（土曜の朝8時）

吉野「（寝ぼけ眼（まなこ）で枕元のスマホを眺め、ガバリと飛び起きる）……岡崎、今日って15日だっけ！？」

岡崎「（隣で眠っていた目を開け）……ん？（自分のスマホを確認し）ああ、15日だが？」

吉野「うおあああーーー！！今日イレギュラーな打ち合わせ入ってたんだったっっ！やべー時間ギリギリじゃんっ！！（凄まじい勢いで身支度を整えビジネスバッグを引っ掴む）岡崎すまん、俺行くから。部屋出る時に鍵閉めてポスト入れ

といてくれればいいから！行ってきます！！」

岡崎「（まだ眠い目でぼーっと見送る）……ああ、お疲れ……」

（吉野がバタンとドアを出る。岡崎、のろのろと起き上がり服を着る）

岡崎「んー、鍵ポストに入れとけばいいのか……」

（と言いつつ吉野のエプロンをかけて後ろでリボン結び。散らかった部屋を片付け、シーツ等を洗濯機に入れ、布団を干して部屋を掃除機がけ。洗濯物を干し、コーヒーを入れてソファに座るとスマホで料理メニュー検索）

岡崎「そういやあいつ、この前肉じゃが食べたいって言ってたな……ちょうど旬だし、ウドの酢味噌和えと日本酒とかもたまにはいいよな、作り方そんな難しくなさそうだし……スーパー行って食材仕入れついでに酒屋で旨い酒でも見てくるか……」

（と呟きかけてハッと顔を上げぐわっと赤面）

岡崎「……って、誰だよこのできた妻っぷり！！！？？？」

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