応援コメント

見えなくても」への応援コメント

  • エピソードによっては出て来なくとも、今まで常にいたセルフィーネの存在が、これほどまでに希薄に表されてしまうなんて…前話やタイトルから、ある程度覚悟していたつもりでしたが、これは物凄い喪失感です。

    半月を経て、イスタークが目を見張るほど精悍になったカウティス。思っていた以上に前向きに職務にあたっていたのでちょっと安堵したのですが、べリウム川の水面で彼女の名を呼ぶ場面は…流石にこみ上げました。
    このエピソードで契約の瞬間が明らかにされましたが、最愛の存在が目の前で見えなくなってしまったら、どれほど互いの間に信頼や愛情があったとしても、心に深い傷を負ってしまいかねません。それでもカウティスが気丈に振る舞えているのは、セルフィーネとの「消えない」というたったひとつの約束があるからこそ…そして、それを真実だと物語る様に、身を包む魔力の存在だけが、今は唯一、彼を支えている様に思えます。

    このエピソードは、言ってしまえば新たな物語のプロローグですよね。何がどう変わっていくのか、次話からがいよいよだと思っています。既に充分苛酷な展開です、どうかお手柔らかに願いたいです。

    作者からの返信

    続けて読んで下さってありがとうございます。コメントも嬉しいです。

    年末部分では出さなかった二人の別れの場面でしたが、セルフィーネは勿論、カウティスにとっても相当な苦しみであったろうと思います。

    救いは、儚くとも残されている自身を覆う魔力ですが、それすらもマルクに頼らなければ確認できず、自分では僅かにも感じることは出来ません。
    ですので、カウティスはただ“二人の約束”だけを頼りに自身を支えなければならない状況です。

    仰る通り、今話はプロローグ的なものになります。
    三国共有が開始され、表面上は大きく変わらなくとも、次話より様々なところで動き始めます。
    勿論、過酷なだけではありませんよ。
    私の求めているのは、甘々な主人公達ですから!(笑)。

    続けてお楽しみ頂ければ幸いです。
    ありがとうございました!