ザクバラ国の空への応援コメント
メインの登場人物ではない、いわゆる別サイドで展開したエピソードでしたが、個人的には結構な熱さでした。
何が熱いって、ハドシュにもたらされた更なる心情の変化ですね。これまで人間を下に見続けていたはずの竜人が、人間を認めかけて忌々しく感じるくだりは以前もありましたが、セルフィーネの力が薄くとも広がる様に、人間の底力を改めて感じてしまうのは、同じ人間として、してやったりです。
それだけならまだしも、まさか魔力が元に戻るかを危惧してしまう様になるとは…あのハドシュが、ですよ?この変化は相当に大きいはずです。
精霊にさえ思いを馳せてしまっている戸惑いは、ひょっとしたら今後、更なる変化をもたらして、セルフィーネへの光明になるのかもしれない…と期待せずにはいられませんし、…何より、「竜人こそ上位の存在で絶対」という凝り固まった慣習をも壊し、世界に新たな風を吹き込む事もなるんじゃないかと、ちょっと勝手に胸を熱くしています。
この物語の中で、極めて異質に終始暗澹とした雰囲気の描写を感じるザクバラ。身内のはずのタージュリヤ王女が空恐ろしく感じてしまうほど、リィドウォルの決意は固く悲壮で、王を救う為ならばどんな手段をも厭わないその姿は、いつでもやっぱり悲しく見えてしまいます。
「いくらでも従わせる方法がある」と断言するからには、勿論何かしらの算段あっての言葉なのでしょうけど、それがまた例によって不器用さからくる尖った策だとするなら、例えひとつを得たとしても、失うものの方がきっと多くなってしまうはずです。ですが、その一途な不器用さが、間違っていたとしても熱いんです。
事情を鑑みれば、彼の行いを一様に責める事は到底出来ませんが、彼に理解者が一人でもいたなら…と書いてみて、拙作の某人物に、幸まる様が同じ事を仰っていたな…と今、物凄く腑に落ちた次第です。多くを背負った孤独な彼の旅路がどう帰結するのか、これからも注目していきます。
作者からの返信
続けて読んで下さってありがとうございます。コメントも嬉しいです。
ハドシュが冒頭に出る回でしたが、それほどに熱く感じて頂けるなんて嬉しいです。
物語において彼の役割はあるのですが、出演回数は少ないので、出る度に変化を表すようにしていました。
とうとうザクバラ国に入ったセルフィーネ。
待ち構えるリィドウォルは、やはり何処か歪んで見えますね。
彼が自分の真の理解者だと思っていたのは国王ですが、その国王は今…。
それは一人突っ走るしかありません。
待居様の物語での彼は辛い最期を迎えましたが、リィドウォルはどうなるのか…。
続けてお楽しみ頂ければ幸いです。
ありがとうございました!
ザクバラ国政変への応援コメント
「カウティス王子、今の王子の目は、リィドウォル卿によく似ています」
───あっ! 竜人の血。詛。カウティスの明るい性格から、カウティスは平気だと思っていたけど、カウティスも間違いなく、血を受け継いでる。
最近、セルフィーネを害する竜人に、異様に憎しみをたぎらせていたのは、そう考えると、危ない兆候なのかもしれない!
そして、リィドウォル、血の契約をさせられていたのか……。王族に連なる血の者なのに……。可哀想に……。
政変は、成功した。
これが、この後、どのようにザクバラ国を変えていくか……。
作者からの返信
続けて読んで下さってありがとうございます。
『危ない兆候なのかもしれない!』
気付いて下さって、とても嬉しいです。
自力で抑えられないほどの負の感情。
これは本当にただの怒りからくるものなのか…?
この先もご注目頂ければ嬉しいです。
ザクバラ国の政変。
水の精霊の三国共有を控え、リィドウォルが本格的に動き始めました。
ザクバラ国は変われるでしょうか。
コメントありがとうございました!
編集済
退化への応援コメント
ハルミアン、セルフィーネ(とカウティス)のために、味方になってくれて、ありがたいです。
セルフィーネに常時触れるのは、ハルミアンだけだし……。
(でも、セルフィーネ、退化しちゃったらさわれなさそうだけど。)
皆に見える実体化が、やはり進化としてふさわしいのでしょうが、カウティスの胸で、ちっちゃくなったセルフィーネ、やっぱり、可愛い!
作者からの返信
続けて読んで下さってありがとうございます。
エルフのハルミアンは、カウティス達人間だけではどうしようもなかった部分で役立っています。
セルフィーネが例え退化しても、味方でいてくれて心強い者の一人です。
カウティスの胸で小さくなるセルフィーネが返って来ました(笑)。
コメントありがとうございました!
編集済
召喚への応援コメント
こんにちは。
メイマナ。情熱的な女だった。(笑)
しかも婚約式終了直後ってタイミング、メイマナがエルノートに「がぶー」したのが皆にバレバレ。
エルノート。皆からジロジロ見られても、涼しい態度。大物。大物や……。背筋が震えるほど、かっこいいです。
さて、セルフィーネ。とうとう、この時が来てしまいました!
大丈夫か?
大丈夫なわけがない!
……カウティスが竜神族のところに乗り込んでいってセルフィーネを取り返す、そのような単純な話にもならないでしょう。
セルフィーネ! どうなってしまうの……。
作者からの返信
こんばんは!
続けて読んで下さってありがとうございます。
恋愛には不慣れなメイマナ。
「がぶー」の跡を付けてしまって顔から火が出そうです!
対してエルノート。
正式な婚約者となったので、周りから生暖かい目で見られても、「それが何か?」で、問題なしです!(笑)
ここで、物語を大きく転換する事件発生です。
セルフィーネはどうなるのか…。
コメントありがとうございました!
ザクバラ国の空への応援コメント
ハドシュとリィドウォル、本作におけるいわゆる悪役キャラですね。
この二人が揃って登場したということは、物語が大きく動くのか。
いずれにせよ悪役といっても、絶対悪ではないし、それぞれの思惑に従って行動しているので、面倒な奴ら、というのが一番しっくりきそうです。
作者からの返信
続けて読んで下さってありがとうございます。コメントも嬉しいです。
悪役でなく、面倒な奴ら。
確かに、“面倒な”と付くのがぴったりな二人かもしれません。
ハッシュはちょこっと出演という感じですが、リィドウォルはザクバラ国パートの主役みたいなものなので、物語を動かしていく一人でもあります。
続けてお楽しみ頂ければ幸いです。
ありがとうございました!
新しい生活への応援コメント
ふっふっふ。
メイマナと王配殿下。手を上下にぶんぶんして、似た者親子でかわいい。
セルフィーネ、世界が広がりましたね。
まさか、カウティスの配下ーズと、カードゲームができる日がくるとは。
しっかし、もう、カウティスの胸元でちっちゃくなれないのだけが、少し残念です。
可愛かったのにな〜。
これも進化ですね。
作者からの返信
続けて読んで下さってありがとうございます。
メイマナと王配、似た者同士です!
並ぶと見た目も…(笑)。
『配下ーズ』
この呼び名、悪の秘密結社みたいでいいですね(笑)。
カウティスの胸の小瓶で小さくなるセルフィーネ。
ちょっとの間、お預けですね。
私も気に入っているのですが(笑)。
コメントありがとうございました!
編集済
香りへの応援コメント
なんだかまだ柔らかい空気でゆる甘エピソードが進んでいて、ちょっと安心しながら読めました。血の契約のインパクトが凄まじかったので、ちょっとありがたかったです。
冒頭からカウティスにタメ口かますハルミアンですが、彼の性格を察するに、きっと勝手にではなく、「友達なんだから良いでしょ」等とニコニコと宣言してからだったんだろうなぁ…と思うと、頭を抱えるラードの姿が即座に目に浮かびます。ハルミアンと親しくなって以来、ラードも楽しい反面、気苦労が絶えませんね。
香りにまつわる話にも前のめりに興味津々…その根底に進化の足掛かりを感じているとは言っていましたが、ハルミアンの事です、純粋に知りたいという知識欲からくるものに違いないですね。幸まる様のご厚意で既に顔も判明した今、より愛くるしい彼の挙動が、一層色を伴っている様に感じられて凄く嬉しいです。
自らの欲求が増長していく事に、ちょっと戸惑いを覚えている様子のセルフィーネ。そもそも精霊自体、こうしたい、ああしたいという欲求を持つ存在なのかと考えてみれば、極めて異質な存在であるセルフィーネ以外に前例なんてあるはずもなく…それだけに、彼女の戸惑いも頷けます。ですが、触れて欲しかったり、離れたくなかったり…こうした思いは、欲というよりは恋愛感情そのものなんですよね。
実体化を模索する一連のエピソードのあたり、セルフィーネの発言に、カウティス個人というよりは、ネイクーンの人間全てに思いが注がれている様に感じられた描写がありました。「これだけカウティスが想っているのに、流石に精霊はどこまでも俯瞰なんだな」と圧倒された反面、「もっとカウティスに愛情を向けても良いのにな」と、ちょっとだけ寂しさを覚えたのを記憶しています。
共に過ごす時間が短く事、触れられなくなった事…今までと激変した環境にもかかわらず、以前と全く変わらず想いを示すカウティスを前に、セルフィーネの彼を思う気持ちが、遂にもう一段階深いところに到達した様に思えます。いつだって恋愛を育てるのは苦難ですね、本当に…しんみりしちゃいます。
以上から推察する限り、セルフィーネが香りをまとったのは、どうやらカウティスに対する愛情が深まった心の変化がもたらしたものの様な気がしてきました(昨日のコメントとは真逆ですけれど笑)。
もしそうだとしたら、香りを唯一感じ取れるカウティスとの間には、文字通り、見えなくても感じられる絆が生まれたという意味でもあります。そして…上手く言えないのですが、この香りが実体化への足掛かりになる気がしなくもありません。
あれ?今書いていて思いました…これじゃハルミアンと変わらないですね、私(笑)
作者からの返信
続けて読んで下さってありがとうございます。コメントも嬉しいです。
『血の契約のインパクトが…』
あはは…、ザクバラ国はホラーなので(?)、またこんなこともあろうかと思われます。先に謝っておきます、すみません(笑)。
ハルミアンのタメ口。
勿論、そこまででラードに後頭を叩かれていることは間違いありません。なかなかいいコンビ(笑)。
セルフィーネがどんなに変わっても、精霊である根の部分は変わりません。愛情はカウティスにだけでなく、ネイクーンへも向けられます。
しかし、個人的な“欲”という感情はカウティスにほとんど向けられているのかな、と思います。
ハルミアンの知識欲は最後にセルフィーネを困らせていましたが、それにより、カウティスにしか香りが感じられないことが分かりました。
香りの考察を色々として頂き、嬉しいです。
気持ちが高まった時に濃くなるということは、カウティスへの想いで反応していることは違いないですよね。
この香り云々も頭の片隅に置いておいて、続けてお楽しみ頂ければ嬉しいです。
ありがとうございました!
