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目次
お月さんを肴に
ゆっくりと夜の帳が下りてくるだろ
いつの間にか東の空に満月みたいな月が昇ってて
「ほら」
って言うだろ
んで
「わぁー」
って声を上げるだろ
したら
「んじゃ月見酒行く？」
って誘ってみるだろ
「そうしよっ」
ちっとも月なんか見えない飲み屋に行くだろ
一応 知っている限りの月の話をするだろ
「へぇー そうなんだ～」
なんて感嘆の相槌打つだろ
たらふく飲んで店を出ると
真っ白い月が南中していて
「ほんと きれいだね～」
「寄って行っていい？」
って聞いてみるだろ
黙ってるだろ
この沈黙が最大に苦手なんだ
オレ
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