夢でもし逢えたら

目をつぶる前に わたしを見て

目をつぶったら 耳をすませて

空気がゆっくり流れる様子がわかるわ

話したいことがあっても もう声をかけないで


あなたが先にねむってほしいけど

もし わたしの寝息が聞こえても 目をあけないでね

わたしは きっと あなたの夢を見てるから


あなたの夢に わたしが出てきても

他人の振りをしてくれるとうれしいわ

出会ったころに戻れるなんて素敵だから


今度は あなたが わたしに声をかけてね

わたしは 頬杖をついて本を読んでるから

ページをめくりながら 最初は無視するけど めげないでね 

2回目に顔を上げるから

あなたは わたしに なんて声をかけるのかしら


あなた・・・


よかった いま わたしを 見つけたところなのね




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