2章 秘かな旅路
第6話 盗賊か人拐い?
「子供3人でどこに行く?」
見るからに怪しい
コウシン町の香辛料ダンジョンで、しっかり香辛料を回収し足取りを消す為山道を走って居たのが目立ったようです。
コウシン町は、私を男爵に昇爵して領地にするって公爵様が言ってる所、私の正式名はイノマ▪コウシン准男爵なんだよ!スライムの私が、凄いでしょ!
怪しげな男達に取り囲まれてるのに、呑気?私達は見た目に反し化け物みたいに強いから全く心配はして居ませんよ、ですが見た目が怪しげでも良い人かも知れません、話をしてみます。
「私達冒険者だからね、こう言う山の中に知られて居ないダンジョンが有るかもと調査してるの」
「ダンジョンならこの先に有るぞ!案内してやる着いて来い」
5人の男に取り囲まれたまま、山道を進みます。
ダンジョンが本当にある可能性は極めて低い。
ただ上手く行けば、盗賊団のあじとに案内してくれるかもと期待してついて行ってます。
「凄く遠いね」
「まだ其ほど歩いて無いぞ?」
「今半分歩いた所だ、疲れたなら休憩するぞ」
「疲れては居ないよ、走ったら早く着くでしょ走ろうよ」
「俺達が走って、チビッ子達着いて来れるか?」
「おじさん達こそ着いて来れる?」
ピーターとゴン子のお尻を押して、走る合図を送って走り出します。
勿論おじさん達が追って来れる、ゆっくり走行です。
「おっ!ま、待て」
おじさん達も追いかけて来ます。
「この道を真っ直ぐで良いの?」
⦅くそ!逃げ出したのかと慌てたぞガキどもめ!⦆
「俺が先に走って案内してやる!着いて来い」
「遅いね、おじさん、せめてこれくらい走ってよ」
ちょっと速度を上げて
おじさん達むきになって走ってる。
「ゼイゼイヒィヒィ」「ハッハッハッヒィヒィヒィ」
「ウッウッウッ」「「俺、も、う、走れねぇ!」」
「子供がまだ走ってるのに、だらしないよ!おじさん達」
「………」「………」「……」「…」「…」
無言になってふらついてたが、ついにおじさん達ぶっ倒れてしまいました。
ピーターが5人の男を後ろ手にし、拘束具手錠を掛けてる、只の拘束具じゃ無いよ!魔道具妖精のピーター特製、逃げる
「貴方達のあじとに案内して!」
意思を奪われた男達は、私の命令で素直に案内してくれます。
山小屋が見えます。
「あそこに何人居る?」
「3人だ」
「たった8人の盗賊団?せこいね!お宝は期待出来ないか」
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