編集済
決別の儀式への応援コメント
こんばんは。
セルフィーネ。今までの存在と決別する……のかしら。
どうなるのだろう。
かなり変容が進んでるのはたしか。
変わってしまったことに悲しみが隠せないセルフィーネ。
まさか、贈り物を身に着けてもらうことが、こんな事になるとは……、と、カウティス、悔やんでいるかもしれませんね。
この先の展開も目が離せません。
作者からの返信
続けて読んで下さってありがとうございます。
いつの間にか少しずつ変化してきたセルフィーネでしたが、ここではっきりと自覚しました。
戸惑いや寂しさ、悲しみで、心乱れました。
カウティスには理解出来ない痛みです。
この先カウティスが彼女を支えられるかどうかにもご注目頂ければ嬉しいです!
コメントありがとうございました!
救命 (3)への応援コメント
ああ、本当に良かった。
助けられるピースは作中に揃っていたために安心感はあったのですが、エルドの「あえて使わない」というパターンがあったので、ほんの少しだけ不安でした。
まさに全員が協力して頑張ったおかげですね。
あとはフェリシアがどのような選択を取るかですね。
たとえエルノートが不問にしても、彼女自身が変わらなければどうにもならない気もします。お気に入りの人物ですので、どうにか良い方向へ進んでくれると信じております。
作者からの返信
続けて読んで下さってありがとうございます。コメントも嬉しいです。
危ないところでしたが、エルノートの救命が間に合いました。
全員が力を尽くした結果といえるでしょうか。
フェリシアの今後を心配して下さってありがとうございます。
彼女は一線を越えてしまったので、勿論今まで通りとはいきません…。
彼女はどうなるでしょうか。
今回の事件が物語にどう影響するのかも含め、続けてお楽しみ頂ければ幸いです。
ありがとうございました!
血の契約への応援コメント
いやもう…エピソードひとつの中での温度差が凄まじいですね。初めは仲睦まじい様に顔を緩ませていたのですが、後半はもう…ちょっと悪寒を覚えてしまうぐらいの怖さがありました。
精霊のセルフィーネに香があるというのは少しばかり不思議な話の様にも思えますが、愛しい相手を五感で感じ取るのが人間です。殊、香りに関しては、他人には不快な香りでも、そこに愛情がある限り、良い香に感じてしまう…という話をどこかで目にした覚えがあります。
やや遠回しになってしまいましたが…、
セルフィーネの香りを、
カウティスが彼女に向けた愛情から、
彼自身が感じ取っている
のだとしたら、これこそセルフィーネを心から深く愛している証なんだな…と、凄く納得した次第です。
まぁ…例え実体を目にする事が出来なくても、セルフィーネを想う気持ちは一度も揺らいだ事がないカウティスですから、これは当然の形なんでしょうね。
一方、ザクバラサイドの血の契約は、…この物語始まって以来の陰惨で悲痛な描写でしたね。転がされた首含め、ちょっと息を呑みました。
マレリィの件は、あの時点での最善を選択し、しかも苦渋の決断だったわけですが、こうして後から明るみに出てしまうと、確かに背信と取れなくもありません。どこまでも上手く立ち回れず、裏目に出てしまうリィドウォルの不器用さと不運は、つくづく哀れで悲しく思えてしまいます。
親よりも慕っていた王の絶望を目の奥に見てしまった彼にしたら、契約の儀式など行わずとも、既に充分、その時点で詛と同等…現に、王が物言わぬ状態になっていても、リィドウォルは王とザクバラの事だけを考えて動いているわけですから。
この物語ではあくまでカウティスとセルフィーネが主人公です。ですが、ザクバラとリィドウォルにも、何らかの形で恩恵がもたらされて欲しいものです。そしていつの日にか、彼が重責から解放され、心から安堵して笑える時が来る事を祈っています。
作者からの返信
続けて読んで下さってありがとうございます。コメントも嬉しいです。
今話、読み返すと落差が激しいですね(苦笑)。
確かに、カウティスなら、セルフィーネの香りというものがどんなものであっても、良い香りだと感じそうですね。
彼女の香りについては、次話でも、さらに先にも触れることになりますが…。
ザクバラ国を書く時、度々ホラーだわと思っていました。ホラー苦手なのですが、お化け出ないなら頑張れます(は?)。
そうなのです、リィドウォルは不器用なのです。
彼の生い立ちがそうさせるのかもしれませんが、なかなかうまく味方を作れない、それが現状に繋がっているのかなと思います。
最終までにはどうしてもザクバラ国が前面に出ることになり、苦しい場面も増えますが、リィドウォルの葛藤や苦悩も含め、先をお楽しみ頂ければ幸いです。
ありがとうございました!
浄化への応援コメント
エルノートの身も案じられますが、このままザクバラへ行くとなるとセイジェの身も心配ですね。最悪、カウティスのみが生存というルートに?
読者としては悲しい結末に思えてしまいますが、物語的には綺麗な着地だと感じてしまうのがなんとも。先行きが不安ですが、これから先も楽しみですね。
作者からの返信
続けて読んで下さってありがとうございます。コメントも嬉しいです。
兄弟それぞれに、色々な所で試練が与えられているような状況です。
『カウティスのみが生存というルートに?』
それはなかなか悲しい展開ですね!
タグに“ハッピーエンド”と入れてはあるのですが、「ハッピーエンドタグがないと読み進められない」という評価を何度か頂いたことがありまして…。
苦しい展開になる部分も多いのですが、この先もお楽しみ頂ければ幸いです。
ありがとうございました!
編集済
西部慰問 (2)への応援コメント
こんにちは。
メイマナから見て、セルフィーネ、可愛いですね〜。
たしかに、小動物みたい。カウティス王子が大好きなんですよ。
火傷を放っておけなかったセルフィーネ。「駄目。いや」カウティスを心配したうえで、そんな可愛いダダをこねられてしまった日にはもう……。
可愛いがすぎる。
作者からの返信
続けて読んで下さってありがとうございます。コメントも嬉しいです。
魔力がふるふる揺れていて、キューン♡となったメイマナです(笑)。
カウティスが傷付くことに、過敏に反応するセルフィーネです。
…確かに、改めて見ると可愛い駄々こねですね!(自分が書いておいて…)
ヒロインが可愛いと言われると、とても嬉しくなってしまいます。
ありがとうございます!
血の契約への応援コメント
リィドウォル卿は初登場時からとても気になる御方でしたが、やはり辛いものを色々と抱えておられたのですね。カウティス王子の若さと真っすぐさが彼の障壁となるか救いとなるか、今後もぜひ注目させて頂きたいと思います。
作者からの返信
続けて読んで下さってありがとうございます。コメントも嬉しいです。
ザクバラ国の内情が明かされていなかった為、今までリィドウォルの事情は詳しく出てきませんでした。
この先はザクバラ国がドーンと前面に出てきますので、カウティスとの関係も含め、彼の選択の数々が物語にどう影響するのかご注目頂ければと思います。
改めまして、素敵なレビューをありがとうございました!
時々読み返してジーンとしております(笑)。
レビュー負けしないよう、ラストまで突っ走りたいと思いますのでよろしくお願い致します!
続けてお楽しみ頂ければ幸いです。
ありがとうございました!
存在を示すへの応援コメント
来ました来ました、ほっこり回!セルフィーネも消えず、ネイクーンにも早めに戻れて…不穏さが一旦落ち着いているところでしたし、いつ差し挟まってくるんだろうと心待ちにしていたところだったんです。
バルシャークも王も引退…と書くとちょっとだけ寂しさを感じてしまうところですが、なかなかどうして、二人ともまだまだ存在感は現役そのもの。殊、バルシャークの老いてなお盛んな雰囲気…堪らないですね。
セルフィーネに「それなりの情」だなんて…以前、家族同然って言ってましたよ?(笑)今更ちょっとだけ格好つけてしまう王の深い愛情にも拍手です。そして…間違ってもメイマナ王女を焚き付けないで下さいね?何に対しても素直な彼女です、「孫が待ち遠しい」なんて口走った日には、顔を赤くしながらも顔が映るぐらい身体を磨き上げかねません(笑)
カウティス一行も、今回は掛け値なしにセルフィーネを前に楽しそうにワチャワチャやっていて、本当に嬉しくなります。
ラードから疑惑の視線を向けられるカウティス…きっと大袈裟にぶんぶん首を降りながら、やれやれとばかりに言ったに違いありません。ですが、ここまで読んできた皆は知っています。早めにセルフィーネが戻ってくる事が分かってしまっていたら、この章のタイトルは「手に付かない」とか「ラードの小言」等になっていたに違いないですから。黙っていたエルノート、グッジョブです。
そして、カウティスがセルフィーネから香りを感じていたという事も、不思議とすんなり理解出来てしまいます。でなければ、ここに姿のないセルフィーネを抱き締めるなんて事は出来ませんからね。
ですが…流石に乙女を前に、男四人がそのトークはよろしくありません。挙げ句、ハルミアンのデリカシーのなさときたら!トラブルメーカーの側面もある彼ですが、今までのどんな失言や失敗の場面よりも、思わず深い溜め息が出ましたね、今回ばかりは(笑)
ザクバラが物語の全面に出てくるだろうこの章に於いて、厳しくて辛い展開は予想するまでもなく分かっています。それだけに、こういうほのぼのクスリとくるエピソードは嬉しいですね。鬼の仕打ちで名高い幸まる様にも、人の心がまだ残っていたのだなぁ…と、安堵した次第です(誉めています…怒らないで下さいね?笑)
いや、もう本当に楽しい一話でした!厳しい苦難に知恵を寄せ合って乗り越える普段の展開も勿論大好きですが、こうして新しい角度で物語を描いていただけるのもまた、斬新で楽しかったです。本当に、ありがとうございました。
作者からの返信
続けて読んで下さってありがとうございます。コメントも嬉しいです。
今話楽しんで頂けた様で、良かったです。
バルシャークが登場するのは、実はここが最後になりますが、彼は死ぬまでこのままでしょう(笑)。
『今更ちょっとだけ格好つけてしまう王』
突っ込んで頂けて嬉しいです!
