第57話 世界情勢を知った
「おぅ?せこい艦隊だな」
イリスこと入谷 進は日本でTVや映画で見た海戦とはかけ離れた、戦艦どころか巡洋艦とも呼べない小型船の艦隊を見てがっかりした。
「こちらイリス、ヨーロッパ連合艦隊の
「こちらイノマ、自在車で迎撃に向かう」
「イノマ大女王、データ妖精美咲姫が調べた世界情勢、インドも中国も国が存在しない、イギリスの植民地のインドに支那全域がイギリスの植民地のまま、それにオーストラリア大陸にアメリカ大陸もイギリス領だって、世界の殆どがイギリスに成ってた、次がドイツ旧ソビエト連邦の全てがドイツに成ってる。インドネシアとかバリ島、スペインが手放したフィリッピン等全ての島々がフランス領それにアフリカ大陸の殆どがフランス領だって」
「説明ご苦労だが、ゴメンイリス意味が理解出来ん」
「イギリスって日本と同じ小さな島国なんだ、イギリス領支那って僕が住んでた、ここと違う世界では中華人民共和国、中国って大国だった!イギリス領支那もドイツになったロシアも、海岸ぎりぎりまで海域がこの世界では日本海なんだ」
「ん?イギリスって国にドイツって国も、日本が広域の領海を持ってるの不愉快、いっちょう攻め滅ぼすかって連合組んで攻めて来たって事?」
「そんな単純でも無いだろうが、日露戦争の戦勝後樺太全島を手に入れオホーツク海も日本海にし、太平洋のハワイ諸島までを日本海にして、そこで100年以上日本は鎖国してる謎の国だそうだよ。鎖国した為、大東亜戦争は起こらず植民地は独立する事無く、現在のヨーロッパ支配のままの世界に成ってる。ヨーロッパ諸国には日本人は黄金の家に住む金の肌をした妖怪じみた人種で実際妖怪も多数国民として暮らす不気味な国って思われてる」
イリスの説明でだいたい理解出来た、日本海と言う広域の領海を避けた航海は不便って事も有るが、黄金が溢れた国と認識してる諸国、特にイギリス、フランス、ドイツが日本を植民地に欲しくなったと言う事だろう。
「流石にニコの自在車は高速だ!領海侵犯の艦隊が見えて来た」
20艘の小舟は全く驚異に感じない、私は口上を述べた。
「ピーター撮影に送信開始!拡声器の音量最大に!!❮領海侵犯の艦隊に告げる!速やかに我が
警告を無視して艦隊は進む。
❮1分経過攻撃を開始する!!❯
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます