第9話 公都で摘発
超人養成ギブスは問題なく、機能を発揮してます。
一通り機能を確認し、ピーターの転移で公都東門に到着、私とピーターは真の契約時互いの存在を半分ずつ交換していて(意味は不明)、私が行った事の有る所には一瞬で転移できます。
ダンジョン妖精ってのも謎の多い存在ですが、1万年前カンゲイ神に滅ぼされた龍神達が造ったダンジョンと同じで、人知では計り知れない物、考えるだけ無駄です、有り難い便利な仲間以外の何者でも無いです。
それに人知と言っても、私人じゃ無いので余計どうでも良いです。
考え事してる内に公爵宮殿に到着してました。
元王宮です、豪華でしり込みしますが守衛に告げます。
「特級冒険者のイノマ▪コウシン准男爵で有る!国家に関する一大事の報告を、ウエルズ公爵様に報告に参った!!」
「はっ!イノマクランの統率者、イノマ▪コウシン准男爵様!モノ▪ハッサ准男爵様も公爵様と謁見中で有ります!ご案内致します!」
(ん?モノが来てる?私の
考えている内にも、守衛が衛兵に報告、衛兵が私達の案内に代わり、宮殿の奥に進んでいます。
謁見の間の大扉の番兵に衛兵が報告する。
「イノマ准男爵様!お通りください!」
大扉が開かれ、謁見の間中央にモノとメイが居ました。
「今回のオーク大繁殖を未然に防ぎ、元凶のオークキングの討伐天晴れで有った!功績を讃えモノ准男爵を男爵に昇爵、メイ騎士爵を准男爵に昇爵する!今後の活躍を期待して居るぞ!」
「慎んでお受けします!!」
「イノマ▪コウシン准男爵?そなたも報告が有るとか、のべてみよ!」
「はっ!報告の前にアクジン執務官殿は居られますか?」
大臣や高官が居並ぶ末席の貧相な中年親父が声をあげています。
「私がアクジン執務官で有る」
「公爵様!御前を汚す事、お
ピーターの動きは、誰にも見えて居ない、魔道具手錠が瞬間掛けられていました。
「何をいたす!」
「お前の悪事を公爵様に告白せよ!」
アクジン執務官は、魔道具に抗う事が出来ず、自分の犯した違法人身売買の全てを、ペラペラ
アクジン執務官が元締めと思っていたが、アクラツ大臣が大元締めと判明しました。
「な、何と!イノマクランは休暇中と聞いた、モノ男爵だけで無くイノマクラン統率者自ら大手柄を挙げておったか!
これで噂でしか存在を知らない、違法人身売買の大組織を壊滅出来るぞ……この功績はイノマ准男爵を男爵に昇爵しただけでは済まぬ、子爵に昇爵しお供の3人を准男爵に叙す!!」
受賞が終わり、公爵様を交え控えの間で談話中。
「モノ?休暇は始まったばかり、10日も経って無いのに流石クランNo.2!!」
「イノマも香辛料ダンジョンで遊んで居るはずが、物凄いですな!」
「おぬし達は、打ち合わせした訳で無く、偶然かち合わせしたようで有るな、この後の予定は?」
「公爵様、東ウエルズ市のダクミ奴隷商から違法奴隷を救出に向かいます」
「いや、それには及ばん、既に兵が向かっておる」
「では、休日を引き続き楽しみます」
「そうか引き止めるのも無粋か、滅多に無い休日有意義に過ごしてくれ」
モノとメイとも別れ、宮殿を出て、私達はゴウダの奴隷商に向かいました。
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