そうなのてす、王はなぜか意固地に精霊枠にはめているのです。照れですかね(笑)。
『手に付かない』!
これで書いてみても良かったかもしれません(笑)。
ともあれ、久々の五人揃って楽しいひとときでした……が。
こら!ハルミアンー!です(笑)。
姿の見えないセルフィーネですが、見えていたらおそらく真っ赤になってしまったことでしょう。
乙女ですので!
『人の心がまだ残っていた』
…………良かった。うんうん。
今後、この回のこの評価が覆らないことを祈りたいと思います…えへ。
苦難の中での安らぎのひとときを、こうして楽しんで喜んで頂き、こちらこそありがとうございます。
続けてお楽しみ頂ければ幸いです。
ありがとうございました!
側にへの応援コメント
満を持してザクバラの内情がより詳しく展開され始めましたが…そうなんですよ。タージュリヤ王太子、国王、そしてリィドウォル。相変わらず、一概に悪とは呼びきれない切迫した内情に、なんだか複雑な感情です。
殊、血の契約がもたらす縛りの強さがこれほど絶対的なものだとは思いませんでした。付き従う国王が詛で着々と我を失った挙げ句、紛争に赴かなければならなくなったリィドウォルの無念と悔恨を思うと、あまりに悲壮で無念です。セルフィーネの潤沢で強い魔力に一縷の望みを見出すのも、やっぱり分からなくはありません。
ただ…やはり手段ですよね。竜人の元に足を運んでまでセルフィーネの三国共有を成した、その実績の一端は間違いなくリィドウォルの尽力の賜物ですが、どうにも宿願ありきの挙動になってしまっている事が本当に悲しいんです。
国王を、ひいては母国の詛を思い、独り孤独に戦ってきた彼の本質は、他を慮る慈愛に満ちているだけに、それが何かを契機に良い方向へと向かう事を願っています。
そして待ちに待ったカウティスとセルフィーネの再会…これがまた面白い話ですが、時間の経過がしっかり記されてきているとは言え、実質離れていたのはたった数話なんですよね。そのはずなのに、随分と経ってしまっている様にさえ感じてしまいました。筆致や描写でこの着地に持ってきているとしたら凄い事です。
姿が見えなくてもしっかり受け止めるカウティス、そしてそれを感じるセルフィーネ。それを笑顔で見守るマルクとラード。この四人の幸せな描写でエピソードが締めくくられるのは、始まったばかりの新しい章に希望をもたらしてくれるのと同時に、物語序盤の頃の懐かしさが香ってきて、胸がいっぱいになりました。
とは言え…新しい形はまだ始まったばかりです。そして幸まる様の事です、二人を艱難辛苦が容赦なく襲うんでしょうね…ザクバラの描写があったのも、その前振りに思えて、今からおどおどしています。
作者からの返信
続けて読んで下さってありがとうございます。コメントも嬉しいです。
三国共有が始まり、本格的にザクバラ国の内情が表に出てきました。
血の契約は使用禁止とする国が多い中、ザクバラ国では王が率先して使用してきました。その辺りも後に出てきますが。
これ自体厄介であるのに、主の人格が壊れていったなら…。私としてはホラーだ…と思っています。
リィドウォル中心に書いていくザクバラ国ですが、残りの二国との雰囲気の差が出せていたら良いなと思っています。
そして、彼の間違った手段がどう物語を動かすのか、お楽しみ頂ければと思います。
『二人を艱難辛苦が容赦なく襲うんでしょうね』
はい!!(ドキッパリ)
……あ、引かないで下さいね(笑)。
見えないセルフィーネを当然として受け入れるカウティス。
退化のようでいて、これは二人の関係の進化だな、と思っています。
二日後にはザクバラ国へ入るセルフィーネ。
新たな展開をお楽しみ頂ければ幸いです。
ありがとうございました!
欲張りへの応援コメント
不思議なもので…セルフィーネが実体を失ってしまってからわずか数話ですが、もう今の状況に慣れつつあります。それでも川を前にするカウティスと、彼に悪戯するセルフィーネの様は、やっぱりちょっと息が浅くなる感覚がありますけれど。
何故こうして慣れたのかと思い返せば、ある程度安心して読み進められる形が出来上がっているからに違いなく、その安心をくれたのは、間違いなく前話のフルデルデ王家と、やはりアナリナでしょうね。セルフィーネ自身も感じていましたが、やはり独り三国を見守るのと、そこに自分を知る者が話せる距離にあるのとでは、大きく違うのは当然ですね。
大きく違うと言えば、私も思わず「もう?!」と歓喜したのですが、既に水を通じてセルフィーネが話せる様になっていた事です。ですが当然、これさえも姿形の変わったセルフィーネにとっては簡単なものではなく…話せるまでの試行錯誤が、どうにかしてカウティスと意思の疎通を図りたいという一心なのが、ひしひしと伝わって来て、ちょっと変な話かもしれませんが嬉しくなりました。
それにしても、アナリナは相変わらず魅力的な登場人物ですね。飾らない真っ直ぐな性格と、それをはばからず口に出来る強さと優しさが、本当に読んでいて自然と微笑みを与えてくれます。失恋のくだりは、…号泣した覚えのある私にはちょっと痛かったですが、それすらも笑い飛ばす彼女が本当に素敵です。
一方で、いつからか引っかき回し担当のタスキを掛けたハルミアンは、彼なりのやり方でセルフィーネを手助けしようと懲りずに奮闘中ですね。長く生きているエルフならではの価値観は、どうにもラードの理解を得られてはいない様で…少し前から何度となくジロリと睨まれていますが、それでも全く屈しない彼に、最近ではもう感心すら覚える様になりました(笑)
その彼の提案も、カウティスにとっては想いを寄せて貰えている事の証でもあります。あの大事な庭園の形が変わっても、セルフィーネをより身近に感じ取れるのなら、これ以上の事はありませんしね。どうかラードも怖い顔ばかりせず、その辺を汲んであげて欲しいところですね。
エピソードのタイトルにもなっている「欲張り」ですが、話がここに至るまで、もう充分過ぎるほどの試練や仕打ちを二人は与えられ続けています。互いが今まで以上に互いを求める為に動いたとして、それのどこが欲張りと言えるでしょう。むしろ離れてしまった今だからこそ、自分の気持ちに素直に、相手を求めても良い時だと思います。
作者からの返信
続けて読んで下さってありがとうございます。コメントも嬉しいです。
セルフィーネとアナリナ。
祭壇の間という限られた場所ではありますが、変わらず友情を育んでいます。
セルフィーネがこの時点で声を出せるようになったのも、アナリナの支えと応援があってこそですね。
アナリナは隣国へ行っても、やっぱり彼女らしいです!
めげないハルミアン。
彼はいつでも目的に向かって一生懸命です。そこだけに集中してしまう為、気配り屋のラードとはぶつかる事多し…ですね。
この二人の組み合わせも好きなのですが、大体ハルミアンが叩かれてます(笑)。
そうそう、待居様からの返信に『人間以上に人間ぽい』という評価を頂き、確かに、と納得しました。
私、本当に好きなものは理想通りに書けないのです…(笑)。
水の精霊であるセルフィーネ。
カウティスを求める自分を、欲張りになったと感じています。
…いやぁ、物語の甘々増量してもらう為には、もっと欲張りになって貰わないと困りますね(笑)。
続けて楽しんで頂ければ幸いです。
ありがとうございました!
動き出す (3)への応援コメント
遂に始まったセルフィーネの旅路…頼る事が出来る相手もなく、たまに精霊達と過ごしながら独り孤独に続くとばかり思っていましたが、嬉しい誤算でした。
先ずはアナリナに言及しないわけにはいきません。離れても彼女の身を案じ続けた頼もしい友人が、こうしてフルデルデでも暖かくセルフィーネを迎えてくれた事…なにより、いきなりダイレクトにセルフィーネを降ろしてしまうあたり、久々の本格的な登場でもアナリナらしさが出ていて、本当に嬉しくなりました。
そんな頼もしい彼女によって引き合わされたのが、フルデルデのあの女王だというのがもう…心強すぎて、読みながらずっとニヤニヤしていました。ただ…アナリナの身体にはもう少し優しくしてあげて下さい。あんなに頬をいじり倒したら腫れますよ(笑)
そしてここで更に嬉しい誤算!国内の水源を確認後、神殿で魔力を回復さえすれば、期限に拘らずネイクーンに戻っても良い…このエルノートとメイマナの提案によって、二国の行き来は殆ど自由化された様なものです。良かったなぁ…とつくづくホッとしました。
勿論、エルノートがこの提案を進めたのはカウティスとセルフィーネ二人の為なのでしょうが、同時にザクバラの思うようにはさせまいとする彼なりの矜持もまた見え隠れしていて、いよいよ王太子然としてきた事が堪りません。
こうして様々な人達から支えて貰い、セルフィーネも自らの想いを口に出来ました。ただでさえ嘘のつけない精霊が本音を圧し殺す事は、きっと想像以上に辛かったはずです。それを口に出来ただけでも、今の彼女にとっては大きな救いだったはずです。
このエピソードは、セルフィーネがいかに想われているかを充分なまでに示してくれました。お陰で心配は半分ぐらいには減ったのですが…問題はザクバラなんですよねー…まだまだ油断出来ませんね。
あ…今回、一ヶ所だけ不覚にも大爆笑したくだりがありました。
「王配が、何故か僅かに口を歪ませた」
いやいやお父さん!!娘、好き過ぎですって!!(笑)
作者からの返信
続けて読んで下さってありがとうございます。コメントも嬉しいです。
初めてネイクーンを出ることになったセルフィーネ。
心細い彼女を迎えたのは、日付け変更を待ち構えていたアナリナとフルデルデ女王達でした。
セルフィーネは望みを口にして、アナリナの側でようやく一息つけました。
これでフルデルデ王国に滞在中の憂いは少なくなりますね。
アナリナのことを気に入っている女王。パワフルな大家族の母ですから、すぐにグリグリ撫で回してしまいます(笑)。
エルノートとメイマナの“出来ること”は既に始まっていました。
『いよいよ王太子然としてきた』
そう感じて頂けて嬉しいです!
