(高校の頃によく遊びに来た海)

吉野「この海、久しぶりだな」

岡崎「ああ。

こうやって真正面から潮風浴びるって、ここでお前とやって以来してない気がする」

吉野「……俺も、お前と来たの以外あんま覚えてねーや」

岡崎「(クスクス)嘘つけ。海なんて、いろんな女の子と何度も来すぎて覚えてないんだろ?」

吉野「(ムスっと)るせー。嘘じゃねーし。

でも……改めて、こうして静かに海に向き合うの、いいな」

岡崎「忘れてたいろんなことをいくつも思い出したり……いらないものを波に攫ってもらったり、な」


吉野「ああ、そうだな……」

『……でも。

多分、こうしていてもいつまでも手の届かない気がする、涼しげなお前がどうしようもなく好きなんだ……なんてクソみたいなセンチメンタルに浸ったりしているということは口が裂けても言わねーからな……!』


岡崎「……お前、いつになく静かだな」

吉野「ん?大事なこと考えてんだからほっとけよ」


岡崎「……(クスッ)それは悪かった」

『でも……こんなくだらない会話しながら、何一つ構えずこうして一緒に海を見ていられるのは、世界中でこいつだけで。

理由も何も必要なく、俺にはこの時間が大切だなんていう思いが溢れてどうしようもないこの事実は、誰にも秘密だ……』



吉野岡崎(はっと赤面)『……ってか、まさかこういうのをガチデートっていうのか……!!??』







✳︎『Strawberry&Cigarette』本編、続きを書くぞ!!と目下準備中でございます。リナの恋(?)の気配もあり、そろそろその先を進めてやりたいと思いつつ…少々時間がかかっておりますが^^;(笑)

完成時期はまだはっきり見えておりませんが、妄想は着々と進んでおりますので、どうぞ見放さず今しばらくお待ちいただけましたら嬉しいです(*^^*)♡


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