第6話 イリス様との出合い
盗賊達、仲間との話は何か軍人っぽい違和感を感じます。
遣ることはゲスな普通の男達なの、イズさんとレノマさんの胸やお尻を撫で捲って下品に笑ってる、私は縛られて引き立てられるだけ凹凸の乏しい私に触っても面白味が無いって?放っといて!子供体型で良かったよ。
でもね、先輩二人は15歳私はもうすぐ13歳そんなに年に違いは無いのに、発育が全く違うのはチョッと悔しい!
盗賊?のアジトは、洞窟を通り抜け断崖絶壁に囲まれた盆地でした。
丸木小屋が30ほど並んで建ってる、最奥の少し大きい小屋が頭目?の家、私達3人は縛られたままそこに押し込まれました。
私達の大切な武器も無造作に放置されて居ます。
縛られて居なければ、手の届く位置だよ!
「イノマちゃん、私達どうなっちゃうの?」
「盗賊達の慰み者?」
「恐く無いの?落ち着いてるね!」
震えてる二人を落ち着かせる為、無理してあっけらかんと話ます。
「こうなっちゃ、ジタバタしても成るようにしか成らないよ!愛想振り撒いて殺されなければ脱出の機会は必ず来るよ」
「あれ?外が騒がしい?」
私、運が良い!囚われた直後救いが来た様です。
「大丈夫か?僕はイリス助けに来たよ」
「イリス様?って全員貴族パーティーのあのイリス様?」
「恐かっただろ、もう大丈夫!盗賊は全員討伐した」
「イリス様、盗賊は何処かの軍隊の様に感じました」
「君の名は?」
「イノマです」
「良い観察力だ!訊問するとシタエズ王国の兵士と自白した!」
イリス様に気に入ってもらった様で、王都冒険者ギルドまでイリス様がおぶって連れて行ってくれる事に成りました。
「あっ!このナイフ私のだ!」
ついでに良さそうな剣をくすねようと思ったけど、重くて扱え無い、悔しいけど諦めました。
イズさんとレノマさんは、メイドが乗ってる馬に相乗りさせてもらってる、私は子供だと思われて、おんぶ?体重軽いから馬に相乗りさせて欲しい!
「わっ?わわぁ~」
「舌を噛まない様、慣れるまで話さない方が良いよ」
イノマ様、物凄い速度で走ってる、気のせい?イリス様の背中から溢れる力が私に入って来てる様な?
流石お貴族様、メイドが同行して夜営とは思えない豪華な食事!!イリス様パーティーに入れてくれないかな?
「え?えぇ?」
本当子供に思われてる!寂しいだろうとイリス様添い寝はチョッと恥ずかしいよぅ。
「また有った!」
「イリス、寒空の夜営よりあの盗賊を討伐して、丸太小屋に泊まろう」
イリスパーティーのやる事って無茶苦茶、外は寒いから盗賊殺して盗賊の家に宿泊するって事?デイダって凄いチビなのに、どう言う鍛え方したのか凄く強い。
全力で無く片手間で討伐完了所用時間10分、真似の出来ない化け物揃いだね。
「イノマちゃん、お土産」
渡されたのは、金貨の入ったアイテム袋?
「こんな凄い物、遠慮します!」
「冒険者するには、アイテム袋くらい持ってた方が良いよ」
結構容量のあるアイテム袋、こっそり調べたら金貨50枚も入ってました。
王都冒険者ギルドに到着しました。
イリス様は報告の為、ギルドマスターに会いに行きました。
イズさんとレノマさんは、イリスパーティーに入れてもらえたそうです。
初級タグの私に声は掛かりません。
ハンエイ町への帰りは、ハンエイ男爵、陞爵されてハンエイ子爵様の馬車に乗せて頂き帰りました。
「イノマはマリナ孤児院の出身だと聞いた」
「ハンエイ子爵様のお慈悲で無事12歳まで育てて頂きました」
「マリナから聞いたぞ!イノマが毎日薬草採取して、孤児院の運営手助けして居ったそうで有るな、子爵陞爵で少しは孤児院の寄付も増やせる!長きに渡りマリナへの助けご苦労で有った!ギルドマスターにイノマ昇級の打診をして置く」
走って帰った方が楽なくらい、もう嫌!!ってほど緊張で、くたくたに疲れましたが、ハンエイ子爵様予想外に優しい人でした。
最大の成果、イリス様に家畜の餌さ
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