第11話 継嗣の儀〜生き神様からのまさかの提案

「あかり。本当に体は大丈夫なのか?」


「ええ。心配かけちゃってごめんなさい。もう大丈夫よ?だから、その…。////真人と真人の真人も遠慮しないでね?」


「あかりっ…!」


浴場でのやり取りを彷彿とさせるあかりの言葉に、瞬間、俺もJrもギュンッとゲンキンな反応をしてしまった。


ガバッ!

「好きだぁっ!あかりぃっ…!!」

「キャッ!!」


堪らず寝床の上に押し倒すと、あかりは悲鳴を上げた。


チュッ。チュッ。

「んっ。あんっ。」


彼女の花のような香りに包まれる中、柔らかい頬や、首筋に口付けると、あかりはその度に甘ったるい声を上げ、笑いながら俺の耳元に囁いた。


「ふふっ。もう、真人、擽ったいわ。まだ着物も脱いでないのに…。」


「ご、ごめん。俺もJrもきかん坊で…。」


「ちょっと待ってね?」


気が急き過ぎてしまったかと力を緩めた隙に、あかりが身を起こし、着物の帯を解こうとした時…。


「あっ。あかり、俺が着物脱がしちゃまずい…かなっ?」


俺は実は以前から心に抱いていた願望を口に出してしまった。


「えっ。真人が?」


長いまつ毛をパチパチさせて驚くあかりに引かれないかとビクビクしながら頷き、自分の欲望をぶちまけてしまった。


「あ、ああ。最初の儀式であかりが脱がしたいとかないか希望を聞いてくれた時は、着物の構造分かんねーし、初めてでとちったらまずいと思っていいって言ったんだけどさ。後から考えたら、自分の手で脱がしてあかりの綺麗な体を露わにさせてみたいかもって思ってちゃって。も、もちろん、あかりが嫌なら諦めるけどっ。」


「真人……。////」


彼女の方をチラッと見ると、頬を赤らめて俯き…。


「私の事、脱がしたいのね。い、いいわよ…?」


「ホント?↑」


スケベ心満載の頼みを小さな声で了承してくれた彼女に、俺はテンションが上がってしまった。


「ええ。着物の脱ぎ方教えてあげるわね?どうせだから、真人のも、私が脱がせていいかしら?」


「え。お、おう。いいよ…?」


あかりを脱がせるのはもちろんだが、あかりに脱がせてもらうのもご褒美でしかないと思った俺は一もなくニもなく頷いた。


「じゃあ、どうせなら、趣向を凝らして脱がせていかない?とかどう??」


「うんうん。もちろんオッケーって、うんっ?」


My生き神様??今なんと…??


調子に乗って彼女の提案を快諾してしまった俺だが、彼女の口から理解できない単語が飛び出し、目が点になった。


「だから、野球拳よ。真人知らない?じゃんけんをで負けた方が1枚ずつ服を脱いでいくの。全裸になった方が負けなのよ?」


「あの、あかりさん?いや、まぁ、俺も知っていますけどね……?そんな酒の席で脳が半壊しているような状況でやるようなアダルトな遊びを一体どこで覚えたの……?」


「え?この前、先代贄様に頼んでいた儀式に役立つ資料の中に載っていたの。」


あっけらかんと答えるあかりに俺は戦慄した。


「まさかの先代贄推奨知識だった?

っていうか、実の父にアダルト関連の資料集めさせるとか、君は天使なのかい?小悪魔なのかい?」


「え?私、何かいけない事しちゃった??ま、真人が嫌なら無理にとは…。ショボーン↓」


先代贄の気持ちを思いいたたまれないような気持ちになった俺は、思わず責めるような言い方をしてしまい、あかりが肩を落として涙目になってしまったので、俺は慌てて訂正した。


「いやいや、全っ然あかりは悪い事してないし、俺も決して嫌なわけじゃない。ちょっとびっくりしただけだよぉ?うん。面白そうだしやってみよっか?野球拳!」


「ほんとう?よかったわ。早速やってみましょう?」


俺の言葉に、あかりはたちまち元気を取り戻し、嬉しそうな笑顔を見せてくれた。


うん。その笑顔大好き。


下半身は相変わらず辛い事になってるし、「君、神様だからじゃんけんゲーム必勝じゃね?」とも思ったけれど、その笑顔を守る為だけに……。


いや、ちょっと嘘。あかりが野球拳をやる姿を見たいという動機もかなりあって、生き神様と野球拳をする事になったのだった…。




*あとがき*


読んで頂きまして、フォローや、応援、評価下さって本当にありがとうございます

m(_ _)m


次回のお話ですが、歌については「野球拳お◯り」が商標登録されている為、紅糸島に伝わる童謡で野球拳っぽいのをやる形になります。


今後ともどうかよろしくお願いします。







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