(リナ、バレンタインの週明けに心配のあまり吉野にTEL)

リナ「ねえ順、バレンタインの日ほんとごめんね……私が変な夢見たせいで、なんか二人険悪になっちゃったじゃない？もうずうっと心配で……」

吉野『あー……まあそれは、大丈夫だったから』

リナ「え、なんか歯切れ悪い言い方じゃない……！？なんかあったんでしょやっぱり！？」

吉野『じゃなくって……

　あの後、カクテルバー行ってから、あいつにチョコ渡しつつ一応謝ったんだよ。お前の夢の中で俺がやったようなこと、実際にするはずないから……って。

　まあ、お前が勝手に見た夢のことなのになんで謝んなきゃなんねえの？とは思ったんだけどさ。俺はそういう男じゃないつもりだって。

　そしたら、あいつすげえ嬉しそうな顔してた。

　……で、なんだかんだであいつからもらったチョコも超美味かったし、あいつ本人からもがっつり美味しいご褒美もらったし……つまりまあお前の悪夢のおかげでむしろいいバレンタインになった、というか…………

　ぐふふふふふっっ♡♡（限りなくデレデレニマニマ声）』

リナ「…………

『……っていうか、私片桐くんにチョコ渡し忘れたじゃん！！？？』」

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。（ログインが必要です）

新規登録で充実の読書を

マイページ: 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる; 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める; フォローしたユーザーの活動を追える
通知: 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴: 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい