第71話 ゴン子と佳子の冒険【2】
「お前達、通報の有った不審人物だな?カッパドキアの治安を乱すとは、子供でも容赦せん!!逮捕する!」
「不法逮捕宣言の警備兵、貴官の名はなんと言う?」
佳子はイノマに連絡している。
「イノマ大女王様、こちらは佳子、カッパドキアと言う所の警備兵が私達を不法逮捕しようとして居ります・・・え?違法行為は行って居りません、首都アンカラで50リラのシシ・ケバブを200リラでの吹っ掛けを注意しただけ・・・え?暴れて良いの?エルド大頭領が許可してる?・・・成る程、了解!!」
「お前達子供に名乗る必要を認めん!抵抗するなら痛い目を見るぞ!」
「ゴン子さん、ここの警備兵達屋台から賄賂を貰い、違法行為を助長しているとエルド大頭領が言ってる、観光客からの苦情が殺到してるそう、イノマ大女王様から暴れる許可が出たよ!」
「イノマとエルド大頭領の許可が出た!クズ警備兵よく聞け!私は異世界の大女王イノマの護衛ゴン子だ!」
と言って、ゴン子は警備兵達に殴り掛かった。
ゴン子の動きは誰にも見えない、ゴン子は死人が出ないよう随分手加減して警備兵達を倒した。
早くしないと、私の出番が無くなる!
「私もイノマ大女王様の護衛、妖怪王国日本の皇族で超人藤宮佳子だよ、取り合えずそこの屋台は見せしめのため潰す!」
佳子は全力で高く飛び上がり、気合砲で上から砲撃、屋台は平たく押し潰された。
「あぁ、屋台のおやじ逃げないから、屋体と一緒に潰れてる。
ま、良いか一思に死んだ方が今後の事を思うと幸せだよ」
ゴン子も討伐終った様だ。
転がってる警備兵達は放置で良いでしょう、軍法会議で既に有罪決定懲罰も決まって居るそう、ここで死んだ方が幸せと思える未来が待っている。
「観光客の皆さん!お騒がせして申し訳有りません!
私と佳子は異世界の大女王イノマの護衛です!
カッパドキアの売店と警備兵に対しての苦情が続出、近くエルド大頭領の調査が入る予定になって居りました。
ゴン子と佳子が被害にあった事から、直接討伐を命じられ対処しました!この状況でなおもボッタクリする根性のある屋台は無いと思いますが、ボッタクリされたなら私と佳子にご一報下さい!その屋台を消滅させます!
引き続き観光をお楽しみ下さい!」
「異世界の女神達!良く遣った!!胸がすく小気味良い働きだった!!」
「「「「「「可愛い女神達、ありがとう!!」」」」」
笑顔の観光客に、苦虫噛み潰した屋台のおやじ達、非常に対照的だった。
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