思い出させたのかもしれません!
特に創造主という言葉の万能さに対して、降り立った人…続きを読む - ★★★ Excellent!!!機械に魂は宿るのか
舞台は人類滅亡から五千年の間ずっと恒星を回り続け、完全に機械化した惑星。
そこで暮らすのは限りなく人間に近い機械として実在する感情的で心を持ったアンドロイドたち。
そこへ人類と思わしき生物が突如戻ってきた。
人類の記憶を引き継がない新種の機種たちは人類との接触によってもたらされる変化を恐れ、人類を追放せよと叫ぶ。そして旧種とも呼ぶべき人類の記憶を引き継いだアンドロイドたちとの戦いが始まる。
堅実に生きていたアレム神父は自身の共存を謳う演説と自称鉱石運搬する真面目なトラック運転手のポンコツアンドロイドに運命を曲げられて、反政府組織の長と疑われる事になる。
果たして彼の、アンドロイド…続きを読む