第80話 次はオーストラリアだ

 魔石はこの世界では、かつてのカンゲイ世界の様に安価な宝石扱いに成るだろう、魔鉄のみ3000個村人に渡し。

「これは魔鉄、鉄より上等な武器が作れる!魔鉄で使い易い剣を作ってゴブリンを討伐して下さい!」


 村人の装備は小銃が殆ど、頭を運良く撃ち抜いても向かって来ただろう、ゴブリン程度でも首を落とすか胴を切断しないと動きが止まらん、人用に開発された小銃では魔物には効果が殆ど無い、こん棒代わりに銃はでぶっ叩いた方が効果的なくらいだ。


 スミレに見本、形の違う魔鉄製の剣を村長に二振り渡す様に指示した。


「ジャンヌ、ここに残るか?」

「いえ、お供させて下さい!」

「そうか、いつでも離脱して良いぞ」



 全員自在車に乗車させた。

「これから向かう所は、南半球オーストラリア大陸!全員私とピーターを追って来い!」

『『『『『了解!』』』』』


 拝む村人達を後目に一斉に飛び立った。


 取り合えず上空に高く上がり目標のオーストラリア大陸を確認した。


 大陸目指し自由落下、常時発動私を包むバリアーが発熱し青白く輝く、後続の自在車も青白く高熱に包まれて居るようだ。


『イノマ様、隕石などは燃え尽きる高温です』


 オーストラリア上空に到着、このままの自由落下では地面に激突する。

「全車自由落下を止め降下!」

『『『『『通常降下に変更!』』』』』


「ピーター、魔素溜まりに誘導!」

『了解!こちらです』


 ピーターは、取っ掛かりの北と反対の南それに西を指差した。

 原住民アボリジーニが何と読んで居るか知らないので、便宜上北山脈、南山脈、西山脈と呼ぶことにした。


「全車、近い北山脈の魔物対処から行う!」

『『『『『了解!攻撃します!!』』』』』


 流石人外、全員見えてる様だ。


 強烈な魔素溜まりからは、翼竜?に地竜が発生して居た。


 私達を餌さ認識した様で、翼竜が襲い掛かって来た。

「翼竜がどれくらい強いか試してみる!」


 先頭を飛ぶ翼竜の頭を、力一杯殴ってみた。

 翼竜の頭は粉砕し、惰性ではばたきながら落下して行った。


「全車!翼竜の頭に気合い砲発射!!」


 瞬刹してしまい、結局翼竜の強さは不明。

「全車降下、地竜の相手を各自せよ!」


 私が殴って倒せる相手、人外超人の皆に危険はないだろう。


 ウランとコバルトは噛み付いてる、魔物は魔素の塊、二人には美味しい食べ物みたい。

 ジャンヌを衛様にしていたスミレだったが、電磁ソードで地竜をぶった斬る無双状態のジャンヌに、スミレは安心して暴れてる。



「楽しみに来たが呆気ない」

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