トラウマによる心身不安定が改善され、より精力的に動き出すエルノート。即位はすぐそこです。
王になる彼の活躍にもご注目頂ければ嬉しいです。
『あ…今回、一ヶ所だけ』
誤字脱字か!?と思いましたが、王配に爆笑して頂けましたか(笑)。
もうね、メイマナが好きすぎなんですよ、このお父さん!エルノートが完璧な夫なので、文句言えなくて悔しいのです(笑)。ぐぬぬ。
続けてお楽しみ頂ければ幸いです。
ありがとうございました!
動き出す (3)への応援コメント
フルデルデ女王、豪快な方ですね
セルフィーネの頭をぐりぐり撫でそうw
月光神殿であれば魔力回復に最適
早く回復してカウティスの元へ😉
作者からの返信
続けて読んで下さってありがとうございます。コメントも嬉しいです。
フルデルデ女王、懐深く、力強い女性です。
セルフィーネが入っていなくても、アナリナの身体をグリグリ出来るのはこの方くらいかもしれません(笑)。
これでフルデルデ王国では、回復に加速が付きそうです。
カウティスの元に戻るのはいつになるか、お楽しみに!
書きかけで誤送信していたみたいです(汗)。すみませんでした!
続けてお楽しみ頂ければ幸いです。
ありがとうございました!
動き出す (2)への応援コメント
「動き出す」のタイトルが示す通り、実に様々なものがこのエピソードでも動き始めましたね。
聖職者以前の研究だった魔力終結の可能性に思い至ったイスタークとハルミアンですが、ハルミアンが魔力を集め、保つ事でセルフィーネの一助になると考える一方、イスタークは彼女の感情や可能性に目を向けたのは非常に大きな変化ですね。
聖紋を持つ異質な存在ではありますが、これまでイスタークの中で、セルフィーネはあくまで精霊。その感情や行く末に思いを馳せるという事は、精霊以前に一個人として、暗に認めた事にもなるかと思います。
精霊の為に…と考える事と、セルフィーネの為に…と考える事は、似ている様で全く重さの違う行為。動き出したイスタークの心に注目していきたいところです。
そして三国共有となったセルフィーネも動き出したわけですが…フルデルデにザクバラ、どちらにも独自の色があって、…まぁ…ザクバラはお世辞にも良い状態とは言えませんが、セルフィーネがこの二国でどういう役割を成していくのか、おかしな事に巻き込まれないと良いなと思いつつ(ザクバラが絡んでいる以上、そうはいかないですよね)、ちょっとワクワクしています。
それにしても、互いの存在を感じながらも、意志の疎通が自由に出来ない関係…というのは、こんなにも胸に迫るものがあるんですね…。少しでも感じられたらと彼女を思って川に立つカウティスと、魔力を増幅してどうにか彼に意志を表したいセルフィーネ。二人の想い合う姿は、辛い描写がさほどなくても、ちょっと息が詰まります。
ただ…凄く不思議な話なんですが、今はただ名前を呼ぶ事や、ぼんやりとした形を表す事でしか伝え合えなくても、二人が諦めていない限り、以前の様に笑顔で抱き合える日は、きっと思っているより早く訪れる様にも思えているんです。
今はその日に向けての我慢と模索の時なんでしょうね。想いを積み重ねながら、耐え抜いていって欲しいです。
作者からの返信
続けて読んで下さってありがとうございます。コメントも嬉しいです。
「動き出す」のタイトルで三話続きますが、様々な場所で、多くの人がそれぞれの思いで動き出す様を書きました。
イスタークは、初めて水の精霊に純粋に興味を持ちました。
仰る通り、個としての存在を認めたようなものです。
実は、イスタークはエルノートに次ぐお気に入りなので、彼が今後物語でどういう役割を担うのかご注目頂きたいと思います。
ネイクーン以外の二国で、セルフィーネがどう過ごすのか、ワクワクして頂けて嬉しいです。
どうぞそちらもお楽しみに!
まだまだ寄り添うことの叶わない二人ですが、それでも、その中で喜びを見出していくことになります。
再び手を取り合える日までの歩みを、ゆっくりお見守り頂ければ幸いです。
ありがとうございました!
新たな側近への応援コメント
幸まる様、おはようございます。
マルク!マルク!やりましたね!
カウティスにも、セルフィーネにも必要な人。出自がどう、とか色々あるかも知れませんが、きっと大丈夫でしょう。
幸まる様の、こういった繋がりをしぜんに書かれる描写がとても好きです。絡まりながら、もつれながらも、実は。一見すると衝突のように見えるところも、信頼関係があってこそというのが本当に素晴らしいです。
作者からの返信
こんにちは。
続けて読んで下さってありがとうございます。コメントも嬉しいです!
マルク、やりました!
セルフィーネとのすれ違いを解消し、関係を修復しました。これから先、カウティスとは違った形でセルフィーネを支えていきます。
繊細な表現をされる豆ははこ様に、繋がりの描写を好きだと言って頂けて、とてもとても嬉しいです!
物語とはいえ、やはり感情のある者を書くので、無理なく心が揺れる様を書きたいと思っています。
……そのせいで悪役を書くのが苦手なのかもしれませんが…。
評価頂き、ありがとうございます!
続けてお楽しみ頂ければ幸いです。
ありがとうございました!
編集済
西部慰問 (1)への応援コメント
こんにちは。
一緒にいるだけで、ラブラブなセルフィーネとカウティス、微笑ましいです!
ザクバラ国の新しい代表は、誰かな〜。どんな人かな〜。
エルノート、グッジョブですね。メイマナ王女と、見ている方向は同じ……。こちらも微笑ましいカップルですね〜。(本人たちが出場していない回ですが)
作者からの返信
こんにちは。
続けて読んで下さってありがとうございます。コメントも嬉しいです。
色々なことが少し落ち着いて、ふんわり幸せな主人公二人です。
ザクバラ国の代表。
まともな人だと良いのですが、どうでしょうか…。
多くのことに近い感覚を持つエルノートとメイマナ。
無理なく支え合えそうです。
このカップルも有り難いことに、良い評価を頂いております。
続けてお楽しみ頂ければ幸いです。
ありがとうございました!
動き出す (2)への応援コメント
イスタークの思いもよらない提案がハルミアンを喜ばせましたね。
結局のところ、何だかんだ言いながらもこの二人はどこかで繋がっているのでしょう。
御作、これぞ絶対悪というキャラがほぼいないのも特徴ですね。
エルノートを殺そうとしたあの女も絶対悪かと言われれば、でしたし、リィドウォルや竜人たちもですね。
作者からの返信
続けて読んで下さってありがとうございます。コメントも嬉しいです。
イスタークは水の精霊に対して初めて純粋に興味を持ちました。
ハルミアンは大喜びです。
縁を切ったつもりでも、片方が執着している限りは完全に切れないのかもしれません。
『絶対悪というキャラがほぼいない』
そ、そうみたいです…。
ザールインのような小物ならいるのですが、ドーンと大物が今のところいませんね。
見方を変えれば悪者にも事情が…とか考えてしまうからかもしれません。
物語の奥行きを考えれば、とんでもない悪者が書けるようになった方が良いのかもしれませんが、苦手なのですね…。
続けてお楽しみ頂ければ幸いです。
ありがとうございました!
編集済
動き出す (1)への応援コメント
ここしばらくの主題だったセルフィーネの三国共有がいよいよ成されましたね。そこそこ分かってはいたつもりでしたが、これほど様変わりしてしまうとは思いませんでした。もはや意識と魔力のみの存在…まぁそれが本来の精霊の姿と言ってしまえばそれまでなんですが、読みながらもちょっと呆然としました。
それでもカウティスを想う心に変わりはありませんし、勿論彼も同様なのが唯一安堵出来たところです。実体も見えず、互いの声も届かない…その上、カウティスはセルフィーネの魔力も見えないわけですが、現状、始まったばかりの試練の時間はどうやら長そうにも感じています。
そして…タイトル通り、いよいよセイジェもザクバラに向かう時が近づいてきている様で…新たな展開になってわずか二話、早くも寂しくなり始めています(笑)
ですが、張り詰めた展開が続いたここ最近、全員ではないですが王家が一堂に会してくれるのは、少し心が休まります。特にメイマナ王女。シリアスでもコメディーでも、そしてこういう柔らかい場面でも、彼女がいるだけでちょっと安心出来るまでありますね。それを大きく包み込むエルノート、彼に感動するセイジェと王…ネイクーン王家、これだから本当に好きなんですよね。
とは言え、セイジェの政略婚からマレリィ側妃の不調まで、いよいよザクバラが話の中心になりそうですし、今後に向けて不安は山積です。まだ新章が始まったばかりですし、リィドウォルがいきなりアクセルをがっつり踏み込まない事を切に願います。
作者からの返信
続けて読んで下さってありがとうございます。コメントも嬉しいです。
セルフィーネは、本来の精霊に近いものに戻っています。その点は竜人の思惑通りというところでしょうか。
しかし、カウティスとの約束通り、『セルフィーネ』という人格は消えていませんし、二人の想いもそのままです。
久しぶりにネイクーン王族が揃って登場の回でした。
メイマナの存在感が光っているようで嬉しい限りです!
彼女の登場回はこれからもちょこちょこありますので、和んで頂けると有り難いです(笑)。
仰る通り、いよいよ物語はザクバラ国との関係が中心になってきます。
リィドウォルはどう動くでしょうか。
そして、カウティス達の知らない様々なところでも、現状を変えるべく動き出しています。
引き続きお楽しみ頂ければ幸いです。
ありがとうございました!
