遂に始まったセルフィーネの旅路…頼る事が出来る相手もなく、たまに精霊達と過ごしながら独り孤独に続くとばかり思っていましたが、嬉しい誤算でした。
先ずはアナリナに言及しないわけにはいきません。離れても彼女の身を案じ続けた頼もしい友人が、こうしてフルデルデでも暖かくセルフィーネを迎えてくれた事…なにより、いきなりダイレクトにセルフィーネを降ろしてしまうあたり、久々の本格的な登場でもアナリナらしさが出ていて、本当に嬉しくなりました。
そんな頼もしい彼女によって引き合わされたのが、フルデルデのあの女王だというのがもう…心強すぎて、読みながらずっとニヤニヤしていました。ただ…アナリナの身体にはもう少し優しくしてあげて下さい。あんなに頬をいじり倒したら腫れますよ(笑)
そしてここで更に嬉しい誤算!国内の水源を確認後、神殿で魔力を回復さえすれば、期限に拘らずネイクーンに戻っても良い…このエルノートとメイマナの提案によって、二国の行き来は殆ど自由化された様なものです。良かったなぁ…とつくづくホッとしました。
勿論、エルノートがこの提案を進めたのはカウティスとセルフィーネ二人の為なのでしょうが、同時にザクバラの思うようにはさせまいとする彼なりの矜持もまた見え隠れしていて、いよいよ王太子然としてきた事が堪りません。
こうして様々な人達から支えて貰い、セルフィーネも自らの想いを口に出来ました。ただでさえ嘘のつけない精霊が本音を圧し殺す事は、きっと想像以上に辛かったはずです。それを口に出来ただけでも、今の彼女にとっては大きな救いだったはずです。
このエピソードは、セルフィーネがいかに想われているかを充分なまでに示してくれました。お陰で心配は半分ぐらいには減ったのですが…問題はザクバラなんですよねー…まだまだ油断出来ませんね。
あ…今回、一ヶ所だけ不覚にも大爆笑したくだりがありました。
「王配が、何故か僅かに口を歪ませた」
いやいやお父さん!!娘、好き過ぎですって!!(笑)
作者からの返信
続けて読んで下さってありがとうございます。コメントも嬉しいです。
初めてネイクーンを出ることになったセルフィーネ。
心細い彼女を迎えたのは、日付け変更を待ち構えていたアナリナとフルデルデ女王達でした。
セルフィーネは望みを口にして、アナリナの側でようやく一息つけました。
これでフルデルデ王国に滞在中の憂いは少なくなりますね。
アナリナのことを気に入っている女王。パワフルな大家族の母ですから、すぐにグリグリ撫で回してしまいます(笑)。
エルノートとメイマナの“出来ること”は既に始まっていました。
『いよいよ王太子然としてきた』
そう感じて頂けて嬉しいです!
トラウマによる心身不安定が改善され、より精力的に動き出すエルノート。即位はすぐそこです。
王になる彼の活躍にもご注目頂ければ嬉しいです。
『あ…今回、一ヶ所だけ』
誤字脱字か!?と思いましたが、王配に爆笑して頂けましたか(笑)。
もうね、メイマナが好きすぎなんですよ、このお父さん!エルノートが完璧な夫なので、文句言えなくて悔しいのです(笑)。ぐぬぬ。
続けてお楽しみ頂ければ幸いです。
ありがとうございました!
アナリナ、ありがとう。
メイマナ、エルノート、フルデルデ王国女王陛下、ありがとう。( ;∀;)
作者からの返信
続けて読んで下さってありがとうございます。
やはり頼りになるのはアナリナです!
今度はフルデルデ王族達と共に、セルフィーネを支えます。
エルノートとメイマナの“出来ること”はこれでした!
コメントありがとうございました!