第67話 世界中のウラン鉱脈を消す
イリスと妖精達3人は、岐阜ダンジョンが面白いのか出て来ない、ウラン鉱脈の消滅が急務、後ろ髪引かれる気持ちでチャイナ上空に向かった。
「イノマ様、この一帯です」
もう慣れたもの、辺り一帯が凄まじい発光現象に包まれ10分ほど経過後、ウラン鉱石は全て魔素に変わって居た。
「あれ?力が抜けて、上空に止まって居られない」
自由落下状態の私をピーターが支えてくれた。
「イノマ様、この一帯の魔素を吸収して、神力に変換して下さい」
ピーターの悪い癖、
「魔素を吸収して、神力に変換?意味が分からん」
困った時はスミレの翻訳!
「スミレ、ピーターの言ってる事通訳宜しく!」
「オリジナル様にも困ったものですね!イノマ様難しく考えないで、貴女が魔素を吸収すれば、勝手に神力に変換します!イノマ様は無から有を創造出来る上級神の力を得られておいでなので、
困った時のスミレの解説は有り難い!
「ん?根本的疑問だが、魔素を吸収して神力にって、何で遣らないとダメなの?」
「今の脱力感は神力切れ状態で、神力を早急に補充する必要が有ります」
「成る程スミレ詳細説明有り難う!」
「お役に立てて嬉しいです」
「では魔素を弾けるほど取り込んで下さい!!成層圏から惑星全体のウラン鉱脈を一気に消滅させましょう!!」
又々ピーターが訳ワカメな言葉、セイソウケンとかワクセイって何の呪文?
取り合えず上に更に上昇し、大地が巨大な球体に見える位置まで上昇した。
「この世界は球体だったの?『地球は青かった』青く綺麗な宝石みたい!!」
「この高さが成層圏で、生き物は空気が無くて呼吸が出来ない場所です、眼前の球体が惑星と言います!イノマ様一気のウラン鉱石の消滅をお願いします!」
その日世界は、数十分間謎の光に包まれた。
ダンジョン探索を堪能して出てきたイリスが「僕も宇宙旅行したかった!!」と意味不明に嘆いたとかは、どうでも良い話。
「イノマ様、この広い大陸のあそこがトルコ国です、訪問しますか?」
「そうだね、エルド大頭領だったか?宮内庁のせいで長期放置してるのも気の毒」
「では訪問アポの意味で、トルコ国にメッセージ放映を送りましょう」
「惑星を背景にして、その位置からメッセージをどうぞ!」
「私は異世界から来た大女王イノマ!トルコ国のエルド大頭領、これから訪問する!持て成しは不要、話がしたい!以上放映を終る」
メッセージを受けたトルコ国は大騒動になった。
「あの映像は何だ?何処で撮影した物か?」
「背景に写って居たのは、トルコにギリシャだった!」
「この遥上空で撮影したものかと?」
「異世界の大女王様は、想像を越えたお方だ!」
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