望みへの応援コメント
こんにちは。
エルノートとメイマナ王女、穏やかに愛を育んでほしいです。
国王さま、良くエルノートとマレリィを見ていますね。カウティスのことも。愛ですね。
そして、マレリィ。「忘れろ」とは、何を忘れさせられたのか……。
ザクバラの詛とは……。
年があけたら、セルフィーネ、二つに分割されて、ネイクーン国から引き上げさせられてしまうの?!
そんなの、あかーん!!
どうなるのか。ハラハラです。
作者からの返信
続けて読んで下さってありがとうございます。コメントも嬉しいです。
王は公務を離れれば、今でも子煩悩な父で、良き夫です。
そして、早く孫が欲しい(笑)。
マレリィの記憶や詛に関しては次章で明かされます。
ネイクーンの知らないところで、水の精霊の分割が決定されています。
このままでは、三国に分けられることに…。
ハラハラしながら読み進めて頂ければ嬉しいです。
ありがとうございました!
見えなくてもへの応援コメント
エピソードによっては出て来なくとも、今まで常にいたセルフィーネの存在が、これほどまでに希薄に表されてしまうなんて…前話やタイトルから、ある程度覚悟していたつもりでしたが、これは物凄い喪失感です。
半月を経て、イスタークが目を見張るほど精悍になったカウティス。思っていた以上に前向きに職務にあたっていたのでちょっと安堵したのですが、べリウム川の水面で彼女の名を呼ぶ場面は…流石にこみ上げました。
このエピソードで契約の瞬間が明らかにされましたが、最愛の存在が目の前で見えなくなってしまったら、どれほど互いの間に信頼や愛情があったとしても、心に深い傷を負ってしまいかねません。それでもカウティスが気丈に振る舞えているのは、セルフィーネとの「消えない」というたったひとつの約束があるからこそ…そして、それを真実だと物語る様に、身を包む魔力の存在だけが、今は唯一、彼を支えている様に思えます。
このエピソードは、言ってしまえば新たな物語のプロローグですよね。何がどう変わっていくのか、次話からがいよいよだと思っています。既に充分苛酷な展開です、どうかお手柔らかに願いたいです。
作者からの返信
続けて読んで下さってありがとうございます。コメントも嬉しいです。
年末部分では出さなかった二人の別れの場面でしたが、セルフィーネは勿論、カウティスにとっても相当な苦しみであったろうと思います。
救いは、儚くとも残されている自身を覆う魔力ですが、それすらもマルクに頼らなければ確認できず、自分では僅かにも感じることは出来ません。
ですので、カウティスはただ“二人の約束”だけを頼りに自身を支えなければならない状況です。
仰る通り、今話はプロローグ的なものになります。
三国共有が開始され、表面上は大きく変わらなくとも、次話より様々なところで動き始めます。
勿論、過酷なだけではありませんよ。
私の求めているのは、甘々な主人公達ですから!(笑)。
続けてお楽しみ頂ければ幸いです。
ありがとうございました!
独占欲への応援コメント
こんにちは。
「そなたを……俺だけのものにできたら良いのに……」
「……嬉しい」
以前のセルフィーネだったら、私は水源を守護する水の精霊なのに、何を言っているのだろう?
と、カウティスの言いたい事が理解できなかってでしょう。
二人の関係は、随分変わりましたよね。
今はラブラブな恋人同士、というかんじです。
作者からの返信
続けて読んで下さってありがとうございます。コメントも嬉しいです。
様々なことを乗り越えて、セルフィーネはとても感情豊かになりました。
水の精霊としての役割を大切にしていますが、カウティスの存在はなくてはならないものに…。
『ラブラブな恋人同士』
その通りです!甘々〜!です(笑)。
続けてお楽しみ頂ければ幸いです。
ありがとうございました!
編集済
三国共有への応援コメント
正直、ここまで来てしまっては好転は見込めないと思っていました。なので…このエピソードを読み進めるのにはかなりの覚悟を伴いました。
やはり最後は庭園でしたね。これまですれ違った時も分かち合う時も、いつだってこの場所が凄く大切な意味を持っていました。終わりの始まりに二人きりだった事は、本当に良かったです。
ここで「精霊は嘘がつけない」という事実が、大きな意味を持ちましたね。セルフィーネの口から「消えない」とはっきり言われた事は、カウティスに…そして私にとっては、小さくも唯一と言える希望です。
もし、セルフィーネが言った通り、「約束をする度に魔力が湧き出る」のが彼女の持つ力だとするなら、大切な絆を紡ぐ事が自我を形成する手助けになり、その結果消えずに済むのではないでしょうか。だとしたら、これまで多くの人間と沢山の絆を結んできたセルフィーネは、きっと消えませんね。
イスタークにアナリナ。魔力を視認出来る人間にとっては、三国共有でちぎられる様に伸びる魔力の様が、殊更に痛々しく感じられていて…思うところは違えど、個々に胸を痛めるその様に、涙がこぼれました。やはりそれだけ大変な事態だと痛感させられた次第です。
推しの一人でもあるアナリナが久々に登場したのは本当に嬉しかったのですが…出来れば、彼女の再登場はいつもの様に溌剌としていて欲しかったです。親友を思えばこその叫びが胸を打ちました。運命の残酷さに思いを馳せたくなるのも致し方ないところです。
対して、独り宿願叶って喜ぶリィドウォル。薄暗い彼の背景が分かっているので、本来なら複雑な気持ちになる…はずだったのですが、何故か今回、彼を素直に憎らしく思えてしまいました。ここに至るまで、カウティスを始め、ネイクーンの皆がセルフィーネに思いを寄せる様をつぶさに知る事が出来たからでしょうか。我ながら何とも単純な話です。
勿論、リィドウォルの背負う思いと業も分かってはいます。ですが、俯瞰で見れば独善的なのもまた確かなんですよね。挙げ句「いくらでも奪える」という思想がまた危険ですが…今のセルフィーネはそう簡単にはいかないはずです。
昨日さんざん泣き腫らしたお陰で、今日はある程度落ち着いて読み進められました。殊、カウティスとセルフィーネの二人の時間が終わりを告げる瞬間の描写が敢えてなかった事に、本当に感謝しています。
もしその場面が描かれてしまっていたら、私の脆弱な情緒はもたなかったでしょうし…何より、独り残されて悲しみにくれるカウティスなんて、辛くて見ていられません。
頑張れカウティス。セルフィーネがああ言ったからには大丈夫だ。今は、一緒に信じましょう。
作者からの返信
色々とキツイ展開ですが、続けて読んで下さってありがとうございます。
この物語を進めていくには、泉の庭園は欠かせません。今後もこの場所は二人の重要な場面を彩ります。
大切な人々との絆や約束は、セルフィーネの人格を守る重要な要素です。それがある限り、きっと彼女が完全に消え失せることはないでしょう。
カウティスは信じて待ちます。
イスターク、アナリナ、リィドウォル。
三人の視点で三国共有の始まりを書いてみました。
月光神の御力を地上に伝える立場のアナリナは、特に悔しかったことでしょう。
しかし、打ちひしがれるだけの彼女ではありません。次の登場を期待して頂きたいと思います。
リィドウォルは、彼の個人的な宿願に向けて動き始めています。セルフィーネは彼の思惑通り、奪われてしまうでしょうか。
次話の新章からはザクバラ国もクローズアップされますので、そちらもご注目頂ければ嬉しいです。
『頑張れカウティス』
応援ありがとうございます!
続けてお楽しみ頂ければ幸いです!
ありがとうございました!
兄弟の思い (後編)への応援コメント
この何物にも代え難い兄弟愛。たとえフェリシアの企みが成功したとしても、セイジェが真実を知った瞬間に崩れ去るでしょうね。
彼女も好きな人物なので、どこかで踏みとどまってくれると良いのですが。
言葉通り、本物の王妃としての道を歩んで欲しいものです。
作者からの返信
続けて読んで下さってありがとうございます。コメントも嬉しいです。
レビューにも書いて下さったように(ありがとうございます!)、この物語では主人公二人の恋愛以外にも、家族愛や主従愛といった、それぞれの間で温められる想いを意識して書いています。
感じ取って頂けて、とても嬉しいです。ありがとうございます。
フェリシアの企みは進んでいます。
踏みとどまり、心を正すことが出来るでしょうか。
誰かが気付くと良いのですが…。
続けてお楽しみ頂ければ幸いです。
ありがとうございました!
触れたいへの応援コメント
少し、こうなる予感もしておりました。
登場当初はアナリナが敵対的だと思っていたので「嫌な予感」だったんですが、今となっては三人で幸せになるのもアリかもと思い始めていますね。
三人とも大好きです。
作者からの返信
続けて読んで下さってありがとうございます。コメントも嬉しいです。
初登場の頃は王族というものを一括りで嫌悪していたアナリナでしたが、南部巡教を通して、カウティスに対しての思いは変わってきました。
そして、セルフィーネをその身に降ろしたことから、彼女を身近に感じています。
三人共好きと思って頂けて嬉しいです!
三人の関係が今後どうなっていくのかも含め、続けてお楽しみ頂ければ幸いです。
ありがとうございました!
三国共有への応援コメント
それぞれの思惑が絡んで、綱引きが熾烈になっていきますね。
しかし、リィドウォル、諦めない奴だなあ。
そういった意味ではイスタークもですが。
アナリナ、メイマナといった女性陣は味方になってくれるけど、男どもは執拗ですね。
作者からの返信
続けて読んで下さってありがとうございます。コメントも嬉しいです。
年が明け、水の精霊の三国共有が現実のものとなりました。
リィドウォルは個人的な宿願があるので諦めません。
水の精霊の魔力や神聖力を見ている者と違い、アナリナやメイマナはセルフィーネという人格を見ているので、強い味方ですね。
ここからはザクバラ国が大きく絡んできます。
続けてお楽しみ頂ければ幸いです。
ありがとうございました!
王族の職務への応援コメント
ここ、エルドがお供しているのですが、もしかしてラードさんだったりしますか?
