第14話 誘拐犯殲滅

 おじさん達5人を前にして、山小屋に入ります。

「あっ!お頭、勝手に女で遊んでスイヤセン!!」


 15歳位の全裸女性が、手足を拡げ虚ろな目をしてる。

 下半身だけ出した男達、同じ位の15~6歳に見える。


 無防備状態の3人を昏倒させ、拘束具手錠を掛けます。

「強姦罪はたしか去勢、その前に女性の治療が先だね、ピーターお願い!」


 ピーターの治療で女性は穏やかな表情に変わりました。

「あのぅ…貴女達、誘拐されたの?…じゃなさそうね」

「私達旅の途中の冒険者よ、怪しい男達に声を掛けられたので、拘束してここを見付けたの」


「子供に見えるけど、凄いのね冒険者って」

「私は特級冒険者イノマ、今治療したのが中級1等冒険者ピーター、この子は中級1等冒険者ゴン子、お姉さんの名前は?」

「助けてもらったのね、イノマさんありがとう!私はアキナ商人の娘です誘拐監禁されてました」

「アキナさん、敵討ちします?」

「させて!!敵討ち!」

「殺さずに、この汚いの切り取って男じゃ無くするの、で良い?」

「二人はそれで良いけど、この酷い男は殺す」


 余程酷い扱いされたようで、殺さずにはいられないみたい。

 悪人を殺す度胸を付ける意味でも、今の勢いのままった方が良いかも。

 ナイフを貸して、アキナに構え方から指導しました。


 魔道具の手錠で、逆らう事が出来ない状態の男にアキナはぶつかった。

「刺さったナイフをえぐる!うん!それで3日苦しんで死ぬよ」

「3日苦しむ?うん!気分スッキリよ!!」

 ナイフを返してもらい、残りの二人の去勢を実行しました。

 転げ回って苦しむ二人に「その痛みでアキナにした事は帳消しにしてあげる」

 こう言う時はスライムの意識が前に出るようで、人の身体を破壊するの何とも思わない。


 五人の捕虜おじさん達が、内股になって顔をしかめて居ます。

「ピーター仕上げ、その二人を女に変えて!」


「主様、そのまま女に変えると不細工な女になるよ」

「不細工は困るよ、奴隷商に売るから美女にして」

「分かりました、出来る限りの美形にします」

 二人は痛みが突然なくなって、呆然ぼうぜんとしてる。


「おぅ!結構な美女になったね、これなら高価買取りが望めるよ!

 ピーターついでにそのおじさん達5人も、18歳位の美女に変えて!」


 背はそのまま少し長身だけど、5人の汚ないおっさんが美女に変わりました。


「イノマさん?これはどう言うこと貴女達は何者なの?」

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る