二度目の花見

吉野『去年は、何だかんだでグダグダになっちまったけど……今年は、桜が咲いたらちゃんとあいつ誘って、一緒にちゃんと花見をしたいと……そんなことを思うんだが……

だがっ!!

俺まだあいつを一度もちゃんと、でっデートっぽいものに誘ったことなかったんだよそういえば……っ!

いや多分、拒否られたりはしない…だろうとは思うんだが……

万一あっさり断られたりしたら……あいつの無表情は氷より冷たいから……胸に刺さればどれほど痛いか…っっ!

あー、今初めてリナの有り難さを思い知った……リナっ頼む!!何とかしてくれえぇっっ!!」

リナ「あのー順。後半から心の声丸聞こえなんだけど。

ってかデート自分で誘わなくてどーすんのよ!?」

吉野「だっだだって……アイツだぞ!?モジモジしながら可愛く『うん♡』とか答えると思うか!?」


リナ「……『あーーー、岡崎さんには完全に弱いんだわこの男は……うふふっこんなに悩んでちょっといい気味っ♪岡崎さんの淡白っぷりも今後まだまだじれったいだろうし……順の悩み顔たっぷり楽しめるわコレ♪♪』」

吉野「リナせんせー…何かいいアドバイスを〜……」

リナ「甘えないでよね元プレイボーイくん♡」


吉野「……微笑みがどこか冷酷なのは気のせいか……?」






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