第79話 丸投げして魔物討伐だ!

 賠償や侵犯裁判などは、カンゲイ世界の感覚しか無い私はには無理、戦勝扱いの国際連盟理事国に丸投げした。


 ゴン子と佳子から通信で『勝手な行動したが、カザフスタン地区と言う所のオーガを殲滅、兵士達が今私と佳子を拝んでる、モンゴル地区にも魔物が沸いてるとの事、殲滅に向かう!』

「ゴン子、ご苦労さま!自由行動して良い、ロシアには他にも魔素溜まりが有る、情報を聞き引き続き殲滅を行って!二人の手に余る魔物は居ないと思うが、何かあれば連絡して」

『イノマ、了解!』


 ゴン子と佳子が居ないと思えば、二人で楽しい事やってる!私もチョッと暴れるか!


 煩わしい問題から手が離れた私達はジャンヌの訴え、ロデーヴの魔物の難易度がどの程度か調査に向かった。




 私とピーターは自力飛行、自在車はスミレにジャンヌ、ニコとマリン、アキナとコズミ、ウランとコバルトは各々専用自在車に乗って5台が追って来る、自在車では近距離飛行、眼下は山脈に変わった。


『イノマ様、ジャンヌがここだと言ってます』

 スミレからの通信で眼下を見た、ロデーヴは人形峠を巨大化した様な所だった。

「見えた・・・何だ詰まらん、ゴブリンじゃ無いか、これならジャンヌ一人で殲滅出来る」



 村人と思われる一団が、ゴブリンの大群と戦ってる、一団の前に急降下しゴブリンを蹴散らした。

 気合い砲を撃ちながら、自在車も着陸した。


 自在車を収納して、全員が戦闘に加わった。

 苦戦していた村人達は、ジャンヌを見て安心した様だ。

「皆さん!よく頑張ってくれました!後はイノマ大女王様と私達に任せて下さい!!」

 ジャンヌの話で村人達から歓声が起こった。


 ジャンヌにも電磁ソードを装備させてる、ゴブリンの群れに飛び込んだジャンヌは薙ぎ払い無双した。


 魔素から沸いたゴブリンは、小さな魔石と魔鉄を残し消滅する。

「ダンジョンから溢れ出たゴブリンみたいだな!処理が楽で良い!」


 3000ほど居たゴブリンは、10分掛からず殲滅出来た。

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