今はまだクロニクルの君へ
おぼつかない足どりで歩く君
ようやく 目標物にたどり着いて振り向いて笑う君
そのあと 思いもかけず尻もちをついてしまう君
思い出したかのように泣いてしまう君
体を弾ませながら抱っこを要求する君
抱きかかえると足をばたばたさせて喜ぶ君
すぐに適当なものを指差して気を紛らわそうとする君
それに応えて語りかけるといつまでも凝視している君
おならをすると ぶっう~と口真似する君
笑いながらいさめても いつまでもぶっう~と口真似する君
今の君は
僕のクロニクルを実写で再現しているかのよう
それが いつ 君だけの人生になるんだろう
いや それは 考えまい
少なくとも今は
なんだ
笑いながら眠ってるよ
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます