冷ややかな視線を向けられた後、会う事も会話もままならない…カウティスの悶々とした気持ち、痛いほど良く分かります。何を隠そう、一旦お預けを食らっている私も同じ気持ちですから(笑)
ちょっと話から逸れるのですが…私は一度拒絶されてしまうと、「次も同じ顔をされたら…」と、打開にどうしても二の足を踏んでしまいます。カウティスが私ほど臆病でない事を心から祈ります。いやもう本当に。
そしてここでリィドウォルの登場でしたが…駄目なんですよね…彼の存在自体が涙腺に来るんです。
ネイクーンではれっきとした悪者の立ち回りなのに、実は詛から母国を解き放とうとする忠臣…だなんて、前半嫌っていた分、事情が分かってからは全く憎みきれないんですよ。
今回も、瀬戸際にある国王に話しかけるその様に、やっぱり涙をこぼさずにはいられませんでした。宿願を独りで背負い、祖国の為には手段をも厭わない姿勢があまりにも気高くて悲しいんです。
セルフィーネがこの先どうなるのかも勿論分からないのですが、ザクバラにも何かしらの福音が与えられる事を願わずにはいられません。
作者からの返信
続けて読んで下さってありがとうございます。コメントも嬉しいです。
お預け食らわせて申し訳ありません(笑)。
帰国したリィドウォルは、成すべき事に向かって、本格的に動き出しました。
彼に心寄せて下さり、有り難い限りです。
果たして、ザクバラ国にとっての福音がどういうものになるか、先を見守って頂けたらと思います。
『一度拒絶されてしまうと…』
分かります。カウティスも、身動き取れていません。
しかし、打開に向けて動くのは、カウティス自身でなければなりません。セルフィーネの心を守れるのはカウティスだけですから。
カウティスはきっかけを掴めるか。
次話もお楽しみ頂ければ幸いです。
ありがとうございました!
マルク、観察眼はさすがですね。
どす黒い思いに染まっていくカウティスがリィドウォルとそっくりですか。
そしてザクバラ政変で、そのリィドウォルが宰相に就いたと。
こちらはこちらで完全に憑りつかれた状態なので、もはやどうしようもないですね。
メイマナがいることでネイクーンの味方はいますが、ザクバラと竜人という強敵を相手に、危ない綱渡りになりそうです。
作者からの返信
続けて読んで下さってありがとうございます。コメントも嬉しいです。
リィドウォルの目に似て…。言われたカウティスは衝撃です。
リィドウォルがザクバラ国に戻り、あちらも本格的に動き出しました。
フルデルデ王国はネイクーン寄りてすが、まだまだ落ち着きませんね。
引き続きお楽しみ頂ければ幸いです。
ありがとうございました!
「カウティス王子、今の王子の目は、リィドウォル卿によく似ています」
───あっ! 竜人の血。詛。カウティスの明るい性格から、カウティスは平気だと思っていたけど、カウティスも間違いなく、血を受け継いでる。
最近、セルフィーネを害する竜人に、異様に憎しみをたぎらせていたのは、そう考えると、危ない兆候なのかもしれない!
そして、リィドウォル、血の契約をさせられていたのか……。王族に連なる血の者なのに……。可哀想に……。
政変は、成功した。
これが、この後、どのようにザクバラ国を変えていくか……。
作者からの返信
続けて読んで下さってありがとうございます。
『危ない兆候なのかもしれない!』
気付いて下さって、とても嬉しいです。
自力で抑えられないほどの負の感情。
これは本当にただの怒りからくるものなのか…?
この先もご注目頂ければ嬉しいです。
ザクバラ国の政変。
水の精霊の三国共有を控え、リィドウォルが本格的に動き始めました。
ザクバラ国は変われるでしょうか。
コメントありがとうございました!