妖獣の唇に セイレーンの涙を

登場人物紹介

登場人物が多いので、こいつ誰だ？ってなった時に参考にしてください。

キャラが増えていくごとにこちらも更新していく予定です。

（）内は年齢。その横に書いてあるのは船での役割です。

〈翼獅子号のメンバー〉

ジャニ(10)厨房の手伝い、火薬補充係（パウダーモンキー）

右目に眼帯をしている。海賊に襲われた商船に乗っていたところをクックに助けられた。過去の記憶がない。人間離れした目の良さをしている。好奇心旺盛で利発。デイヴィッド・グレイの宝を探している。

クック・ドノヴァン(30)船長

器のでかい自由人。どこかに属することを嫌い、何よりも自由を愛する。航海術と戦闘の腕は確か。とある理由で“人喰いのゲイル”を追っている。天性の音痴。『翼獅子のクック』などの異名を持つ。

ロン(30)クォーターマスター、船医

東洋系の顔立ちをしていて、髪が長い。クックとは幼なじみ。博識で冷静、戦闘が嫌いなのでなるべく戦わなくて済むような戦略を練る。医術の腕は確かで、財宝よりも書物を好む。非常に温厚だが、怒らせると怖い。

パウロ(15)掃除係、火薬補充係（パウダーモンキー）

身寄りのない浮浪者のような生活をしていたが、クックに拾われる。ジャニのお守り係のような役割。臆病で戦闘が嫌い。優しく、気配りができる。ロンを尊敬している。

バジル(50)コック

右足が義足の男。百戦錬磨の強者。料理長をしていて、食べ物にかける情熱は誰にも負けない。船員たちからはじいさんの愛称で呼ばれていて、尊敬されている。昔クックの育ての親であるカルロスと共に船に乗っていた。

キアラン（33）一等航海士

航海術に長けている。プライドが高く、弱い者に対して強くあたる。イグノアの商船に乗っていたが、船長と諍いを起こして逃げてきた。口髭を丁寧に整えていたりと、伊達男な一面も。

ウルド(25)甲板長

2メートルを越す巨漢で、肌は漆黒。恐ろしい見た目とは裏腹にとても優しい青年。勇猛果敢に戦うため、甲板長に任命されている。寡黙で時々しか喋らない。

グリッジー(30)財務担当

宝石と装飾品に目のない男。派手な服を好んで着る。小柄ですばしっこい。宝石のウンチクを語り始めたら止まらないので誰も聞かない。

メイソン（40）大工頭

背はそこまで高くないが厳つい男。船の修繕を主に担当する。短気で喧嘩っ早く、涙もろい。ペットに小さい猿を飼っているが、とてもよくいうことを聞くので溺愛している。猿の名はロビン。

もぐら（45）弾薬係

ひどい猫背の男。弾薬庫で火薬の管理と分配を行う。いつも暗い弾薬準備室に閉じこもっており、なかなか外に出ないため、人と会話することが少ない。ベケットと仲が悪い。

ベケット(32)砲手長

潔癖症でいつも手袋をしている。天性の測距能力を持っており、狙撃の腕はピカイチ。いざ戦闘となると人が変わったようになる。もぐらと仲が悪い。元イグノア海兵。

セバスチャン(26)音楽家

赤毛で、いつもシャツからお腹がはみ出している。曲作りが得意。明るい性格で、思いついた曲をおもむろに演奏したりする。酒、博打、女好き。昔イグノアの商船に乗っていた。

テイラー（22）裁縫係

手先が非常に器用。気さくで礼儀正しく、育ちが良さそうな好青年。なかなか綺麗な顔立ちをしている。

〈それ以外の登場人物〉

ルーベル（28）

クックとロンとの昔なじみ。かつては、ゲイルに滅ぼされたリンドヒゥリカ帝国の王女だった。バルトリア島で踊り子として絶大な人気を誇っていたが、突然島を出てアドリアンの船に乗り、ゲイル討伐に繰り出す。美人だが、気性が激しい。

アドリアン・ロペス（28）

センテウスで有名な探検家。国王からの勅命を受け、ゲイル討伐に向かう。楽天家で、あまり深刻に物事を考えない。ルーベルに惚れている。

ゲイル（45）

クックの宿敵。銀髪、紅い眼を持ち、左目に眼帯をしている。通称“人喰いのゲイル”。エンドラの私掠船船長として絶大な力を持っている。“セントカバジェロ教”の熱心な信者で、異教徒を殲滅するため異民族の虐殺、新大陸の植民地化を推し進める。

バシリオ（26）

顔の左半分に蛇のタトゥーを入れている。通称“マムシのバシリオ”。エンドラの海賊で、ゲイルの手下。昔奴隷商人として船に乗っていたところをクックに襲われ、命からがら逃げ延びた。そのためクックを恨んでいる。

リチャード・ディオン（56）

イグノア海軍提督。クックを捕らえようとしている。

カルロス・アルベルト（享年45）

以前のバルトリア島周辺の海賊たちの首領。クックの育ての親。