チラチラ

(近くのスポーツ施設のテニスコートを借りた3人)

吉野「リナ、上手いな」

リナ「でしょ〜?私、大学のテニスサークルにいたのっ♪」

吉野「……で、岡崎も上手いな」

岡崎「大学で遊び半分でちょこちょこやったから」

リナ「順、スコアつけられる?私と岡崎さんで、ちょっと本気でやってみたいなー♡」

岡崎「吉野、やれるか?」

吉野「まあ適当に」

リナ「じゃ早速やろうよー岡崎さんっ♪」

岡崎「リナさんには勝てなそうですねー。じゃ、最初リナさんからサーブお願いします」

リナ「いくよー!」

(リナの鋭いサーブを岡崎が俊敏に追い、ビシッと打ち返す)

吉野「…………

『え??おいおいおい……岡崎、超キレキレじゃんか……やばいちょっとこの爽やか具合、普段とのギャップがすごすぎて刺激が強い……っっ!』」

リナ「あー、追いつかないっ!

ちょっと順、今岡崎さんに点入ったわよ!」

吉野「あ!?あー悪い!」

リナ「今度こそっ。えいっっ」

岡崎「うりゃっ!」

(身体を捻った拍子にポロシャツの裾が激しく動く)

吉野「…………

『……待って。今お腹見えたよね……?めっちゃキレイなお腹がチラ見えたよね……!!?

あああああ最高……♡♡!!』」

リナ「あ、今のアウトー!ねえ順ってば!今度は私にポイント!」

吉野「あっあーすまんっ!!」

岡崎「俺のサービスの番ですね。とりゃっ!(美しいジャンプサーブ)」

吉野「…………

『あーすげえキレイな動きだー……そしてキレイなへそとすげえいい腰がバッチリ……っっ!!

ああもうヤバいちょっとどうしよ……っっ』」


岡崎「……(呆れ顔でため息)おい吉野。スコアくらい真面目につけられないのか」

吉野「(ビクッと我に返り動揺)おわっっ!!?はっはいすみませんっっ!!」

リナ「順もずっとそこじゃつまらないわよねー?交代しましょ♪」

吉野「いや俺はここでいい……というかここにいさせてくれ……」

岡崎「はあ?じゃ点数くらいしっかりつけろ」

吉野「んーそれはちょっと無理かも……」


リナ「…………

『岡崎さんのお腹めっちゃガン見……そして私のスコートにはもはや一切興味関心がないコイツ……』」







※『Strawberry&Cigarette —The Season of Fresh Green—』を公開いたしました♡

爽やかな若葉の季節も相変わらずじれじれジタバタ大騒ぎの二人です^^;(笑)

よろしければどうぞ覗いてやってくださいませ(*^^*)


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