泥酔
(※まだ二人の仲が安定する前の話です(*^^*)
『The Troubles in Midwinter』の話の中で、岡崎が2年間の予定で海外赴任に行ってしまった間の吉野の会社の飲み会)
吉野「(激しく泥酔)平井部長ぉ〜〜……聞いてくれます?
俺、すっげえ好きな幼馴染がいるんすよー……そいつのこと、ずっと苗字で呼んでたんですけど、一回でいいから名前呼びたいって思ってて……」
平井「なんだ、幼馴染なんだろ?なら別に呼んだらいいじゃないか」
吉野「(頭を抱えて悶える)ぐあぁーーっそんなっ……簡単に言わないでくださいよ部長っっ!あいつの名前呼び捨てですよ!?照れすぎてマジ無理なヤツじゃないすか!!!」
平井「……そうなのか??」
吉野「(ふらつきつつ自分のグラスに日本酒をどぼどぼ手酌)結局、一度も呼べないまま、あいつ海外赴任行っちゃって……もう会えないんじゃないかと思うと、なんで今まで勇気出せなかったのかって……
どうして俺、こんなバカなんすかね……(グスッ)」
平井「……っていうか、幼馴染がしばらく海外赴任行っただけだろ?」
吉野「(傷ついた瞳で平井を見る)……部長、ひどい……あんまりです……
この状況をそんな簡単な言葉で片づけるなんて……鬼かよっっ!!?
えーわかってますよ、どうせ俺は部長と違って最っ低のアホですよっっ(うううっと泣き崩れる)
…………晶あぁぁぁーーーーー!!!!!」
平井「……(気の毒そうに吉野の肩をポンポン叩く)……吉野くん。きっと君疲れてるんだ。有休あるだけ使っていいからちょっと会社休みなさい」
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