エルドが復帰してくれたならば個人的には嬉しいのですが、それにしては突然現れたような気がしてしまいまして。
とはいえ、今ならばアナリナさんに治してもらえそうではありますね。
作者からの返信
続けて読んで下さってありがとうございます。コメントも嬉しいです。
ああ! ラードの間違いです!
見つけて下さってありがとうございます!
なぜエルドと書いたのでしょう…。
もしもまた何かお気付きになりましたら、教えて頂けると有り難いです。
エルドのことをそう思って頂けて嬉しいです。
彼は今どうしているのでしょうか…?
続けてお楽しみ頂ければ幸いです。
ありがとうございました!
恋への応援コメント
異種間恋愛の着地点といえば、人間でない側が人間になるといった展開が王道ですが、この二人の行方は想像もつきませんね。
どうやら、かつての王は彼女に実体を与えるべく研究をしていたようなので、不可能ではない様子?
このまま未婚を貫いて欲しいような、頑張って実体化して欲しいような。
この先の展開が、とても楽しみです。
なにより、聖女さまの立ち位置も非常に気になりますね。
当初はカウティスとも敵対するかと思いきや、かなり良い関係に。
正直、すべての登場人物が好きなので、なんとか全員が幸せになって欲しいですね。
近ごろは暇さえあればこちらの作品のことを考えております。
良い物語にめぐり合わせて頂き、心から感謝しております。
作者からの返信
続けて読んで下さってありがとうございます。コメントも嬉しいです。
異種族間恋愛の中でも実体のない相手となると、いつかは実体を持たなければ結ばれることはありませんよね。人間になる、というのが確かに多いように思います。
タグに入れているように、この物語は『ハッピーエンド』なのですが、それがどういう形に収まるのか、予想しながら楽しんで頂ければ嬉しく思います。
『すべての登場人物が好き』
『暇さえあればこちらの作品のことを…』
もう、これ以上ないというような感想を頂き、胸いっぱいになったところで、物凄く素敵なレビューがっ!
朝から舞い上がるような気分になりました…。
重ね重ね、過分な評価を頂きましてありがとうございます。
こちらこそ、ご縁が出来てとても嬉しく思っています。
どうぞ今後もよろしくお願い致します。
最後の一日 (3)への応援コメント
幸まる様…。息が詰まるぐらい泣く羽目になっています。明日はこれ以上ないほど目が腫れます。
何なんでしょう、このどうにも出来ない歯痒さと無力感。そして、皆が俯いてしまいたいところなのに、気丈に振る舞うカウティスと全てを受け入れるセルフィーネ…一番抗いたいはずの二人の姿が、もうただ切ないです。
今回は展開も勿論そうなのですが、登場する皆の思いが、余す事なく、しかもはっきり色を伴って描かれていた事に、酷く涙を誘われました。
マルクは行き違いから一度疎遠になりながらも、やはり魔術師としての知見からか、皆の中ではカウティスに次ぐ理解がある様に思えます。
分かっているからこそ、二人の逃げ場などない事、カウティスが傍にいなければいけない事…悲しい現実も受け入れられている様に見えました。
ラードはずっとカウティスが大好きですから、思いの軸足は彼に寄っていますよね。決められた道を捨てられるものなら捨てさせてやりたい…立場を省みずこれを思えるのは、主君と臣下を遥かに超えた気持ちがあってこそです。
だからこそ、ハルミアンの思いや行為とはどうしても相容れず、声を荒らげてしまうのですが、それもやはり二人の先を慮っての事…。心根の熱い彼はいつでも私を泣かせます。
そして、問題児的な印象の強いハルミアンですが…今回は彼の言葉にもっとも泣かされました。引っ掻き回したくてそうしているわけじゃなく、精霊としてのセルフィーネの先を思えばこそ。進化も好奇心から迫っているわけじゃないのは、もう読み手には伝わっていますから。
駄々をこねる様に食らいついた彼の言葉は、その読み手の…もっと言えば、カウティスが胸の奥底に食いしばってしまい込んでいる思いを代言していました。進化が間に合えばカウティスと離れる事もない…可能性がわずかにでもあるのなら、そちらを取るべきじゃないのか、と。しつこく食い下がる彼の姿に、もう涙が止まりませんでした。
でも…昨日、思っていた通りでした。セルフィーネはあくまで精霊として、大好きなネイクーンを守る事を選びました。明日にでも自分がどうなるか分からない中、それでもこの選択を選び抜いた誇り高い言葉が、あまりに毅然と、そして優しく放たれたのは…予想していた通りでしたが、美しくて、悲しくて。もうダメでした。
合間に幸せそうな食事の場面を持ってきたり…と、もうとにかく全てが悲しくて切ないエピソードでしたが、この章はきっと、これまでの展開の、ある種集大成の側面もあるんですよね。
皆の魅力がとにかく殊更に詰め込まれていて、これまで読み進めたちょっとしたエピソードが思い起こされて…言い過ぎではなく本当に、数行読んでは止めないと、涙でろくに読めませんでした。
解説書として出したい等と言っていただきましたが、異常な熱量で毎回活字の一個小隊を送りつけてしまって、そこは本当に申し訳ない気持ちしかありません。コメントを返すにも大変なのも、勿論分かっているんです…ごめんなさい。
ですが、この物語の奥深さや素晴らしさを毎日堪能させて貰っている身としては、こうでもしないと気が済まないところもありまして…申し訳ないと思いつつ、感謝の意味も込めて書き連ねさせて貰っています。どうかご容赦いただけると幸いです。
作者からの返信
続けて読んで下さってありがとうございます。目の腫れは大丈夫でしょうか…?
『ある種集大成の側面も』
ああ、もう、本当に感謝しかないのですが…。
進化してもしなくても、セルフィーネが長い長い年月ネイクーン王国の水の精霊であった部分が、ここで終わることは変わりなく、ひとつの時代の終わりになります。
そこで盛り上げたかった気持ちもあり、カウティスの周りの登場人物達の立場や心情を一人一人強めに出したのです。
いつも細かく読み解いて下さって、嬉しく思っています。
コメントを返すのが大変と感じたことはありませんよ!これほど気持ちの籠もったコメントを頂けるのは、本当に有り難いばかりです。
むしろ待居様のお時間を削っていないかと心配するくらいで…。
この物語を大切に思って下さっているのが感じられて、本当に本当に感謝しております。
待居様のご負担でないのでしたら、いくらでも書いて頂きたいと思っていますので、存分に書き綴って下さいませ。
あ、勿論、ダメ出しでも大丈夫ですので!
セルフィーネは水の精霊であることを手放しませんでした。
契約更新がすぐそこに迫った今、彼女の心はカウティスとネイクーンへの愛情で満ち、凪いでいます。
今日の投稿で、今章最終となります(前話の返信間違えてすみません)。
どうかお楽しみ頂けますように…。
ありがとうございました!
魔力通じ (後編)への応援コメント
カウティスの想いやネイクーン王国の歴史を思うとエルノートの行動は至極当然、納得ではあるのですが……。
皇女様、もしかすると嫌な人物なのかもしれないのですが、どうにも嫌いになれないんですよね。おそらくは味方が居ないと思いこんでいて、内心不安なんだろうなと。全体を俯瞰している読者の立場ゆえかもしれません。
セイジェの乳母と違い、こちらの侍女は一波乱起こしそうな予感もしますし、なんとももどかしいですね。
作者からの返信
続けて読んで下さってありがとうございます。コメントも嬉しいです。
嫌われる登場人物だろうな…と思いながら書いていたフェリシアですが、気持ちを寄せて頂けてとても嬉しいです。
生国が上の立場であるため、なかなか上手く馴染めないフェリシア。
価値観をすり合わせていくことが出来れば良いのですが…。
エルノートとフェリシアの関係が今後どう影響してくるのか、それも含めてお楽しみ頂ければ嬉しいです。
ありがとうございました!
第二王子の誕生祭 (3)への応援コメント
んも〜。好きに魔力干渉できるようになったんですね。
カウティスとセルフィーネ、ラブラブなんだから♡
自分たちの意思で、キスできるようになって、良かったね。
そして、カウティス王子は求婚です♡
作者からの返信
続けて読んで下さってありがとうございます!
これまで頑張った二人のご褒美回でした。
魔力干渉を駆使して、甘々です!
書いて楽しかったです(笑)。
人間の王子と、国の水源を支える精霊。
決して“結婚”という形では結ばれることはありませんが、二人の気持ちは強く結びつきました。
これが今後セルフィーネの心を支え続けます。
コメントありがとうございました!
第二王子の誕生祭 (2)への応援コメント
へーい!!(・ω・`*)☆
エルノート……!!
へーい!!☆(*´・ω・)
よく言ったあああ!
ばんざーい!
そう、心、ひかれて。
メイマナ王女と、一緒に、いたい。
そうですよね。心を正直に告白しました。メイマナ王女も、怯えを乗り越えて、エルノートの胸に飛び込むことができました!
やったね!
んも〜、エルノート、手に口づけしすぎよ〜。王子さまよ〜。素敵だわ〜。
作者からの返信
続けて読んで下さってありがとうございます!
『へーい!!(・ω・`*)☆』
最初から吹いてしまいましたよ(笑)
前回の求婚では、自分の心を見つめきれていなかったエルノート。
二度目の求婚では正直な気持ちを告白出来ました。
そして、メイマナも、です。
王子様と言えば、手の甲に口付け!
私のイメージが多分に影響した模様です(笑)。
素敵と思って頂けて良かったです。
コメントありがとうございました!
園遊会 (前編)への応援コメント
「フェリシア皇女との失敗を、繰り返したいとは思わない。
しかし、愛情や慈しみというものは、そもそもこんな段階から湧くものなのだろうか。」
エルノート……。
傷ついて、愛すること、がわからなくて。
今まで辿ってきた道と、性格を思えば、無理もない。
メイマナ王女とどーんとラブストーリー展開をのぞみますっ!!(宣言)
作者からの返信
続けて読んで下さってありがとうございます。
この時点でのエルノートは、事件後の影響もあって随分心が固くなっています。
そもそも、真面目で自己抑制が当たり前の彼には、側に立つ女性に義務以上の情を求めることが出来ませんでした。
そんな彼が、この後…です!(笑)
コメントありがとうございました!
