第65話 オリハルコンだって?!
「イノマ様?今更ミスリル程度が、何か問題に成ります?」
「スミレ?どう言う事?魔法金属ミスリルだよ!」
「皆さんが使って下さってる『気合砲』の砲身はオリハルコンですよ」
「何でオリハルコン?ミスリルの話だよ?」
「成る程!イノマ様、オリハルコンは、アルミにミスリルとマグネシュウムの合金です、ミスリルなんてイノマ大陸ではありふれた金属ですよ」
「へ?ピーター?イノマ大陸にミスリルなんて有ったの?」
「イノマ様には不要な物なので説明は省きましたが、ミスリルはこれから魔素が溢れる異世界日本では必要になる金属ですよ!」
「魔素が溢れる?」
「岐阜のウラン埋蔵量は、人形峠の倍以上です。この惑星には何百万倍の埋蔵ウラン鉱石が有ります。全てを魔素に替えるとカンゲイ世界より魔素濃度の高い惑星に変わります」
「オリジナル様の話はまわりくどいです!
イノマ様、用は魔素の影響で魔物が発生、良い武器を与えないと人は滅ぶ」
「スミレ、ありがとう!成る程、武器妖精スミレの出番だね」
「この異世界の武器は、人を効率良く殺す為に進化した物、痛みに
「じゃあウラン鉱石を消滅させない方が良いのか?」
「ドイツ植民地のロシアもウラン鉱石産出しますが、イリスさんの日本世界での呼び名、モンゴルやカザフスタンも大量にウラン鉱石を埋蔵して居て、ドイツ植民地で纏めてロシアと言って居ます、最低でもそこのウラン鉱石は消滅させる必要が有ります。
が、問題はイギリス植民地のオーストラリア大陸にインディアナ大陸です!ドイツ植民地なんて問題に成らない膨大なウラン鉱石埋蔵量です。これも消滅させないとドイツだけで無く、核爆弾直ぐに開発します」
「分かった・・・取り合えず岐阜のウランを消滅させ、発生した魔素で鉱物ダンジョン造る!後は超高空に自在車で上がり、纏めて全て消滅させる!発生した魔素でその国がどうなろうと放置する!敵対侵略国家の面倒なんて見てあげない!」
「イノマ様、それで良いと思います」
と言っても岐阜って何処に有るの?
「イリス、岐阜に案内して!」
「京都より東なんだけど、行った事無いし岐阜の正確な位置なんて分かりません」
「岐阜かどうか分かりませんが、ウラン鉱石の鉱脈は此方の方向です、イノマ様先導します」
ピーターが飛び立つので、後を追い掛けた。
「この下一帯がウラン鉱脈です」
教えてもらわないと、人形峠と同じ変哲の無い山の中だ。
「ここにもウランみたいな、ウラン鉱石を魔素に替えて食べてる魔物居ないかな?」
「イノマ大女王様!大蜘蛛がここにも居ります」
「降りるぞ!」
私達を待って居た様に、大蜘蛛が現れた。
「イノマ大女王様、ワシに任せて!
おい!大蜘蛛!!ワシもお前と同じウラン鉱石を食らう大蜘蛛じゃった!イノマ大女王様に命名契約して頂きこんな凄い身体にしてもろうた!羨ましいじゃろう!」
《ギギッ?あまだかぞ、けなるい》
「あははっ岐阜弁だ!難解で意味分からん岐阜弁『著しく羨ましい』と言ってる」
「お前を『コバルト』と命名する!契約するか?」
《やらまいか!》
コバルトは蜘蛛男に変形した。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます