（吉野発、岡崎とリナ宛メッセージ）『実家から野菜食えってやたら送られてきたから、無駄にしたくなくてついカレーを作りすぎた。明日ちょうど金曜だし、食いに来られるか？』

岡崎『お前料理とかまともにできるのか』

吉野『なめるな。前に焼いたマカロンの出来栄えを忘れたか？』

岡崎『…そうだった。忘れてた』

吉野『てめえ』

リナ『行く行く〜〜！お土産にシャンパン持ってくね♡』

岡崎『なら俺もビールか何か持ってくか』

吉野『ついでになにかツマミでもあればベターだな』

（金曜の夜、吉野の部屋）

岡崎「少し遅くなって悪かったな…って、リナさんまだか？」

吉野「ああ。まあアバウトなあいつのことだからそのうち…

ん、リナからメッセージだ」

リナ『ごめーん、なんだかさっきからお腹痛くて…今日お邪魔しても多分全然食べられないし、私今日ムリだわ〜。ごめんねっっ♪二人で楽しくね♡』

吉野「……」

岡崎「…リナさん何だって？」

吉野「…………

『……これ……めちゃくちゃ気まずいかすっげえいい雰囲気か、絶対どっちかになるヤツじゃん……』」

✳︎ちょこっと新作のお知らせです♪

現代ドラマ風ほんのりBLな少年二人の思春期を切り取った短編『漫画と消しゴム』を公開いたしました♡

親友だったはずの涼太と駿。心も体も大きく変化する、そんな時代の未成熟な二人の心の成長や揺れ動きを描いてみました。お気が向きましたら、ちらっと覗いてみてくださいませ(*^^*)

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