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2023年10月6日 05:40 編集済
なんだかまだ柔らかい空気でゆる甘エピソードが進んでいて、ちょっと安心しながら読めました。血の契約のインパクトが凄まじかったので、ちょっとありがたかったです。冒頭からカウティスにタメ口かますハルミアンですが、彼の性格を察するに、きっと勝手にではなく、「友達なんだから良いでしょ」等とニコニコと宣言してからだったんだろうなぁ…と思うと、頭を抱えるラードの姿が即座に目に浮かびます。ハルミアンと親しくなって以来、ラードも楽しい反面、気苦労が絶えませんね。香りにまつわる話にも前のめりに興味津々…その根底に進化の足掛かりを感じているとは言っていましたが、ハルミアンの事です、純粋に知りたいという知識欲からくるものに違いないですね。幸まる様のご厚意で既に顔も判明した今、より愛くるしい彼の挙動が、一層色を伴っている様に感じられて凄く嬉しいです。自らの欲求が増長していく事に、ちょっと戸惑いを覚えている様子のセルフィーネ。そもそも精霊自体、こうしたい、ああしたいという欲求を持つ存在なのかと考えてみれば、極めて異質な存在であるセルフィーネ以外に前例なんてあるはずもなく…それだけに、彼女の戸惑いも頷けます。ですが、触れて欲しかったり、離れたくなかったり…こうした思いは、欲というよりは恋愛感情そのものなんですよね。実体化を模索する一連のエピソードのあたり、セルフィーネの発言に、カウティス個人というよりは、ネイクーンの人間全てに思いが注がれている様に感じられた描写がありました。「これだけカウティスが想っているのに、流石に精霊はどこまでも俯瞰なんだな」と圧倒された反面、「もっとカウティスに愛情を向けても良いのにな」と、ちょっとだけ寂しさを覚えたのを記憶しています。共に過ごす時間が短く事、触れられなくなった事…今までと激変した環境にもかかわらず、以前と全く変わらず想いを示すカウティスを前に、セルフィーネの彼を思う気持ちが、遂にもう一段階深いところに到達した様に思えます。いつだって恋愛を育てるのは苦難ですね、本当に…しんみりしちゃいます。以上から推察する限り、セルフィーネが香りをまとったのは、どうやらカウティスに対する愛情が深まった心の変化がもたらしたものの様な気がしてきました(昨日のコメントとは真逆ですけれど笑)。もしそうだとしたら、香りを唯一感じ取れるカウティスとの間には、文字通り、見えなくても感じられる絆が生まれたという意味でもあります。そして…上手く言えないのですが、この香りが実体化への足掛かりになる気がしなくもありません。あれ?今書いていて思いました…これじゃハルミアンと変わらないですね、私(笑)
作者からの返信
続けて読んで下さってありがとうございます。コメントも嬉しいです。『血の契約のインパクトが…』あはは…、ザクバラ国はホラーなので(?)、またこんなこともあろうかと思われます。先に謝っておきます、すみません(笑)。ハルミアンのタメ口。勿論、そこまででラードに後頭を叩かれていることは間違いありません。なかなかいいコンビ(笑)。セルフィーネがどんなに変わっても、精霊である根の部分は変わりません。愛情はカウティスにだけでなく、ネイクーンへも向けられます。しかし、個人的な“欲”という感情はカウティスにほとんど向けられているのかな、と思います。ハルミアンの知識欲は最後にセルフィーネを困らせていましたが、それにより、カウティスにしか香りが感じられないことが分かりました。香りの考察を色々として頂き、嬉しいです。気持ちが高まった時に濃くなるということは、カウティスへの想いで反応していることは違いないですよね。この香り云々も頭の片隅に置いておいて、続けてお楽しみ頂ければ嬉しいです。ありがとうございました!
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なんだかまだ柔らかい空気でゆる甘エピソードが進んでいて、ちょっと安心しながら読めました。血の契約のインパクトが凄まじかったので、ちょっとありがたかったです。
冒頭からカウティスにタメ口かますハルミアンですが、彼の性格を察するに、きっと勝手にではなく、「友達なんだから良いでしょ」等とニコニコと宣言してからだったんだろうなぁ…と思うと、頭を抱えるラードの姿が即座に目に浮かびます。ハルミアンと親しくなって以来、ラードも楽しい反面、気苦労が絶えませんね。
香りにまつわる話にも前のめりに興味津々…その根底に進化の足掛かりを感じているとは言っていましたが、ハルミアンの事です、純粋に知りたいという知識欲からくるものに違いないですね。幸まる様のご厚意で既に顔も判明した今、より愛くるしい彼の挙動が、一層色を伴っている様に感じられて凄く嬉しいです。
自らの欲求が増長していく事に、ちょっと戸惑いを覚えている様子のセルフィーネ。そもそも精霊自体、こうしたい、ああしたいという欲求を持つ存在なのかと考えてみれば、極めて異質な存在であるセルフィーネ以外に前例なんてあるはずもなく…それだけに、彼女の戸惑いも頷けます。ですが、触れて欲しかったり、離れたくなかったり…こうした思いは、欲というよりは恋愛感情そのものなんですよね。
実体化を模索する一連のエピソードのあたり、セルフィーネの発言に、カウティス個人というよりは、ネイクーンの人間全てに思いが注がれている様に感じられた描写がありました。「これだけカウティスが想っているのに、流石に精霊はどこまでも俯瞰なんだな」と圧倒された反面、「もっとカウティスに愛情を向けても良いのにな」と、ちょっとだけ寂しさを覚えたのを記憶しています。
共に過ごす時間が短く事、触れられなくなった事…今までと激変した環境にもかかわらず、以前と全く変わらず想いを示すカウティスを前に、セルフィーネの彼を思う気持ちが、遂にもう一段階深いところに到達した様に思えます。いつだって恋愛を育てるのは苦難ですね、本当に…しんみりしちゃいます。
以上から推察する限り、セルフィーネが香りをまとったのは、どうやらカウティスに対する愛情が深まった心の変化がもたらしたものの様な気がしてきました(昨日のコメントとは真逆ですけれど笑)。
もしそうだとしたら、香りを唯一感じ取れるカウティスとの間には、文字通り、見えなくても感じられる絆が生まれたという意味でもあります。そして…上手く言えないのですが、この香りが実体化への足掛かりになる気がしなくもありません。
あれ?今書いていて思いました…これじゃハルミアンと変わらないですね、私(笑)
作者からの返信
続けて読んで下さってありがとうございます。コメントも嬉しいです。
『血の契約のインパクトが…』
あはは…、ザクバラ国はホラーなので(?)、またこんなこともあろうかと思われます。先に謝っておきます、すみません(笑)。
ハルミアンのタメ口。
勿論、そこまででラードに後頭を叩かれていることは間違いありません。なかなかいいコンビ(笑)。
セルフィーネがどんなに変わっても、精霊である根の部分は変わりません。愛情はカウティスにだけでなく、ネイクーンへも向けられます。
しかし、個人的な“欲”という感情はカウティスにほとんど向けられているのかな、と思います。
ハルミアンの知識欲は最後にセルフィーネを困らせていましたが、それにより、カウティスにしか香りが感じられないことが分かりました。
香りの考察を色々として頂き、嬉しいです。
気持ちが高まった時に濃くなるということは、カウティスへの想いで反応していることは違いないですよね。
この香り云々も頭の片隅に置いておいて、続けてお楽しみ頂ければ嬉しいです。
ありがとうございました!