第15話 超人養成ギブス
「アキナさん、私達の仲間になる?ならないなら、知らない方が良い」
「私は駆け出しの商人、私が仲間になると足手まといでしょ」
「家に帰るなら送って行く、それで私達の事は忘れて」
「帰る家は無いよ」
「じゃ、もう一度聞く!仲間になる?」
「仲間になりたいけど、足手まといにしかならないよ?」
「この7人奴隷商に高価買取りさせる交渉出来るでしょ?なら足手まといじゃ無いよ」
「主様良い物があるよ、成長の止まった人には効果が無いけど、アキナは15歳まだ充分間に合う」
ピーターが出したのは、透明な
「何?これ?」
「超人養成ギブス!これを装着すれば超人になれて、その状態を脳と身体にメモリーするもの!でも大リーグーボールは投げれない」
終わりの何とかボールが何か分からんが、凄い魔道具みたいです。
「アキナ、裸になって」
アキナは私達が子供と思っているのか、何も気にして居ないように素直に服を脱いでいます。
ピーターがアキナの背中に、超人養成ギブスを押し付けました。
さっとアキナの全身を超人養成ギブスが包み込み、透明だから何も着けて居ないように見えます。
「はい、これでアキナも超人になった、もう服を着ていいよ」
「何も変わった気がしませんよ?」
「アキナの思考と連動するのに3分かかる、それまで無茶な動きをしなければ大丈夫だそうだよ、これは仲間になった
元誘拐団を収納させてみました。
「イノマこっちに金貨どっさり!」
山小屋を探索してたゴン子が、お宝発見したようです。
呼ばれて奥の部屋に入ると、財宝は一切無くて金貨100枚入の革袋10個とバラで5枚、銀貨は100枚入の革袋35個、銅貨はブドウ酒樽二つにギッシリ入ってた。
全て私が収納して置いて、銀貨100枚入の革袋を3人に配ります。
「子供に見える私達は、銀貨で買い物した方が安全」
お宝無しで、膨大なお金だけって盗賊団じゃ無い事に気付ました。
「
自由意思を奪う魔道具手錠を付けてる、聞けば素直に全て吐き出しました。
この誘拐団の取引先は、東ウエルズ市にあるダクミ奴隷商で、違法奴隷商などはウエルズ公爵のアクジン執務官が全ての元締めと判明しました。
「困ったね、放置出来る犯罪じゃ無い、元締めのアクジンを摘発しないと犯罪は繰り返される…元ウエルズ王に会う為には身分を全てあかす必要が、一冒険者の言い分なんて執務官が否定すれば揉み消される、逃亡中なんだけど…しょうがない、ウエルズ公都から足取りは消えた!って感じにしましょ」
決心してウエルズ公都に向かう事にしました。
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