怖れへの応援コメント
セルフィーネは拗ねて、というより、手合わせが真剣で、血を流さないか心配したのですね。
そして、制止したのに声がとどかず……。怖かったですね、セルフィーネ。
カウティスを悶々と不安にさせてやったので、良しとしてやって。
ぽちゃん。
赤い木ノ実が、幼い日の赤い飴のように。
素敵な演出でした。
作者からの返信
続けて読んで下さってありがとうございます。
拗ねたように見えたセルフィーネでしたが、彼女なりに必死で、心配と焦りが限界を越えそうになったのでした。
悲しくて、怖かったのです。
カウティスは反省、反省です。
『素敵な演出』
ありがとうございます。
二人の思い出のワンシーンでした。
コメントありがとうございました!
帰還への応援コメント
初めまして。
読み合い目的ではないので、ここまでコメントなしでマイペースに読ませていただいたのですが、さきほど短編に星をいただいたので、初コメントです。
どうもありがとうございました!
こちらの作品、内容が面白そうなのと、レビューを読んで文章の勉強になるかと思い、読み始めました。
とても読みやすく、王子と精霊のキュンキュンするやり取りに今ではすっかりハマってます。
(*´ω`*)
今後もマイペースに読み進めるので、あまりお気になさらず。
コメントお好きなようでしたら、時々入れさせていただきます。
作者からの返信
陽咲乃様
はじめまして。
ああ!
お気遣いのコメントを入れて頂き、大変申し訳ありません!
私も読み合いはしておりません。
ただ、何度かお見かけするお名前がある時は、どんな作品を書かれてある方かな…とこっそり覗かせて頂くのですが、陽咲乃様のところで「親友を好きになったら告白するのか」などという、どうにも心惹かれるフレーズが目についたもので、読ませて頂いた次第です。
そして撃ち抜かれて☆を入れさせて頂きました。
可愛くて素敵でした…(うっとり)
続き読みたいです…。告白するところが見たい…。
えー、……改めまして。
読んで下さってありがとうございます。
王子と水の精霊のやり取りを楽しんで頂けて嬉しいです。
長い物語になりますので、お好きなペースでお楽しみ頂ければと思います。
これは!と思われるエピソードがありましたら、コメントはいつでも歓迎ですが、お気遣いなさらないで下さいね。
先が読みたいと思って読んで頂けるのが一番ですので!
コメントありがとうございました!
西部国境の奇跡 (後編)への応援コメント
こんにちは。
うああああ……。
水の精霊は、役目を終えて、この地から解き放たれるのを、百年以上、きっと、静かに待っていたことでしょう。
全てからの開放。
過去、心から切望していたものに違い有りません。
でも、カウティスを、人間の男一人を、置いていくことはできない。
たとえこれが、千載一遇の好機であり、これを逃せば、いつ開放されるかわからないといえども……。
セルフィーネ……!
作者からの返信
こんにちは!
続けて読んで下さってありがとうございます。
完全なる消滅以外の解放を得られるとは、思っていなかったセルフィーネ。
絶好の機会でしたが、カウティスを置いていけませんでした。
彼女の内では、カウティスが一番大事なものになってしまったのです。
コメントありがとうございました!
最後の一日 (3)への応援コメント
かなりシビアな展開になってきましたね。
いよいよネイクーンを離れるわけですが、この先、セルフィーネがどうなっていくか。
最終進化までの道のりはまだまだ険しそうです。
ハルミアンの懇願も分かるのですね。
彼はイスタークを心から信じていないかもしれない。
でもその可能性が高い方に賭けている。
次話からは新章でしょうか。この先も楽しみにしています。
作者からの返信
続けて読んで下さってありがとうございます。コメントも嬉しいです。
五感を手に入れても、進化には足りなかったようです。ネイクーン王国だけのものでいられるのも、残り僅かです。
結局のところ、希望なんて確実性のないものよりも、理論的で可能性の高いものを選ぶのは、研究者のハルミアンとしては当然のことかな、と思います。
ちょっとねちっこく書きすぎたきらいもありますが(笑)、今章は後一話となります。
続けてお楽しみ頂ければ幸いです。
ありがとうございました!
最後の一日 (2)への応援コメント
はぁー…もうこの数話、毎回ずっとぐじぐじ泣きながら読んでいます。取り立てて悲しくて切ない描写があるわけじゃないのに、と思っていたんですけど…違いますね。むしろそういった描写が極力抑えられているから尚更、凄く悲しいんです。狙っての演出だとしたら、まんまとやられています。
二人が過ごす城下町の様子なんかは正しくその際たるものです。幸まる様がもっとも得意とする、選び向かれた言葉を尽くした文章で端的に綴られているのですが、それが不思議と今回特に活気や賑やかさを伴っているので、かえってやっぱり物悲しくなってしまうんです。
今回の展開は、この物語をずっと読み進めてきた人なら誰もがよぎる、あのエスクトでの仮デートを思い出さないわけにはいかないのですが、同じ様な場面に実体を伴ったセルフィーネがいるという事実…ここに至るまでの長い紆余曲折を考えると、やはり胸を熱くせざるを得ませんね。
お酒を飲むくだりでは「やっぱり無理か…」と思ったのも束の間、まさかここでセルフィーネが味覚を得るとは思いませんでした。実は…彼女が味覚を得る時には、きっとカウティスとのキスが何かしら関わってくるんじゃないかと思っていたんです。精霊でもある彼女が怯む事なく口に当てられるものと言えば、現状カウティスの唇しかないわけですからね。ここは渾身のしたり顔でした、私(笑)
そして…ここで、昨日のコメントに含まれていた答えが出ました。セルフィーネは、自らの役割と斬り離されてまで実体を得たいわけじゃない…それは勿論、結果として実体を得られるなら良いのでしょうけど、精霊として、大好きな民たちの生きるネイクーンを見守っていく事。やはりこれを何よりも大切に思っているんですね。
生きる希望を与えていたつもりが、民衆の力強さを目にして、逆に希望を見出す…なんて清々しくて突き抜けた気付きなんでしょう。前半、三国共有に思いを寄せた民衆が精霊像を花で埋め尽くす場面でも結構泣いたのに、もうこの場面で完全に涙腺崩壊でした。
ちょっと話の本筋からは外れるのですが…この「人間が主人公では到底分かり得ない感覚を、人間を通して理解する場面の感動」というのは、異種族を題材にしたお話でなければ味わえないもので、本当に胸を強く打たれるんですよね。
そしてこの感覚を素直に表すのって、幸まる様が人外でもない限り、きっと凄く難しいはずなんです。そこを本当に巧みに表していただいたお陰で、こうしてじゃばじゃば泣けるわけで…幸まる様の表現力にただただ平服しながらも、それ以上に感謝が絶えません。素敵なお話をありがとうございます。
王城に戻ろうとカウティスを促すセルフィーネに、「やっぱりこういう時でもちょっと大人なのはいつだって女性だよなぁ…」と、微笑ましかったのは今回ここだけでした。後はもう、行く末の不安と感動の余韻で情緒ぐちゃぐちゃでしたね(笑)
明日の更新を心待ちにしつつ…聞こえてきた終焉の足音に、まだまだずっと読んでいたい気持ちもいっぱいで、凄く凄く、複雑です。
作者からの返信
続けて読んで下さってありがとうございます。コメントも嬉しいです。
毎話読み込んでのコメント、本当にありがとうございます。もうこのまま解説書として出したい気分でございます(涙)。
今回の城下での様子は、エスクトでのデートは勿論、アナリナの告白とも比較して書きました。
カウティスの心が、より強くセルフィーネにだけ向かっている様子が書きたかったので。
おおう!さすが待居様。
味覚を手に入れる瞬間は口付けで!と決めていた、私の甘々狙いに気付いていましたね(笑)。
ここは外せない場面でした!
幸まるが人外でない限り…。人外であったら…と妄想ばっかりしていることが、こんなところで役立とうとは思いませんでした(笑)。
自分ではままならないと感じる表現も多いのですが、色々と感じて頂けてとても嬉しいです!
セルフィーネはネイクーンの水の精霊であることに幸福感を見出し、思いをより強くしました。
イスタークの見解に従うはずがありませんよね。
今章、残り一話となります。
二人の一日を、続けてお見守り頂ければ嬉しいです。
ありがとうございました!
追記/すみません! 今章、残り二話でした!
最新話投稿後に返信を書いたので、間違えてしまいました(汗)。
誕生日への応援コメント
セルフィーネさん、もうここまで来ると僕の中では
準天然キャラになりつつあります(笑
奥深い考えのもとカウティスの名前を呼んでいなかったのかと思ってました(爆笑
もうもう可愛いすぎます!
それにしてもカウティスはまだお母さんに抱きつきたいお年頃ですよね〜。
なのに凄く頑張っていますね!良い男です!
作者からの返信
続けて読んで下さってありがとうございます。コメントも嬉しいです。
人間と感覚がちょっとズレているので、確かに天然キャラかもしれませんね!
青年期に入っても、時々こんな感じのことがあります(笑)。
可愛いと思って頂けて嬉しいです!
まだ8歳のカウティス。まだまだ子供です。
しかしこの少年時代も、残すところ数話です。続けてお楽しみ頂ければ幸いです。
ありがとうございました!
魔法への応援コメント
クイードさんの抱える何かが、段々と露になってきている感じと
魔法の絡みが気になって仕方ないです!
クイード自身は国のことを想っているのは「確か」なのかなと
思って読み進めていましたが...どうも冒頭のセルフィーネとの会話と、最後の王様との会話で「あれ?」と想い始めました...。もうめちゃくちゃ面白いです!!
作者からの返信
続けて読んで下さってありがとうございます。
クイードは、ネイクーンという国を確かに大切に思っていますし、それだけの貢献をしてきました。
今回の行いの罰も受け入れるつもりだったのですが、セルフィーネの判断によって見逃されてしまいました。
これがどう影響するのか…、です。
面白いと思って頂けて、とても嬉しいです!
コメントもありがとうございました!
収穫祭 (3)への応援コメント
カウティス君、がんばりました!
