遂に…遂に明らかになりましたね、リィドウォルの過去。そして想像以上に、悲しくて辛い話でした。久しぶりに涙が止まらないです。
勿論、分かるんです。竜人の血は事実上、国の至宝ですから、外部に流出してはいけないのも。
ですが、国と国の架け橋になろうとする姫に平然と毒を飲ませようとする事自体、既にザクバラが詛に侵されている証にさえ思えてきます。
そしてリィドウォル…長い間、不穏叔父呼ばわりしてしまって本当に申し訳ない…。
国と妹、忠義と愛情に挟まれた末の魔眼の行使、さぞ辛く苦しかったに違いありません。マレリィの記憶にある歪んだ顔こそが、リィドウォルの本当の顔なんでしょうね…。
幸まる様…物語のどこでも構いません。どうか、リィドウォルにも報われる日を与えてあげて下さい。
どれだけザクバラに良い様に扱われても、過去に妹を守り、今は国の詛を解こうと常に必死な彼を、安易に敵役として見る事が出来なくなってしまいました。
これで彼の生涯が徒労に終わってしまったら、遣りきれないんです…。
作者からの返信
続けて読んで下さってありがとうございます。コメントも、とても嬉しいです。
ようやく、リィドウォルの偽り無き過去を公開できました。
そして彼のことを色々と慮って下さって、とても感謝しています。
仰る通り、リィドウォルは色々な板挟みで苦しい立場にありました。
しかしながら、ネイクーン側からすれば、彼が理不尽な事を数々行っている事も確かで。
今後も彼が登場すれば落ち着かないかもしれません。
『既にザクバラが詛に侵されている証』
ハルミアンの登場で、少しずつ明かされていますが、ザクバラ国は大変な状況です。
果たしてリィドウォルの働きで、何か変わっていくのか。彼の思いが報われる日が来るのか、引き続きお見守り頂けると幸いです。
リォドウォル……。妹を毒から守り、本当はしたくはなかった記憶操作をし……。
それが、両国の架け橋になると信じて。
そんなリォドウォルを理解し寄り添い、支えてくれる人は、彼のそばにはいるのだろうか……。
作者からの返信
続けてたくさん読んで下さってありがとうございます。
コメントも嬉しいです。
リィドウォルの過去の一部がようやく明かされました。
彼の困難な道はここからずっと続いています。
彼の理解者はいるのでしょうか。
ザクバラ国の内情が本格的に表に出てくるのは、もう少し後になります。
続けてお楽しみ頂ければ幸いです。
ありがとうございました!