でもセルフィーネ大丈夫なのかしら...と心配をしてしまいました。
(クイード先生...なにをしたのだああああ!)
しかし、本当にどの回もワクワクが止まらないです!
魔術と魔法この違いにも段々と焦点があたってきて...もうもうソワソワしちゃいます!
作者からの返信
続けて読んで下さってありがとうございます。
カウティス、頑張りました!
…しかし、読み返すともう少し上手く書けなかったかと、ひっくり返りそうになりました(泣)。
乱闘などの場面は、映像からの知識と想像によるもので、なかなか上手く表現出来ません…。
ぬぬ、kone様の爪の垢を煎じて飲まねばなりませんわ…。
ともあれ、ワクワクソワソワして頂けて嬉しいです!
コメントもありがとうございました!
水の精霊のいない国 (後編)への応援コメント
個人的には「ソードマスター」よりも「黒髪の第二王子」の方が格好良い称号に思えてしまいますね。やはり、住む世界が違えば価値観も異なるのでしょうか。
しかし、時が経ったことで一気に雰囲気が変わりましたね。
とても興味が惹かれます。
作者からの返信
続けて読んで下さってありがとうございます。コメントも嬉しいです。
『ソードマスター』
何と直接的な称号でしょうか。
…今になって、他にもっと何かなかったか?と自分でも思います(笑)。
黒髪は、ネイクーン王国では長年敵国扱いであったザクバラ国特有のもので、ネイクーンで『黒髪の』とつけられるのは嫌悪的意味合いを持ってしまうのです。
大人になったカウティス。
異種族間恋愛が主軸の物語ですので、それに関してはようやくスタートラインに立ったというところでしょうか。
続けてお楽しみ頂ければ幸いです。
ありがとうございました!
最後の一日 (1)への応援コメント
先ずは…セルフィーネとカウティスには短いはずの最後の一日が数話に渡って描かれる事に、本当に安堵しています。お陰で、契約を迎えるまでの二人、それを取り巻く皆の様子を逃がさず焼き付けられそうです。
そして、ここにきてセルフィーネが明らかに一段階を越えた実体化を見せ始めましたね。メイマナ王女に服をかけられるだけじゃなく、手袋までつけられるだなんて…突然過ぎてちょっと私がおどおどしました(笑)
食事という行為にも興味がありますし、内面の変化に伴って変化が起こっているのでしょうか…だとするなら、これはギリギリのタイミングで逆転があるかもしれないな…と思いつつ、幸まる様ならそうはすんなりいかせないのも分かっているんですけどね。
ハルミアンとイスターク…過去に拘らず、直接ではないにせよ会話をかわす二人の関係は、新たな形を互いが模索している様にも思えて、ちょっとほころびますね。…まぁ…正直、ここまできたらちゃんと話してあげたら?とイスタークに詰め寄りたい気持ちもありますけど(笑)
エルノートの話でもイスタークの発言でも、やはりセルフィーネは神殿にいる事が進化への近道の様で…言われてみれば確かに、神聖力を抜きにして考えても、精霊としての役割がなくなる事は、彼女を縛る枷がなくなる事ですし…非常に重要に思えます。
今日はタイトルで既に涙腺が刺激されている始末ですが(笑)、もうここまできてしまいましたからね…更新を待ちます。はい。
作者からの返信
続けて読んで下さってありがとうございます。コメントも嬉しいです。
タイトル通り、二人で過ごす最後の長い一日になります。
手袋で驚かせてすみません(笑)。
誰もが気付かない内に、セルフィーネの望みに反応して、半実体はより変化しているようです。
聖職者による進化への見解は、確かに神の創る進化への流れに合うものかもしれませんが、今のセルフィーネに通じるでしょうか。
彼女はネイクーンの水の精霊であることをどう感じているのか…。
ここから先は次話のことになるのでゴニョゴニョにしておきますね(笑)
イスタークとハルミアン。
聖堂のことがあるので、完全に拒絶出来ないイスターク。
しかし、再びハルミアンと友人関係を築くことを、イスタークの方は想像していません。まだ一方通行です。
頑張れハルミアン!です。
引き続き、二人の一日をお楽しみ頂ければ嬉しいです。
ありがとうございました!
契約魔法への応援コメント
薄氷色の瞳、銀色に近い金色と、ずっと寒色系のイメージだったのに。
実は彼は、火を欲していたのですね。
お気に入りキャラの離脱は残念ですが、試したかったことを試せたという点では幸せだったのかもしれませんね。とても素晴らしい、印象深い人物でした。
しかし、カウティスは主人公なので安心だとしても、エルドが心配ですね。
展開がまるで読めず、ワクワク致します。今後も楽しみに拝読させて頂きます。
作者からの返信
続けて読んで下さってありがとうございます。コメントも嬉しいです。
寒々しい見た目のクイードですが、内に秘めていたのは魔法への熱望でした。
信念を貫いた人生ではあったでしょうか。
お気に入りと言って頂けて嬉しいです。
果たして二人は無事助けられたでしょうか。
ワクワクをキープして頂けるよう、展開していけたら嬉しいです。
ありがとうございました!
収穫祭 (3)への応援コメント
そういうことだったのですね。
魔法と魔術に関する講義、とても印象深かったので記憶に残っております。
セルフィーネの反応を見る限り、やはりあの時のカウティスの返答が正しかったのだと思えますね。
とはいえ、やはり私は好きですね。クイードさん。
これからも楽しみに拝読させて頂きます。
作者からの返信
続けて読んで下さってありがとうございます。コメントも嬉しいです。
魔術講義が印象深かったとのこと、とても嬉しいです。
魔術素質のないカウティスには、どちらも縁のないものですが、クイードには今回の事に至った理由があるようです。
これが今後にどう影響するのか…。
引き続きお楽しみ頂ければ幸いです。
ありがとうございました!
収穫祭 (1)への応援コメント
最後の会話、全体を客観的に見ている我々からすると「そんなことがあるわけがない」と思うのですが、実際にこの世界に暮らす人々からすると不安を感じてしまうのでしょうね。庶民の何気ない世間話も、立場が変わると受けるイメージも異なりますね。
とはいえ、路上に並べられた机と椅子で食事をすると美味しさが増すと思いますので、とても良い経験をしましたね。羨ましいです。
作者からの返信
続けて読んで下さってありがとうございます。コメントも嬉しいです。
ザクバラ国との事情から、カウティスには様々な偏見が向けられています。
民の何気ない会話も、まだ子供のカウティスにはなかなか辛い内容でしょうか。
民に紛れての祭りは、大いに刺激に鳴ったことでしょう。楽しそうです!
続けてお楽しみ頂ければ幸いです。
ありがとうございました!
触れ合う時への応援コメント
幼少のカウティスを知っているとは言え、セルフィーネも知らない話はあるわけで…好きな相手の話を聞きたくなるのは凄く当たり前の話ですが、これがいよいよ契約目前と考えると、このやり取りでさえもやっぱり切ないんですよね…。
もうすぐ状況が一変してしまう中、慈しみ合う二人の会話が、普段に輪をかけて殊更丁寧に書かれている様に感じました。例え素肌で触れ合える時間が短くても、既に二人には関係ないほど強い絆が生まれているんだな…と、特別な描写や一文がなくても素直に呑み込めた次第です。
少し前からずっと物悲しい空気が漂う中、これだけが…と言ってしまうと少し強過ぎるかもしれませんが、この想い合う心だけが、唯一今に光を感じさせてくれます。
一方のメイマナとエルノートはどうやら無事に結ばれた様ですが、二人を思うエルノートの気持ちが一方では優しく、それだけに怒りに満ちている事が判明して、個人的には結構嬉しいです。
この世界では絶対的な存在に近い竜人の横暴がまかり通らざるを得ない事も分かってはいるんですが、…どうにも納得いかないんですよ、彼ら自身の、自分達以外の存在を下に置くやり口が。だから今回、エルノートが静かに怒ってくれたのは胸がすく思いでした。
…反面、…これがずっと読み続けるという事なんでしょうけど…リィドウォルの抱えた事情を既に知ってしまって、彼を完全に敵視出来なくなってしまった私としては、非常に身勝手なものですが、ザクバラにはどうか穏便にと願ってしまいます。
そして…遂にこの日を迎えるんですね…一緒に城下を歩きたいだなんて、カウティスにしたらあまりに普通で、セルフィーネにとっては凄く特別な願いに、今日も泣かされました。
最後のその時まで二人には幸せであって欲しいです。今はそれしか願えません。
作者からの返信
続けて読んで下さってありがとうございます。コメントも嬉しいです。
契約更新を間近に控えたセルフィーネ。出来る限り、己の気持ちに前向きに行動しています。
改めて読み直すと、この章終わりまでの数話はちょっと濃く書きすぎたかな…とは思いますが、二人の重要な二日であったので良しとするところです。
エルノートとメイマナは、ハルタの努力の甲斐もあり(笑)、無事結ばれました。
閨での二人の会話は、共にこれからを見据えたものですが、この時点で、三国の内ザクバラ国だけが既に別枠の扱いです。
リィドウォルに気持ちを寄せて頂いている待居様には大変有り難い思いですが、心痛める先にならないよう願うばかりです。
とうとう年末日を迎えます。
二人がどう過ごすのか、引き続きお見守り頂ければ幸いです。
ありがとうございました!
触れ合う時への応援コメント
そうか……。試してみたけど、精神感応がとけてしまうのか……。致し方なし。
そしてメイマナ。エルノート。おめでとう!!♫( /^ω^)/♪ヘーイ♪ \(^ω^\ )♫
侍女ハルタ!グッジョブ!
メイマナは、とっても美男子のエルノートに、すごく優しく扱ってもらったに違いありません。
愛をこめて……。
作者からの返信
続けて読んで下さってありがとうございます。
まだ半実体のセルフィーネ。
本当に重なり合うことは出来ないようです。
対して、エルノートとメイマナは、深く重なることが出来ました。
メイマナは初めての上、エルノートにとっても相愛の相手は初めてですから、きっととても甘く優しい時間だったでしょう。
愛しかありません。
そして、ハルタは別室でガッツポーズです!(笑)
コメントありがとうございました!